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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

学生稼業も楽じゃない?

2005-04-02 17:58:54 | Essay
八日、九日と実施された高校入試が終了しましたね。
試験開始時刻が一部の高校で早まったりしたり、少々のミスがあったそうですが、大過なく事が終わって何よりです。

今年は過去最低の倍率だったそうで、各校で定員割れの学科が続出だったとのこと。
それでも、定員以上に希望者がいた学科では、不合格者が出るということなのでしょう…。
私も昨年はとある教育機関で勤務していたので、ある程度は事情が分かりますが…。
昨年は推薦入試時期が降雪の天候とかぶって、対応や調整に心騒がせられたのを覚えています。

試験結果、どう出るのでしょう?
いえ、合格者数がどうの、ということではなく…得点数の分布がどう出るのか?ということです。
昨今、中学生の学力低下が問題視されています。学力が如実に反映されるのがこの入試なのだ、と言っても過言ではないと思います。
中学校三年間で日々培ってきた『学力』、その結実が豊かなものなら、入試如きは怖るるに足らず!
…とまぁ、これは私の持論ですが(笑)
「学力はテストだけでははかれない!」などという意見も耳にしますが…。
私に言わせれば、「おだまり、ぼうや!」です。
学力問題を叫ぶ人間ほど、日々のこつこつ続けるべき勉強を怠けているものです。
先生が教えてくれる覚えるべきことは覚える。
「生きる力」なんてものは、学生さんが友人達との付き合いや家庭での家族とのふれあいの中で、勝手に覚えていけるものです。
戦前・戦中では自明の理でしたが、戦後六十年を経て、今頃になって議題に上るというのもまた不思議なものです。

大人の都合で左右される学生さんたちも大変ですねぇ…(苦)と思う今日この頃です。

(2005-03-11 17:48:44 に投稿されたものを再録)
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