宮城県の小さく綺麗で穏やかな海辺に住む、はげたま(禿頭)おっさんの~ごまめの歯軋り~

子供や高齢者は国の宝、且つ障害者等社会的弱者の人権を尊重し守ってこその先進国。年々逆行する現実に抗し当り前の国にしよう!

★残しておきたい正月行事・獅子振り

2010年01月03日 15時52分38秒 | 社会




かみさんのホームページ 『うみねこが舞う、漁業と原発の町の議員活動』 

おらの住む宮城県女川町針浜地区には、古くから伝わるお正月行事が1月2日に行われている。
『獅子振り』と言い『獅子舞い』とも言う。
 下の写真は家の主のおらの(実権はかみさんにあるが)頭から左右の肩を獅子が咬み、悪魔祓いをする寸前だ。
主の次にかみさん、そして一家の者を順に同じようにして咬み廻る。

 昔は、と言ってもほんの10年ほど前までは、集落の『実業団=18歳以上43歳まで』が10数名いて、”すころ”別名”虎舞い”が華だった。
 夜にかかると黒い獅子頭が蝋燭の灯に妖しく揺れ、獅子頭を持った者を肩車して、3度4度と獅子頭を持った者を後ろに倒し、そこから回転しながら獅子頭を起こす場面は圧巻だった。
 お客さんとして来ていて、観た人の記憶に強烈な印象を残したものだった。
獅子が妖しく揺れ、と書いたが獅子は雌獅子なのだ。

 現在は『実業団員』も数名になり、その名場面の”すころ”を演じる事が不可能になり、観せる事が出来ないのが、本当に残念である。
 下の写真は横笛を吹く青年だが、これが見た目以上に辛く厳しいのだ。
寒さで手指はかじかみ、唇は割れ歯がぐらつく程の重労働だ。
その辛さは、やってみた者にしか解らない。

 おらの住む集落も、全国に数多ある集落のように高齢化が進み、徐々に人口が減っている。
現在は年下の者でも30歳代で、上は70歳代後半の人まで繰り出しての『獅子振り』だ。
いずれ消え行く正月行事なのかも知れないが、せめておらが存命中は続けて欲しいと切に願っているのだが・・・・・・





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1 コメント

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お正月!ですね。 (アンネのバラ)
2010-01-04 07:23:09
お母さんは大丈夫なんでしたね。

あけましておめでとうございます。
今年は、来年の選挙に向かってますます忙しくなりますね。

お正月らしいお部屋の様子、獅子舞も呼んで厄払いですね。このようなお正月!ってのも少なくなっていますのでいいですね。

写真借りていきます、私のブログに紹介したいので。

それでは健康に注意してよい年にしてください。
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