goo blog サービス終了のお知らせ 

ファーマー・スタジオ「革&ものづくり工房」の日々

人の暮らしに寄り添うものづくりを。
小さな工房で革を中心に体験教室や様々なものづくりをしています。

あけましておめでとうございます。

2020-01-10 17:12:59 | 日記
新年の挨拶が遅くなりました。

みなさん、あけましておめでとうございます。

2019年10月をもちまして森ノ宮の大阪教室は閉講いたしました。

報告が遅れまして申し訳ありません。

引き続き不定期ですが大阪難波にある「フェニックス(https://l-phoenix.shop-pro.jp/)」3階のフリールームにて教室を開催しております。

詳しくはお問い合わせ下さい。(fahmoh@lake.ocn.ne.jp)

さて長らくブログを休止しておりました。

その間に俯瞰の視点で革業界や自分の今後について見つめ直しておりました。

(奈良教室は変わりなく営業しています)

革業界だけでなく全ての製造業において苦難の時代となりました、

ただし見方を変えればそう悪いことばかりでもないと感じています。

新しい年2020年(令和元年)を迎えて、次のステップへの模索をはじめています。

これまで行ってきたような革縫い教室は乱立の時代となりましたが

今後は過度競争となって幾つもの教室が閉鎖に追い込まれるものと思います。

アマチュアが商品(?)を作りアマチュアとプロのボーダーのないマーケットで販売競争をする時代となりました。

しかしそれも商品の供給過多によって値崩れを起こしつつあります。

誰でも出来る事の中で戦うという事は別の意味で言えば技術の喪失や職能の消失を意味します。

ものごとを深く理解した上で「ものづくり」を維持し、継続してゆくということは、

「人(ユーザー)が望むモノやサービスを提供するための考え方」そのものを提供する仕事を作ってゆくという事ではないかと考えています。

たとえば諸外国の製品が流入した場合やその逆、自分達の製品を諸外国で販売するときに

日本という国が培って育て、戦うための武器となるものは「考え方の構築力」つまりいわゆる「ソフト」にあたる部分。

デザイン、プランニング力、ブランド力などの力だと考えます。

今後はこれらを核としたビジネスモデルの構築を考えています。

それはITやプログラムなどのデジタルの話ではありません。

これから必要な職能は今言ったデジタルに関する能力かも知れませんが、

そのデジタルに至る以前の「考える力」が出発点となって様々な事業を起こしていく能力が問われる時代となるのだと理解しています。

日本はバブルの崩壊以後、これらの能力を急速に失っていきました。

私がデザインを志していた時代にはまだこれらが煌めくように溢れていました。

バブル時代に人は「驕り」、バブルの崩壊が「気力の喪失」を産んで人は「考え生み出す」力を失ってしまったのだと思います。

現在はまだどのようなビジネスモデルを生み出してゆくか模索中です。

小さな案件から手がけてゆきたいと思います。

「結果」を出せなければ仕事は育たない事をよく知っています。

これからコツコツなんて言うつもりはありません。

来年還暦を迎える人間にはコツコツなんてしている暇はないのです。

まずは踏み出す。

いつも言っている通りの事をはじめるだけです。

今日より明日。明日より明後日。

まずは踏み出す。

インテックス大阪/ロハスフェスタ南港1

2019-08-18 09:43:35 | 日記
遅ればせながら先日行われたロハスフェスタのご報告。

今回は教室OBの方2名と合同出展でOBの方は商品販売でしたが、

私はワークショップ(体験教室)での出展となりました。





体験教室では

●ミニポシェット
●ペンケース
●ブックカバー

の三点を用意。
どれもが約30分で完成するように考えてあります。

開始早々お子様連れのお客様たちがやってきました。

ポシェットは「かわいい」と好評。

「おじさんですけど女子力高いんです」とウケを狙っておいて
「実は子供でも作れるんですよ」
と振ると、やっぱり子供たちが作りたいと群がってきました。

で、出来上がるとやっぱり「かわいい」。





続いて「ブックカバー」を目当てのお母様方が。

どうも他のブースで売っているブックカバーが高すぎるらしい。





一日目はキャメルのポシェットが売り切れ、
続いてブックカバーも売り切れ。

二日目はブックカバーを少しだけ足して、残りペンケースのみとなりました。




こちらも好評で何とか売り上げを確保しました。

こういう大型のマーケット出展は2度目になりますが、

私のようにワークショップ出展の場合スペースを必要とするので
出展料がどうしても高くなります。

物販の場合でも出展料に見合うだけの売り上げを確保できるかどうか難しいですね。

ほとんどの出展者は知り合いに声をかけて集客しているようですが
言ってみれば「サロン」を屋外で開催しているのに近いのでしょうか?

実力だけで売り上げが上がるものでもなく、
なんども開催すればするほど集客が難しくなるでしょうね。
出展先それぞれに顧客のコミュニティが必要になってくると思います。

顧客単価もマーケットの市場に合わせると高くは出来ず
そうなれば全体としての商品の質も下がってしまうと思います。

この中からいろんな要素が絡み合ってカリスマ的なスタープレイヤーが生まれれば
その人のところにだけ人が集まるようになる可能性はありますね。


クリーマ・クラフトパーティへの出展と生徒募集

2019-04-07 21:14:46 | 日記
昨日4月6日(土)、ファーマー・スタジオとしてははじめて

ネットマーケット会社主催のフリマイベントへ出展しました。




アマチュアとプロの境界線にこだわりを持っていた私としては

この境界線がないフリマイベントへの出展を躊躇してきましたが、

教室へのアマチュアの入り口という観点から見ればこのような場でワークショップをすることは

有効ではないかと考えて今回はじめて出展しました。

結果的には手が回らなくなるほどの盛況ぶりで

また思った以上に革教室やワークショップへの参加意識が高いことがわかり有意義な出展となりました。

また多くの人にファーマー・スタジオを認知していただくという意味でも有効であると感じました。



これまでは一定地域での定期的なワークショップ出展をメインにしていましたが

今後は年に4回程度このようなイベントに出展することも考えていこうと思います。

また継続して遠隔地でのワークショップや

今年からはバッグ類の製品開発、さらに衣類(服)の販売受注会も各地にて行っていくつもりです。

同時に革縫い教室の入会希望者への説明や見学会なども常時受け付けています。

さて次週4月13日(土)京都一乗寺の恵文者でのペンケースのワークショップと



姉妹店「ちてはこ菓子店」によるお菓子販売と出張カフェを開催します。

※ファーマー・スタジオ革縫い教室への入会希望の方はこちらへご連絡ください。

mail fahmoh@lake.ocn.ne.jp

教室の内容についてはこちら

https://blog.goo.ne.jp/odessykatefahmoh/c/0e389746215d076a4c219553a9509e3a

まずは教室の見学をお勧めします。

奈良教室、大阪教室の詳細はこちら。

奈良教室 https://blog.goo.ne.jp/odessykatefahmoh/e/4f55ebd5350bdca38cd49a9d9c770851
大阪教室 https://blog.goo.ne.jp/odessykatefahmoh/e/c9c1b53ef09e860d14df248097c2722f

ファスナーの製作

2019-02-28 23:08:49 | 日記
ファーマー・スタジオではファスナーの製作方法もお教えしています。

ファスナーをカスタマイズできることはアマチュアの世界ではあまり知られていません。

一般的には市販の出来上がったファスナーにあわせて鞄などの製作を行いますが

ファーマー・スタジオでは鞄に合わせてファスナーをカスタマイズします。



布(テープ)部分の色、金属部分(エレメント)の色、スライダーの色と形状、前止め、後ろ止めの形状など

ファスナーを構成する部分部分の色や形状などを用途に合わせてカスタマイズすることで

自由な長さ、色彩のファスナーを作ることができます。

またファスナーの取り付け方などを覚えることで汎用性も広がります。

革縫いだけでなく布製品にも応用がききますね。

※革縫い教室に興味のある方はこちらをご覧ください。

奈良教室 https://blog.goo.ne.jp/odessykatefahmoh/e/57c72a2423f3806727c57d65742ca5f7

大阪教室 https://blog.goo.ne.jp/odessykatefahmoh/e/0d01598fa27f6d19704c92483798556d

師匠のお祝い

2019-02-24 22:29:05 | 日記
2007年、それまで続けていた仕事を辞めて、

「これから何をすれば良いんだろう?」と悩んでいた時に

ふと「カバンを作る」ことが頭をよぎり、それからその作り方を教えてくれる人物を探し始めました。

その時にたどり着いたのが「大阪レザーアート」という教室と大塚俊治先生。

45歳で時間もお金もないどこの馬の骨ともわからない私を受け入れていただき

わずか10ヶ月ですが教えていただいたことが全ての始まりでした。

70歳の古希のお祝いに今でも大塚先生を慕う大勢の教え子達が集まりました。





ほぼ全員が今でも現役で革や鞄の業界の第一線で活躍しています。

あの時(今も?)かなりアウトサイダーだった私が僭越ながら乾杯の音頭をとらせていただき

熱い時間を過ごすことができました。

師匠や仲間達に恥じぬ活動ができるように今後も頑張らねば。

時代を生きること。

2019-02-19 11:07:04 | 日記
もうすぐ元号が変わる。

時代が変わるのか?人は変わるのか?

今年からファーマー・スタジオは大変換期を迎える。

時代を生き抜くために必要な変化を起こす。

大げさなことではなくまずはベーシックに立ち戻る。

なぜものづくりをしているのか?目標はどこなのか?

自分が経験してきたことはどこに活かせるのか?

小さな積み重ねだけれどそこから広げることが出来るのか?

ムーブメントを起こすのではなく、潜在的に内在している波を少し揺らしてみる。



やりたかったことへ少し足を踏み出す。

少しだけど、それには勇気もリスクも必要。

立ち返る。

「自分らしい暮らしをつくる」「ライフスタイル提案型の組織をつくる」「ファクトリーショップを立ち上げる」

言葉は違うけれど、同じベクトルの上にある。

そのために必要なことを今すぐにはじめる。

売れるか?売れないか?

2019-02-11 21:35:52 | 日記


初めて合同作品展に作品を出展した14年前。

プロの作家、アマチュアを含め7名が作品を出展して販売もした。

あの頃はまだ皆駆け出しで「何が売れて何が売れないのか?」という感覚が未熟で

自分たちの作品が本当に売れるものなのかさえ判断出来ずに出展していた。

実際に売り上げは全員の予想以上で5日間で50万円近い売り上げを上げることが出来た。

でも結果は歴然としていて、全体の2/3は3名のメンバーだけが売り上げていた。

どこに差があったのか?

たぶんそれは「自分目線」が「お客様目線」かの違いだったと思う。

場所は天満橋のギャラリー。

言ってみればオフィス街の真ん中。

大きな会社から昼休みと夕方にぞろぞろとOLやサラリーマンが出てきては

ギャラリーで足を止める。

年齢は30代前半〜40代。女性客がやや多い。

来客数は250名を超えていた。

男性は機能性重視。女性客はファッション性と軽量であること。

どちらの客も仕事用に使う人がほとんど。

商品(作品)を作る時心がけなくてはならないことは

それを買うのは不特定多数のお客様ではなく、

その商品にマッチングしたお客様だということ。

「売る」のであれば独りよがりではなく、目線はお客さまのものでなくてはならない。

そのお客様の趣味はもちろん、ライフスタイル、用途、日々の行動、そのカバンが使われるシチュエーション。

それを考えて作られた商品であるか?が大切だと思う。

教室の生徒が作品を売りたい、あるいは譲りたいと言ったなら、

「君はどんなお客様に売るのですか?」「その友達はいつどんな所でそれを使うのですか?」と問いかける。

より良い作品を作る人なら、それを答えることが出来る。

改装工事の歴史

2019-01-27 22:06:47 | 日記
最初に小さなプレハブ小屋を改装したのが11年前。

小屋の外にペンキを塗り、ウッドデッキを作って棚をつけたのがはじまり。これがファーマー・スタジオの最初の改装工事。

小屋から一軒家を借りて畳をはずして床をコンクリートで固め自分たちで部屋の壁をペンキで塗って

テーブルを7つ手作りして、棚をつけて何とかカフェらしくして開業。

二階に新たに作業テーブルを置いて革を置く棚を作り革縫い教室を本格的に開業。

その後入り口付近をさらに改装して「ちてはこ菓子店」を開業。



ドアを塗り替え、



出店用の組み立て式の露店を作り



そしていよいよ森ノ宮に第二教室を作り、防音のためにまずは天井を改装。



壁も防音に、



さらに防音を強化するため壁面を改装。



作品展のために押入れを改装して展示棚を。



外には室外機を隠して植木棚を設置。看板を置きました。



2019年。

今年も春には大掛かりな改装工事を予定しています。

革を縫っているよりも大工仕事の方が多いかもしれませんね。

奈良教室/仕上がりが近づくとテンション高め

2019-01-21 23:03:47 | 日記
ある日の奈良教室。



写っているお二人ともに作品がほぼ仕上がっています。

最初の一つ目の課題はリアルなイラストから型紙をおこし革を裁断し、穴を開け縫製する

一連の作業がはじめてのことばかりで戸惑いながら進めていますが

つい「作業」になりがちで「●●●●」を作っているという意識がどこかへ行ってしまいます。

7割がた作業が進むと自分が作っている作品が姿をあらわして、

はじめて実感が湧いてきます。

しかも自分が思っているよりも精度の高い形が見えてくると

どんどんとテンションが高くなってきます。

仕上がる直前が最もテンションが高くて

それを味わいたくてみなさん作っているように思います。

誰かが近くにいても気がつかないほど熱中しはじめると革縫いの魅力に取り憑かれた証拠。

※革縫い教室に興味のある方はこちらをご覧ください。

https://blog.goo.ne.jp/odessykatefahmoh/c/0e389746215d076a4c219553a9509e3a

ノートとスケッチ

2019-01-21 22:54:13 | 日記


もともとそんなにノートをきれいに整理する方ではありませんが、

いつでもどこでもメモとスケッチを描けるように何冊かのノートを持って

思いつくままに描くようにしています。

その時に思いついて覚えていようとしても忘れてしまうことも多いので

なぐり書きで良いから書きためたスケッチがあちこちに。

幾つかは形になって作品として世に出ていますが、ほとんどはまだ形にはなっていません。

スケッチばかりじゃなく文字や数字を書き残したりもします。

ただのなぐり書きでもしばらく経ってから見ると、その発想を思い出して

さらに書き加えたり新しいアイデアが生まれたりします。

こんなノートが10冊以上。

少しはきちんとまとめて活かしていかないとなぁ。

準備中

2019-01-17 23:05:27 | 日記
発売に向けてバッグの試作品を進めています。



現在、外注にてサンプルを製造中。

職人というのはその経歴や覚えた環境、機材によってそれぞれ得手不得手があります。

それはその人の技術というわけではなく、

どういう経緯で技術を身につけたか?という経歴に関係します。

最初の型紙は私が作りましたが、今後他の職人が製造に携わるならば

継続的に生産できる量産型の型紙に修正する必要があります。

細かな修正をしながら販売商品に仕上げる行程を今進めています。

これからアイテムを少しづつ増やして皆様にお披露目するつもりでおります。

しばらくお待ち下さい。

カルチャーとトレンド

2019-01-14 23:25:17 | 日記
今日まで阪急百貨店で開催されていた「文化屋百貨店」の催しに行ってきました。



長谷川義太郎という人物は(現在も存命、会場に来られていました)
それまで誰も目を向けなかったサイケな服やキッチュな雑貨に注目し
それに価値を付けて販売を始めました。

世の中は不況で、そういう時代若者はチープだけど面白いものを探し出して身につけたり部屋に飾ったりしていました。
私はちょうど同時代に青春時代を過ごしていました。

もうひとつご紹介する雑誌「nice things」。



こちらは真逆なナチュラルな暮らしを提案する現在の雑誌。
後発ですが徐々に部数を伸ばし、今は全国の書店で見られ、
今年ついに大阪北浜に「TOMODACHI ノ家」という直営店を開店しました。

文化がトレンドを生み出すと思われがちですが
本当は文化を生み出すのはユーザーであり、
時代の変化は環境の変化であり、その環境に合わせてユーザーの動きが変わり、
それがトレンドを生み出していることがこの二つの例から分かります。

ものづくりを生業にするならば「トレンド」を追うのではなく
時代の変化によってユーザーがどう動くかを予測し、
そのユーザーのニーズを予測してものづくりをする必要があります。

昭和の時代ほど激しく環境が変化する時代は終わりを告げて
安定した暮らしを人は望むようになりましたが
これからの世界の情勢を見ながら臨機応変な対応が迫られる時代がまた来るかも知れませんね。

あけましておめでとうございます。

2019-01-04 10:50:24 | 日記
ファーマー・スタジオは本日より営業いたします。

本年もよろしくお願いします。



また本年度より奈良教室、大阪教室の開講日程に変更があります。

大阪教室/毎週水曜日 14時〜16時、16時半〜18時半、18時半〜20時半(1日3クラス)
     毎週木曜日 18時半〜20時半(1日1クラス/夜クラスのみ)
     毎週金曜日 14時〜16時、16時半〜18時半、18時半〜20時半(1日3クラス)
     毎週土曜日 12時〜14時、14時半〜16時半(1日2クラス)

奈良教室/毎週火曜日 10時〜12時、13時〜15時(1日2クラス)
     毎週木曜日 10時〜12時、13時〜15時(1日2クラス)
     毎週日曜日 10時〜12時、13時〜15時(1日2クラス)

大阪教室は土曜日のクラスが増えております。
また奈良教室は逆に土曜日のクラスがなくなりました。
毎週月曜日は大阪教室、奈良教室ともに定休日とさせていただきます。

以上よろしくお願いします。

料理とものづくり/年末年始の営業

2018-12-31 19:32:36 | 日記
いよいよ大晦日。
今年も残り5時間あまりとなりました。

私は先ほどまでおせち作りに追われていましたが

ようやく重箱にも詰め終わり、年越し蕎麦も食べ終わりました。



ここ数年は年末は仕事に追われる日々でしたが、
おせち作りは先代の父親が作っていたのを受け継ぎ、実家の分も含めて私が作っています。

父は内装業を営んでおりましたが若い頃はコックの修行を積んでいたことがあり、
料理の腕前はアマチュアの域ではありませんでした。

さて、料理というのは「仕入れ」「段取り」「タイミング」「技術」「味覚」「視覚」など職人に必要な様々な要素を駆使しなくてはなりません。

偏見ではなく、腕の良い職人には料理の腕も良い人が多いように思います。

職人の分野を問わず、料理の腕を見ればその人の職人としての腕も垣間見えます。

もちろん職人の腕は良いけど料理はからっきしの人もいますが、
逆に料理の腕の良い職人はほぼ間違いなく職人の腕も良いと思われます。

「腕が良い」といってもいろんなタイプがあります。
「材料にこだわる」「所作が美しい」「納得するまで何度でも練習する」「何気ない材料を最高のものに仕上げる」「盛りの美しさにこだわる」
それは、その人の職人としての個性で、
「自分を生かす」ことが腕の良い職人への道であることが料理からわかります。

私がおせちを作るのは「職人」を極めるためではありませんが、
一度料理をしてみることで自分自身の「職人」としての素養を確かめてみることは大切かもしれません。

さて、ファーマー・スタジオは年始1月3日までお休みをいただきます。
1月4日は大阪教室からのスタートとなります。
宜しくお願いします。

フルオーダーバッグ/ミニショルダーバッグ(バッグinバッグ)

2018-12-29 23:35:25 | 日記
フルオーダーのミニバッグが完成しました。

写真では大きく見えますが左右の幅が18cmしかありません。

ハードな本ヌメ革でさらに芯材を使ってBOX型に仕上げています。

非常に丈夫なカバンで、依頼されたお客様がどのような使い方をされるかを考え

小型ながら多機能なカバンになりました。

両サイドのポケットを薄く立体的に設計して

バッグinバッグで使った時に変形や傷がつきにくい形状に仕上げました。

スケッチ画から仕上げるまで約2週間製作に必要でした。








肩ベルトをつけることでショルダーバッグとしても使用することが出来ます。

本日無事に納品して今年の仕事納めとなりました。

※奈良市内と大阪市森ノ宮で革縫い教室をしています。

※革縫い教室及びオーダーバッグに関するお問い合わせは以下のメールアドレスへお願いします。

fahmoh@lake.ocn.ne.jp