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ファーマー・スタジオ「革&ものづくり工房」の日々

人の暮らしに寄り添うものづくりを。
小さな工房で革を中心に体験教室や様々なものづくりをしています。

教室風景

2016-06-29 10:09:22 | 日記
最近、生徒さんの人数が増えて賑やかになってきました。
まだ月曜と火曜は少ないのですが、この日は遠くから来られている生徒さんが二人。

一人は長く通われていてミシンで作るリュックのデザインを考案中。
もう一人はまだ入ってから短くて
手縫いのトートバッグを製作中。



トートバッグはかなり形になってきました。
あとは裏地を貼って縫い上げるだけ。

もう少しで完成です。


これができれば次は内縫いです。
二つの課題が完成したらいよいよ自由制作ですね。

革縫い教室に興味のある方はこちらをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/odessykatefahmoh/c/0e389746215d076a4c219553a9509e3a

教室風景

2016-06-20 11:27:06 | 日記
今年は新規入会の方が多い年です。
なので、最初の課題を製作している方がたくさんおられます。



この方は現在革の裁断中。
革包丁という特殊な刃物で革を裁断しています。
新品の包丁でも使い方が悪いとすぐに切れなくなってしまします。
もちろん包丁の研ぎ方もお教えします。
このあと糊付けですが、やはりここでも熟練者と初心者の差は歴然と出ます。



この方は二つ目の課題を製作中。
内縫いのカバンで上部で布製の内袋を吊り下げるので、
内袋の製作中です。
外袋と内袋を縫い込んだら完成ですね。
もう少しです。

自分だけのオリジナルなカバンが作れるようになると楽しいですね。
革縫いに興味のあるかたはこちらをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/odessykatefahmoh/c/0e389746215d076a4c219553a9509e3a

教室風景2

2016-04-11 12:53:20 | 日記
革縫いを習いに来る人の目的も年齢も性別もいろいろ。

昨日も革縫い教室でした。





ずっと趣味で楽しみたい人。フリーマーケットやネットで販売したい人。

そしていずれは独り立ちをしてお店を始めたい人。

もうすでにお店で販売しているけど、さらにスキルアップしたい人。

うちの教室は革縫い、特にカバンを中心に「自分で作れるようになること」を目的にしているので

サロン風の教室ではなく、真面目に取り組んでいくちょっとばかり厳しさもある教室です。

革縫いって「なんとなく」では出来ない一面があります。

決まりごとに沿って技術を上げないとなかなか作ることはできません。

でも出来上がった時の充実感や達成感は他のクラフトにはないものがあります。

もしも興味があればこちらをごらんください。

http://blog.goo.ne.jp/odessykatefahmoh/c/0e389746215d076a4c219553a9509e3a

教室風景

2016-04-10 08:50:06 | 日記
ファーマー・スタジオでは最近入会者が増えてきて賑やかになってきました。

通い始めたばかりの方から、もう6年通ってられる方まで

現在は総勢24名の方が革縫いをされています。

入会されてすぐは「外縫い」のカバンを製作します。

型紙に縫い穴を開けて穴数を揃える手の込んだ製作方法で指導していて、

この「穴数を揃える」のをマスターするのに半年ほどかかります。

この方は入会したばかりで、型紙が終わって革に穴位置を写しているところです。


昨日の教室に来られた経験3年ほどのお二人は

もう「外縫い」「内縫い」の課題が終わって「自由課題」で好きなものを製作中。



奈良教室は10時~12時と13時~15時、土曜・日曜・月曜・火曜・木曜の予約制になっています。
大阪教室は第二・第四金曜日の17時~21時です。

興味のある方はこちらをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/odessykatefahmoh/c/0e389746215d076a4c219553a9509e3a

師匠の忘年会=同窓会

2015-12-13 00:15:16 | 日記
我が師匠「大塚俊治」先生の主宰する忘年会へ行ってきました。


大塚先生の「大阪レザーアート(OLA)」に通っていたのが8年前。

あれから同級生は皆それぞれプロの道へと踏み出し、

もう皆んな革業界の中堅に育ちました。

この忘年会はそういう同窓生同士のお互いの成長を報告しあう大切な会でもあります。

ほとんど毎月のように顔を合わすメンバーもいるけれど、

この年の瀬の会は何か特別なものがあります。

ファーマーの作品-2

2015-12-08 21:13:42 | 日記
先日のハンドバッグの試作2号。




革の色と布の色は毎回変わりますのであしからず。

1つ目の試作よりは精度が上がっていますが

まだ型紙の方に改良の余地あり。

一つ目の試作はもう嫁入りしましたが、

この二つ目の試作もすでに買い手がついております。

さて、もう一度試作を作って、型紙が完成ですが、

その前に今度は帆布のカバンを作る予定。

ファーマーの作品

2015-11-22 12:39:00 | 日記


久しぶりに新作のカバンです。

布と革を使ったハンドバッグ。

中央の布は芯張りをして革と切り返しで縫いこんでいます。

大きさは長財布がギリギリ入るくらい。

上部はファスナーで、開口部が広くなるように工夫しています。

試作であちこちに反省点や修正点が…。

さっそくデザインを修正して二つ目に取り掛かります。

ひとりごと。

2015-10-28 15:33:57 | 日記


革の教室をはじめて8年経った。

最初の出だしから思うと良くここまで来たな、と思う。

革のことなど何も知らない人間が革鞄に向き合い、いろんな人と出会い少しずつ歩んできた。

たった1年で無謀に教室をはじめて、

一回りも年の違う同期の素晴らしい仲間たちに支えられながら、

もちろん何度も挫折しそうになったこともあるし、

向いていないのかな?もうやめようと思ったこともある。

毎年、毎年、少しずつ改善して、

最近ようやく安定してきた気がする。

生徒にとって決して良い先生とは言えないけれど

「ファーマー・スタジオ」という工房が一人歩きして

まだまだゆっくりと前へ進み続けていることが

今はうれしい。

年に一度の…。

2015-10-09 08:37:02 | 日記
10月になるとそわそわすることがあります。

年に一度、着物でお出かけをする日が近づいてくるからです(本当はもう少し着物を着たいと思っていますが)。

奈良きもの日和というボランティア団体さんの懇親会があるからです。

奈良きもの日和さんは「きものをもっと日常的に来てほしい」と着物の振興を行っている団体です。

縁があってこの日和(以後「日和さん」と呼ばせていただきます)さんの秋のイベントで

懇親会に参加させていただくようになりました。

実は30代の頃はけっこう着物を着ていたのですが、この懇親会をきっかけにまた着るようになりました。

実はこの秋のイベントでは着物のコーディネートに「テーマ」があります。

一昨年は「食欲の秋」。
昨年は「読書の秋」。

で、今年は「芸術の秋」です。

毎年テーマに合わせて鞄を作ります。

芸術の秋…なかなかの難題です。

そして出来上がったのがこちら。


パレットバッグです。
いつも大急ぎで作るのであちこち「?」な出来上がりですが、
この画像をネットにアップしてすぐに注文が入ってしまいました。

しかもイベントの前日に欲しいとのことでした。

でも鞄の製作は数をこなせばこなすほど精度が上がるのです。

そして出来上がった「パレットバッグ2号」がこちら。


一つ目より明らかに綺麗に仕上がっています。

型紙も少し修正、オーダーされた方が女性なので白を基調に、色も少しカラフルに。
さて気に入っていただけるでしょうか?

ミシンが来ました。

2015-04-15 10:22:29 | 日記
工房に新しいミシンが来ました。

JUKIのシュプール。



革専用のミシンではないのですが、布用のミシンとしては高性能。

プロの方が多く使われている職業用ミシンです。

工業用よりも小さくてポータブルで簡単に移動できます。

以前お世話になった「星ヶ丘洋裁学校」でも全てこの機種でした。

結構な厚物でも縫えます。

それに速度調節がしやすい。

まだ試し縫いしてませんが楽しみです。


アンティークのアタッシュケースのリフォーム工程

2015-02-10 00:29:16 | 日記
知人に頼まれてアンティークのアタッシュケースを部分リフォームしました。

中を開けてみると、収納部分の内張が劣化して剥がれてしまっています。



この部分を革に張り替えて欲しいとのこと。

少し厄介ですが頑張って張り替えてみることにしました。

内張を剥がすと案の定ベニヤ板が出てきました。



最近では樹脂板が使われていますが、昔のこの手のカバンは主に木材が使われています。

張っている接着剤も劣化しているようです。

まずは、周囲四隅の内張を慎重にサイズを調整しながら縫製します。

縫製が終われば張り込み作業。



最後に収納の底に底板を張り込み。



サイドの金具を新しいものに取り替えて完成です。



革の方が布に比べて厚みと弾力があるので張り込みは難しいですが

耐久性があるのでまた何年も使える状態になりました。

気に入ってもらえるでしょうか?

2015年革業界大新年会

2015-01-31 00:03:26 | 日記
今日は大阪で革関係の仕事をされている方たちの新年会がありました。

総勢30名以上。

革の販売店、メーカーの従業員、フリーの作家、材料店など、

様々な形で革業界に従事している方たちの大宴会です。

うちの教室出身者も2名参加していました。

色んな情報が飛び交い、こういう集まりは宝の山です。

1月も終わり、気持ちも新たに進んでいこう、

そんな熱気あふれる新年会でした。

バレンタイン向け三つ折り財布体験教室

2015-01-26 14:57:28 | 日記
1月31日(土)より体験教室に新しい課題が加わります。

「三つ折り財布」。

とてもコンパクトな財布です。

財布をポケットに入れる男性をイメージして作りましたが、もちろん女性が使っても大丈夫。

こんなに小さな(カードケース程度のサイズ)財布ですが、


カードが入るポケットが2ヶ所、コインケースが一カ所、それに札入れまで付いています。



色は写真のこげ茶以外にキャメルも可能です。

自分のために、またプレゼントに最適です。

<三つ折り財布>
サイズ(折り畳み時)/95mm×75mm×(厚み)30mm
カラー/こげ茶またはキャメル(お選びください)
体験料金/5,000円(消費税・お茶菓子代金込み)
所要時間/2~3時間(個人差があります)
お申し込み/5日前までに、お名前、連絡先(携帯など確実に連絡のとれるもの)、希望の日時(10時開始と13時開始のどちらか。定休日は水曜日・金曜日/木曜日は大阪教室のみ開催14:00~20:00)、人数、希望の革色をお書き添えの上、下記アドレスにメールにてお申し込みください。
申し込みアドレス fahmoh@lake.ocn.ne.jp
※開催日まで三日以内でのキャンセルはキャンセル料金2000円が派生しますのでお気をつけください。

アンティークアタッシュケースの修理

2015-01-21 17:17:56 | 日記
知人から頼まれてアタッシュケースの修理を始めました。

本当に良く使い古されたカバンです。

とても大切に使われていたようで、外部にはほとんど傷がありません。

でも開けて中を見ると内張りがほとんど剥がれてしまっています。




内張りを剥がしてみるとベースになっているのはベニヤ板のようです。



使っているノリがトルエン系のゴムノリなので劣化によって剥がれたと思われます。

問題はこのサイドの開閉用の金具。

リベットに似ていますが内側を菊割りという道具で叩いて付けるタイプ。
このタイプの金具はあまり使われていないので他の金具で代用するつもり。

さて、綺麗な革張りにしてお渡しするのにもう少し頑張ってみます。

あけましておめでとうございます。

2015-01-02 20:46:08 | 日記
2015年が明けました。

皆さん今年もよろしくお願いします。

思えば7年前に無謀にも奈良ではじめた「ファーマー・スタジオ」という工房と革縫い教室。

最初はつたない技術で、体験教室もキーホルダーとコインケースの二種類だけでした。

生徒数もわずか3名ほど。

少しづつ、少しづつ生徒数が増え、体験教室用の課題も増えてゆきました。

今は生徒数も20名近くになり、体験教室の課題は16種類を超えました。

年末から今年にかけていろんな出来事があって、少し精神的にも追いつめられましたが、

スタジオをはじめた頃から比べれば本当に恵まれた環境になったと思います。

今年はいろんな部分で変革が求められています。

力が及ぶ限り正しく前を見ながら進んでゆきたいと思います。

今後とも皆さんのご助力をよろしくお願いいたします。