A.N.A.L. Co., Ltd. Executive Office of the President

“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

新たなる時代へ、ベネディクト16世教皇聖下。

2005-04-25 13:06:00 | Essay
過ぐる4月19日午後6時(日本時間20日午前1時)、新たなローマ教皇として、ヨゼフ・ラッツィンガー枢機卿がコンクラーヴェにて選出されました。
( 画像は、Catholic Bishops' Conference of Japanより転載 )

ドイツ人が教皇に選出されるのは、実に950年ぶりの事だとか。
先のヨハネ・パウロ二世教皇がポーランド人、そして今回ドイツ人。イタリア以外の教皇が続きます。それはとても多様性に富んでいて、よろしいんじゃないかと思います。
私、まさかラッツィンガー枢機卿が選出されるとは思ってませんでした。というのも、Newzweek誌に「枢機卿の選出はまだわからない」というような主旨の記事を読んでいたからです。
しかし、18日にコンクラーヴェが始まり、翌19日には枢機卿団の総意が決まるとは・・・なかなかスピーディでした。
向後、枢機卿は、ベネディクト16世と呼ばれることになります。

教皇庁教理省長官を務めたベネディクト16世教皇聖下、保守的だとの見方が強く、教会内部のリベラル派からはあまり好意的に受け取られていないとか。
良かれ悪しかれ、これから聖下は先の教皇ヨハネ・パウロ二世聖下と比較されていくのでしょう。どのような回勅を世界に向けて出すのか、聖下のいう「若々しい教会」をどう受け継いでいくのか、非常に関心があります。

人は、前を向いて歩き続けなければならない。
でも、たまには後ろも振り返らなければならない。
これからの教会が、どう動いていくのか、見守っていきたいと思います。
頑張ってください、聖下☆
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« file.no-19 『 ICO 霧の城 』 | TOP | file.no-20 『 おばあさんの... »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | Essay