宮城県の小さく綺麗で穏やかな海辺に住む、はげたま(禿頭)おっさんの~ごまめの歯軋り~

子供や高齢者は国の宝、且つ障害者等社会的弱者の人権を尊重し守ってこその先進国。年々逆行する現実に抗し当り前の国にしよう!

★小澤に怯える民主党政権下の我々に、幸せは来ない

2011年01月11日 00時34分45秒 | 政治
 
【♪~こんな時代も あぁったよね~♪=毎日.jp】

かみさんのホームページ『うみねこが舞う、漁業と原発の町の議員活動』

【『一兵卒神』と菅総理の新年会対決は『一兵卒神』の完勝だった】
誰が最高実力者なのか判らぬ民主党政権下の、不幸な日本
 今年も始まって早10日。
働いている皆さんは、もう「お屠蘇気分」も抜けて、戦闘モードだろう。
しかし私は、まだその延長線上にある。
重度身障者の私は、働くに働けない辛さを理解して欲しいと思うし、そして路頭に迷う人々に心を寄せる時、政治の現況を嘆くばかりではいられない。
兎も角、日本列島は2011年のスタートを切った。

 上記の理由で自宅にいる私は、新聞を読んでいてもテレビをつけっぱなしである事が多い。
人恋しいと言えば良いのだろうか、人声が聴こえないと無性に寂しいのだから、ほぼ1日中テレビをつけている。
CO削減を何と心得ている、と批判が殺到しそうだが、今の所そんな兆しは無い。

 ところでテレビに耳を傾けていると(見ているではない)、ニュースや情報番組になれば、目は自然にテレビに向く。
そしてニュースや情報番組の多くで取り上げるのが、小澤一郎・元民主党代表の問題であるのに、うんざりする。
小澤氏の金権問題が世に顕わになって丸2年にもなるのに、相変わらず小澤問題がトップニュースである。

 並みの議員なら、とっくに精神的に追い詰められておかしくないと思われるが、氏の神経は並はずれているらしい。
それとも彼が言うとおり、何のやましい事もないと言うのだとしたら、この2年間、氏がその時々に言い訳を変遷させて来たのは何故だろう、と皆さんに想い返して欲しいものである。

【小澤チルドレンの会合には顔を出すが、新聞・テレビは駄目で『ニコニコ動画』は好きらしい=MNS】

 氏の疑惑発覚当時は野党の党首であり、国策捜査だから絶対負ける訳にはいかない、と口角泡を飛ばして言っていた。
その頃からお友達になったのが、鈴木宗男・受刑者である。
事ある度にエールの交換をしていたように外野からは見えた。

しかし一昨年の春、このままでは衆議員選に不利と観た小澤氏は、代表を降りて鳩山いい加減氏に、その座を譲り本人は幹事長に収まった。
そして党の選挙を差配して政権交代を実現し、氏を神と崇めるお粗末な議員が続出したのである。
もし、野党時代に氏の政治資金法違反が表沙汰にならなければ、一国の総理になったのであり、小澤氏が政治の師と仰ぐ田中角栄・元総理以来の現職総理の起訴という事態になったであろう事は、想像するに難くない。

先に書いた、鈴木宗男・受刑者とは、検察批判で見事なハーモニーを奏でておったのは、皆さんご記憶であろう。
しかし検察が2度に渡って不起訴にしたら氏の態度は豹変した。
庶民で構成される検察審査会を批判し出したのである。
捜査のプロたる検察が不起訴にしたのに、素人が訴追するのはおかしいと、検察審査会制度そのものも批判し出して、敵視していたはずの検察を頼りにし出した。
嘲笑うしかない。

【事件発覚後、秘書(現、石川・衆議院議員=まだ議員辞職していない)のせいにした=JANJAN】

その 一方、国会はその間一体何をしていたのか。
国会での証人喚問を求めて舌鋒鋭く痛い所を追及し、新たな疑惑を明かして来たのは日本共産党であり、その機関紙、”しんぶん赤旗”と、一部週刊誌だけである。
他党の追及は甘かった。
特に野党に転落した自民党には絶好にチャンスであるはずなのに、民主党の敵失待ちで、一向に真剣な追及姿勢が見えなかった。
結局同じ穴の狢である事がばれるのが怖かったからか。

 いずれにしても、昨年の参議院選に惨敗し危機感を持った民主党は、9月の代表選で民意に沿った判断を地方の党員が反映したお陰で、菅首相は首の皮1枚でその座を守った。
カネに汚い小澤氏を総理にしたら、即日民意のほとんどが民主党から離れたに違いない。
どのメディアの世論調査でも、国民の8割方が小澤氏の国会での、政治的・道義的説明責任を求めている。
しかし小澤氏は今度は、問題は司法の場に移った、との理由で逃げ回っている。

 それでも国民は全く納得していない現状に、菅執行部は、岡田幹事長を中心に小澤氏に何度も接触を試みたが、『一兵卒』の小澤氏には肩すかしを食わせられて、菅首相は記者会見の場で赤っ恥をかく始末であった。
社長が平社員(一兵卒)の顔色を伺う会社なぞ、私の長い人生でも聞いた事がないが、それ位、現在の民主党が異常であるという事の証左である。

 国会の要請があれば、いつでも出ると言って逃げている小澤氏の神経は、先にも書いたが通常の人間のそれではないのは、数々の言・行動を見れば明らかなのに、執行部はどう見ても及び腰だ。
党の最高幹部が呼び出しても電話を掛けても『一兵卒』は微動だにしない。

【左=どちらが勝者か解からない~衆議院本会議場=毎日.jp。右=胡錦濤・中国国家主席との会談で、官僚の書いたメモを、おどおどしながら読むだけの、我らが菅総理。何が「脱官僚」なのだろうか知らぬが、世界中の笑い物に=報道各社代表撮影】

 年が明け、岡田幹事長は政倫審に議決をしてでもひっぱり出そうとしているが、政倫審そのものがいい加減なものだと、国民の多くが見抜いている。
偽証罪に問われる証人喚問に切り替えて小澤氏を国会に引き摺り出さなければ、民主党政権は終焉を迎えるだろう。

 自公政権に辟易し、僅かでも民主党に変化を期待し選んだ多くの国民は、既に民主党に愛想をつかし離れているのに、彼らは『お家騒動』にうつつを抜かしている。
最も不思議なのは『一兵卒』を神様みたいに崇めている民主党議員たちだ。
まさか世論を知らぬはずがないと思うのだが、『一兵卒神』に着き従っていれば、己の将来は安泰だと思っているのだろうか。
しかし私は彼らに未来はないと断言する。
特に松木某と谷某に、次はないであろう、と。

 菅総理は精一杯の勇気を振り絞って、それでも遠廻しにしか過ぎなかったが、「起訴されたら議員辞職を」と示唆したらしい。
しかし小澤氏がそんな玉で無いのを国民誰もが知っている。
氏の政治の師、田中角栄・元総理は、最高裁に上告中に死亡したが、子飼いの竹下登氏に裏切られるまで『闇将軍』であり続けた。

 振り返ってみよう。
田中角栄・元総理はロッキード事件で、東京地裁で有罪判決を受けた。
高裁に控訴し、2億円の保釈金で釈放され無所属で国会議員を続けた。
無所属であるにも関わらず自民党田中派の領袖として君臨し、その薫陶を受けたのが小澤一郎氏である。

 田中・元総理はキングメーカーとして、大平正芳、鈴木善幸、中曽根康弘政権を誕生させたが、小澤氏は側近として、それらをつぶさに見て来た。
従って小沢氏は起訴されようが有罪になろうが、絶対国会議員を辞めない。
私は断言する。
絶対小沢一郎氏は国会議員を辞めない。
彼を辞めさせ得るのは彼の選挙区の人々だが、私の家内の実家もあり良く知っているが、彼の地でのその権勢は驚くべき、と言うより空恐ろしいものである。

 従って民主党は小澤一郎なる想像上の『選挙の神様』と縁を切れるのか?その幻影に怯え続けるのだろうか。
そしてもう一匹の鵺(ぬえ)を抱えている。
鳩山鵺夫氏だ。
彼が小澤氏をどこまで擁護するのか。
もっとも小澤氏とて、鵺氏を信じてはいまいが。
長続きしない菅政権の後に来るのは・・・・いずれにしても期待は出来まい。
衆議院議員の任期満了まで『お家騒動』を繰り返し、場当たり的な政策の被害者は国民、と言う事だけは願い下げたいものである。

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2 コメント

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初めて読んだよ (まんぼう)
2011-01-31 18:33:10
中々おもしろいね。

禿げた頭でもその中には書くことはいっぱい詰まっているだろうから、体調に留意していっぱい書いて頂戴。

これから楽しみにしてま~す。
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”まんぼう”さんへ (はげたま(禿げ頭)おっさん)
2011-01-31 19:10:01
このブログは、比較的閲覧数が多いのですが”まんぼう”さんみたいにご意見を寄せて下さる方が少ないのを、私は不思議に思っています。

”まんぼう”さんのお言葉通りに、書いていこうと想っていますので、頭の隅に記憶して頂けたら幸いです。
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