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ファーマー・スタジオ「革&ものづくり工房」の日々

人の暮らしに寄り添うものづくりを。
小さな工房で革を中心に体験教室や様々なものづくりをしています。

ファーマーの作品

2014-12-25 20:47:01 | 日記
以前オーダーでお受けしていたカバンが出来上がりました。



ずいぶん前に注文いただいていたのですが

とても長らくお待たせしました。

オーダーの内容はカメラ用リュックサックということでしたので

カメラが入るサイズで、しかもカメラが傷つかないように、内張り材に全てクッションを入れました。

表側のかぶせのフラップにはパスケースなどを入れることが出来るファスナーポケットが付いています。



もう一つ付属品としてカバンの中にすっぽり収まるミニバッグが入っています。



ミニバッグ単独でも使えるように、こちらにもショルダー用のストラップを付けることが出来ます。

カメラでの撮影では屋外で行動することが多いので、

背中に背負えて、簡単に中身が取り出せることが大事です。

さて気入ってもらえたでしょうか?

※普段は特注オーダーは受けておりませんので予めご了承下さい。

忘年会と仲間たち

2014-12-19 21:49:33 | 日記
昨日は革仲間による忘年会でした。



8年前、皆で集まって作品展をしたメンバー。

作品展が終わって、皆また散り散りになってしまうのはもったいないからと

「職人同士でごはんを食べる会(ファーマーズ・ダイニング)」を毎月、それから3年間幹事で続けて、

でも私が奈良に引っ越すことが決まって、これでまた集まる機会が無くなるか?と思っていたら、

他のメンバーの中から「また集まろうよ」と声が上がり、

ほぼ毎月のように集まって飲み会をするようになりました。

あれから8年経って、あの頃はまだ「職人」になっていなかったメンバーは職人の世界に踏み出し、

もうすでに第一線で活躍していたメンバーは指導的な立場になり、

気がつけばそれぞれが、きちんとそれぞれの道を歩み出していました。

そしてこの日また嬉しい出来事が…。

メンバーの息子さんが「お父さんの後を継ぎたい」と言って忘年会に参加してくれたのでした。

そんなに楽な世界ではないからおとうさんの心境は複雑でしょうけど

こうして革の業界の仲間たちにそれを報告して息子さんを紹介出来ることはこの上ない喜びだっただろうと思います。

お父さんの元で修業するか外に丁稚奉公に出るか、はたまた全く別の方法をとるかは分かりませんが

いつか息子さんがお父さんを追い越す日が来れば、それは最高の親孝行になるのでしょう。

ずいぶん長い間お互いの人生を見て来た仲間だから、

言葉にしなくても分かり合える部分もあり、表に出さなくてもお互いを刺激し合える大切な存在になりつつあります。

「良いお年を、また来年!」と言いながら

そんなに開けずまた会うのだろうな。

「じゃ、また来年!」

あやしい面々

2014-11-05 12:08:22 | 日記
梅田のディープな繁華街の一角に、あやしい面々が集結しています。



年齢層もバラバラ。学生から白髪のおじさんまで。

服装も革ジャンもいれば、スーツ姿も。

サーファー?ホスト?バイカー?男性も女性も。



実はこれは「革で仕事をしている人たち」の集まり。

まあ、これから食べて行こうって人も交じっています。

「ジャパン・レザー・アワード」という国内最大級の皮革関係のコンテストが

昨日まで梅田の阪急百貨店内で開催されていました。

そこでまず一度目の公式な懇親会があって、そのまま「非公式」な懇親会へと流れて来た人たちです。

で、私も「非公式」な方から参加。

それにしてもあやしい。

革関係の人たちって個性強すぎますね。

私なんてかわいいもんでしょ。でも年齢は上から二番目。

これからこの人たちが革の業界を背負って行くわけです。

でも何だか面白いことが起こりそうでしょ?

ある意味とてもワクワクな一夜でした。

10ヶ月ぶりの再会

2014-11-03 22:59:35 | 日記
今日はお客様の多い日でした。

閉店間際に来られたこのお二人。



向かって左側の方は、実は私の兄弟弟子。

つまり以前お世話になった師匠「大阪レザーアート」の大塚先生の現役生徒さんです。

手に持っている鞄は彼女の作品ではなくて、私が大塚先生の教室に通っていた時の処女作。

それまで革など触ったことのなかった頃のはじめての作品です。

もちろん彼女も鞄を作っておられます。

昨年の暮れに師匠の忘年会でお会いして10ヶ月、奈良に来られたついでにお立ち寄り下さいました。

お隣の友人の方も革の作品を作っておられるそう。

また今年の師匠の忘年会でお会いしましょうね。

モカシンパンプスのワークショップが終了しました。

2014-11-02 19:05:28 | 日記
今日はシューネクストより福井先生に来ていただきモカシンのパンプスを作るワークショップでした。

裁断してある革から靴を縫い上げてゆきます。



革の種類の話とか加工の方法などを説明しながら



それぞれの足の大きさや形に合わせて作るので

自分の足にピッタリな靴が出来上がってゆきます。

途中おやつとお茶タイムをはさんで

最後に靴底を張り合わせて完成です。



みなさん自分だけの靴が完成しました。



お疲れさま~。



BOOKBAG

2014-10-08 23:14:50 | 日記
毎年、秋になると「奈良きもの日和」という団体が主催するイベントが開催されて、

締めくくりに「懇親会」が開催されます。

このイベントにはテーマがあって、毎年テーマが変わります。

昨年は「秋の味覚」。

そのテーマに合わせたコーディネートで着物を着るというお約束がありまして、

昨年は「なすび」の形の鞄を作って参戦しました。

で、今年のテーマはというと「読書の秋」。

というわけで作りました。

本の形をした鞄「BOOK BAG」。




この鞄、ほとんど縫っておりません。全く縫わないでも作れるのですが、

何カ所かミシンでダーっと。けっこう歪んでおります。ちょいと下地が厚すぎたか。

しかもあわてて表紙と中身の右左を付け間違えた…。

鞄のふちは実は木製です。

昔のアタッシュケースに近い構造。




大きさは百科事典ほど。

でも見た目よりもはるかに軽く仕上がりました。

本と着物。書生さんみたいかな?

大阪教室と奈良教室

2014-10-05 22:36:55 | 日記
ファーマー・スタジオには「大阪教室」と「奈良教室」があります。

大阪教室は現在は木曜日の昼から夜8時までとなっています。

奈良教室は土曜、日曜、月曜、火曜の10時~午後3時。

それぞれに外縫い課題と内縫い課題がありますが、大阪教室と奈良教室でデザインを少し変えています。

一つ目の写真は大阪教室の内縫いの課題「トートバッグ」の各パーツが縫い上がったところ。



大阪教室、奈良教室ともにミシンの教室も開講しています。

ただし、大阪教室はポストミシン、奈良教室はアームミシンでの製作となります。



どちらの教室でも「手縫い」の技術を誰もが出来るように教えています。



現在両教室をあわせて20名以上の生徒が受講中。

興味のある方はこちらをご覧下さい。

http://blog.goo.ne.jp/odessykatefahmoh/c/0e389746215d076a4c219553a9509e3a

「本日は革日和」大阪のミナミで革イベント

2014-10-04 22:35:14 | 日記
毎年春と秋に友人が企画して開催されているイベント「本日は革日和」。

大阪の大国町、なんばを中心に

革業界の革の販売店、靴のNPO団体、革関係の小売店などが一緒になって

革のセール、靴の木型のリユース、革関連のセミナーなどのイベントを同時開催しています。





10月3日、4日の二日間それぞれの場所で盛り沢山の催しでした。

これからさらに参加してもらえるお店や会社が増えればと思います。

革を取り巻く環境も年々変化をして、

革関連の仕事の状況は厳しくなっていますが

若手が頑張ってもり立てて行けばまだまだ好機は巡ってくると思います。

ぜひぜひこのイベントを大きくしていってほしいと思います。

1階のカフェのこと

2014-09-22 22:19:36 | 日記
ファーマー・スタジオの一階はカフェになっています。

というか、カフェの二階にファーマー・スタジオがあるというべきか…。

カフェの名前は「ちてはこカフェ」と言いますが、名前の由来は

ファーマー・スタジオの元の意味「Father's hand & Mother's heart.」を日本語に直して「父の手と母の心」の

「ち・て・は・こ」の頭文字をとって名付けました。

もともと「ファーマー・スタジオ」の方が早く開設していたので

同じ意味のカフェを併設した経緯からこのような名前になっています。

カフェの方でも様々なイベントを開催したり「暮らし」に密着したいろんな活動をしています。

詳しくはカフェのブログをご覧下さい。

http://blog.goo.ne.jp/chitehako

今月発売の「SAVVY」という雑誌にちてはこカフェが掲載されています。

(少し前に発売された「Leaf」という雑誌にも掲載されています)




ファーマー・スタジオの体験教室にはカフェのお茶菓子付きの特典があります。

また入会されている生徒さんたちもとっても格安にお茶が出来る得点も合って、

そのあたりもファーマー・スタジオの魅力の一つになっています。

(残念ながら大阪教室ではこの特典はありません)

またおいしいごはんも提供しているので、ぜひカフェの方にもご来店下さいね。

では、また。

2014-09-12 23:49:48 | 日記
たまにはこんな日記も。

この寒空で屋上ビアガーデンです。



こんなに寒いけど出席者は仕事の時間に都合をつけてやってきます。

なぜなら、この時間はみんなにとってとても大切なひととき。

昔いろんな立場で革や鞄のことを学ぶために集まったメンバー。

合同作品展をしたり、作品を批評し合ったり、

アマチュアもプロもベテランも若手も、そしてちょっと老けた新人も

皆で集まってご飯でも食べてほろ酔いになって、それとなく情報交換して、愚痴を言って、うんちくをたれて、

そんなことを続けているうち、いつの間にか8年が経ちました。

そしてあの時のメンバーは今も革と格闘して、そこに新しいメンバーが加わって、

今もまだほろ酔いになって、愚痴を言って、うんちくをたれています。

でも皆が同じ土俵で、でも違う生き方をして、でもどこかで繋がって

それでもこれからも語り合うのでしょう。

ではまた元気でな。次はいつにしましょうか?

作ってみた。

2014-09-09 21:34:03 | 日記
たまにはこんなものも作ってみる。



今日は革教室の合間にがま口を作ってみた。

先日道具類を買い揃えたので、まずは試作。

意外と繊細に作らないと上手に出来上がらない。

革の種類、堅さ、厚みを考えながら作らないと仕上りが良くない。

付属の型紙そのままでは革では難しそうだったので、少し手を加えて修正。

向かって左はやや厚めの革で少し固め。手縫いで作ってみた。

向かって右側のがま口はやや薄めの革で少し柔らかめ。ミシンで縫ってみた。

膨らみ方も違ってる。

次は少し大きめのがま口を使ってみよう。

注文品サンプル

2014-08-15 21:25:54 | 日記
今年に入ってから少しだけですがオーダーを受けています。

自分のペースで出来る程度の量のみ、少しづつ作っています。

このカバンは1/2サイズで作ったサンプル。



オーダーの場合はお客様とのすれ違いが一番怖いので

出来ればこのように縮小サイズでサンプルを作ることがあります。

本番のカバンは背中に背負うことができるランドセルタイプのカメラケース。

カバンの中に着脱可能な仕切りが付いていて

カメラ本体やレンズを区分けして入れることが出来ます。



革は少なめで布地を多く使うことで軽量化していますし、

チェック柄やストライプなどかわいい布柄を取り入れています。

あす、お客様に見ていただきます。気に入っていただけると嬉しいです。

傘の柄

2014-08-07 22:51:37 | 日記
たまにはこんな仕事も。

普段は受けないのだけど、知人に頼まれて傘の柄を修理しました。

修理と言っても、傘の柄の部分に貼ってあった合皮をはがして

本革に張り替えただけ。



ミシンでは縫えないので手縫いで仕上げました。

こうしてみると結構高級感が出たかも。

またしばらくは大事に使ってあげて下さいね。

サンダル手作り教室終了しました。

2014-07-13 16:49:09 | 日記
サンダルの手作り教室「革のサンダルをつくろう」が無事終了しました。

大阪のシューネクストから福井先生に来ていただき、


サンダルの作り方の基本の話などをお聞きしながら

一つ一つ丁寧に手作りしてゆきます。


約4時間で参加者全員のサンダルが完成。


革のサンダル、今年の夏に活躍しそうです。

さて、次は11月のモカシン靴の体験教室。みなさんこぞってご参加下さいね。