趣味の写真帳

過去に撮影した蒸気機関車から最近撮影した電気機関車まで、鉄道写真が中心ですが時々鉄道以外の話題も...

ブルックナーの5番

2022-09-11 07:00:00 | 音楽雑記
 久しぶりの音楽雑記です。

 FBの宣伝で見つけて早速購入したこのCD、久しぶりにスコアを見ながらじっくりと聴いてみました。
 ティーレマンは好きな指揮者の一人で、5番のCDはミュンフェンフィルを指揮した盤を持っていましたが、今回はウイーンフィルと言うことで、大いに期待して聴きました。


 結果、期待に違わず最近聴いた演奏では一番でした。

 好印象ポイントは、
 ・ゆったりとしたテンポで雄大、各楽器が細部まで良く聞こえる。
  第一楽章:22:47
  第二楽章:19:00
  第三楽章:14:51
  第四楽章:25:20
  計81分59秒間、ブルックナーの音楽にどっぷりと浸かって居られます。(笑)
 ・ゲネラルパウゼ(大休止)もしっかりととっている。
 ・オーケストラが対抗配置(左に第一ヴァイオリン、右に第二ヴァイオリン)
  第四楽章のフーガ主題を聴いていて良く分かる。ただし、楽友協会での演奏なので、コントラバスは正面奥のよう。
 ・Nowak版楽譜通りの演奏。
 ・第四楽章のコラールのテンポも自分好み。
 ・第四楽章展開部、コラール主題とフーガ主題が複雑に絡み合って混沌となり、やがて第一主題が再現され、第二主題再現への繋ぎとなる低弦も良く聞こえる。
 ・欲を言えば、第四楽章の第二主題は提示部(第二ヴァイオリン)も再現部(第一ヴァイオリン)も、もう少し滑らかさが欲しかった。特に再現部はもう少し軽快でも良かったかな。

 以上、個人の感想ですが、9月9日の読売新聞夕刊、CDのレビューでも好評でした。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ティレーマン (tamura)
2022-09-11 08:29:07
ここ10年来音楽はBGM的に聞く程度になってしまい、ティレーマンって誰?状態でした。(笑)
今をときめく気鋭の指揮者なんですね。

ブルックナーのシンフォニーは私も好きですが、5番というのは渋いというか、玄人好みですね。
個人的には7番が好きで、中でもジュリーニ・ウィーンフィル盤の開始の部分は目をつぶって聞くと得も言われぬ気持ちになれます。
Re:ティレーマン (佐倉)
2022-09-11 17:38:13
tamuraさま

 ここ20年くらいで頭角を現してきた生粋のドイツ人指揮者ですね。ベートーベンやブルックナーは得意とするところです。
 ブルックナーは3,4,5,7,8,9と全部好きですが、特に5番です。(笑)

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