日暮しトンボは日々MUSOUする

懐かしいトラウマ



私がまだ小学生の頃、相模原はまだ田舎で、社宅の周りは原っぱと雑木林に囲まれていた。
実家の近くに横山丘陵という場所があって、そこに戦時中に使われてたような防空壕跡があったんです。 相模原に空襲があったとは思えないけど、とにかく崖に横穴が二つ空いてました。

相模線の踏切を渡ると、雑木林の中を通る坂道があります。


いろは坂のような180度のコーナリング。 この側溝ではさすがのハチロクでも溝走りは使えない。(何の話だ?)

ここがその防空壕跡です。 現在は格子の柵で塞がってるけど、それ以外は子供の頃のまま残ってます。
この二つの横穴は、中でUの字に繋がってます。 子供の頃の私は泣き虫だったので、よく姉たちに泣かされてました。 小学1年生になった時、姉たちに無理やりここに連れてこられ、肝試しと称して強引にこの穴に入れられたことがあります。そして中を通って反対側から出てこいと命令された。 その時は本当に怖くて、いくら頼んでも許してもらえず、結局言われた通りに穴の中に入ると、漆黒の闇がいつまでも続き、いくら歩いても出口が見えてこない。 あまりの恐怖で、泣きながら進んでいくと、先の方に明かりが見えてきたので、そこに向かって死に物狂いで突っ走った。 私が本気で泣き叫びながら穴から飛び出してきたので、姉たちはビックリして私を置いて逃げ出した。 私も置いて行かないでとばかりに姉たちの後を追いかけたが、足は私の方が速いので、鈍臭い姉たちを軽く追い越した。 疾風の如くひとりで家に帰り、机の下でガタガタ震えていたら、後から帰ってきた姉に、一人で逃げんな!と言って、机の下から引きずり出され、ヘッドロックをかけられた記憶が今でも残ってます。 当時は相当怖かったので、しばらくはこの辺に近寄ることもできなかったくらいです。 大人になった今現在。 あの場所まだあるかなぁ…と、ふと思い出して、急に行ってみたくなったというわけです。 
さすがにもうあの時のトラウマはないが、あの頃の雑木林の感じ、周りが原っぱだらけの砂利道。 狭い社宅の団地。 何もかもが蘇ってきて、何だか懐かしい気持ちになりました。


小学生の頃のか弱いボクちん。 


凶暴なダーティペアの姉たち。 後に右側が空の星になりました。
今なら負けね〜ぞ! かかってこいや!     あ、ウソです。 すんません。
子供の頃の怖い体験も、時が経てばふるいにかけられ、懐かしい思い出に変わる。

てゆ〜か、いい加減穴ふさげよ! そのくらいの予算はあるだろう。





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