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♀×♀お茶っこ飲み会・仙台

宮城県仙台市を拠点に気楽に気軽に活動中!

♀×♀お茶っこ飲み会とは?

2010 年より活動中。宮城県仙台市を拠点に「女性を愛する女性」の茶話会やフリーペーパーの発行、展示企画・トークイベントほか、多様な性のあり方に関わる様々な企画にとりくんでいます。 連絡先:MEME  ochakkonomi■gmail.com (■を@に変えて送信してください) ※いただいたメールに返信するとエラーになってしまう例が複数発生しています。お問い合わせの際は、このアドレスからの返信メールが受信できるようドメインなどの設定をお願いします。

小説「家畜人ヤプー」

2010年12月13日 | 映画・本・漫画・音楽
「家畜人ヤプー」(沼正三 作)


SF("Science Fiction"の略ですが、「すこし・ふしぎ」なんてフレーズを当てることも)にはセクシュアリティを主要テーマにしたものも少なくありません。
ヒトとはかけはなれた性・生殖様式を持つ生命体が登場したり。
現実とは大きく異なる性規範にのっとった社会が舞台であったり。
有名どころを挙げると、今年映画化され話題になった漫画「大奥」(よしながふみ 作)なんかもそうですね。
現実とかけはなれた物語が、かえって現実を見つめ直すきっかけになったりもします。


「家畜人ヤプー」もそんなSF作品のひとつ。
次から次へと繰り広げられる異形の世界に、圧倒されます。
何十年も前の作品でも、古臭さは感じません。
漫画版も出ていますが、まずはぜひ想像力を働かせながら小説で読んでみてください。

「日本以外全部沈没」(映画:2006年日本、原作小説:筒井康隆)と比べながら読んでみるのもオススメ。


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小説「バカなヤツらは皆殺し」

2010年12月12日 | 映画・本・漫画・音楽
「バカなヤツらは皆殺し」(ヴィルジニ・デパント作)



フレンチ・ガール2人組が過激に暴走。
"t.A.T.u."好きな方はぜひ読んでみて!

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映画「秋深き」

2010年12月10日 | 映画・本・漫画・音楽
「秋深き」(2008年日本)


「蚤の夫婦」、なんて言っても今日びの若い人はなかなか分からないかもしれませんね。
妻が夫より大きい夫婦のことです。
「三高」も死語に近いのかな。
死語といえば5才くらい年下の人が「ABC」を知らなくてビックリしたことがありました。
「ボイン」「ペチャパイ」「アンネ」ももうあんまり聞かないよなー。
逆に「Hする」なんて言い回しが一般化したのは割と最近な気がします。
色恋・性愛関係の用語も流行りすたりが激しいものです。



さて、カップルの身長に関してさまざまな用語があるのは、それだけ意識されてきたということなのだと思います。


「秋深き」の主人公夫婦は佐藤江梨子と八嶋智人が演じているのですが、妻の方が20cmくらい背が高い。


相手の身体的特徴にこだわる場合でも、こだわるファクターによって「こだわるのが当たり前」「こだわらない方がおかしい」と言われたり「そんなところにこだわるなんておかしい」と言われたりします。

日本では身長にたいするこだわりは薄くなってきているような気がしますが、これからどうなっていくでしょうか。

「身長にこだわるのが当たり前」から「身長にこだわるなんて珍しい」になっていくのでしょうか。


「秋深き」劇中では身長差について特段言及されているわけではありませんが、観ながらそんなことを考えました。

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映画「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」

2010年12月08日 | 映画・本・漫画・音楽
「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」(1971年米)


法的に婚姻できる関係なら「セクシュアルマイノリティ」ではない、かというともちろんそうではないわけです。

この映画の主人公カップル、ハロルド(♂)19才、モード(♀)79才。なんと60才差!
周囲の人たちに気持ち悪いとか何とかさんざん言われてしまいます。


40年近く前の映画ですが、ハロルドとモードのちょっと困った、でもお茶目なキャラクターはけっこう今っぽい。
勘違いジャポネスクなシーンなどもあり、映像的にも面白いです。

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本「ふたりでできるもん」

2010年12月08日 | 映画・本・漫画・音楽
「ふたりでできるもん~オトコのコのための相互アナニー入門~」(あぶひゃく著)


「ひとりでできるもん~オトコのコのためのアナニー入門~」の続編。

「アナニー」というのは要するに「アナルオナニー」の略です。
「ひとりでできるもん」は文字通り「ひとりで」のHOW TOをまとめたもの。
続編の「ふたりでできるもん」はやはり文字通り「ふたりで」、より具体的には♂同士でのHOW TOをまとめたものです。

この「ふたりでできるもん」が画期的なのは、「異性愛者だけれど同性と性行為をする」というあり方にスポットを当て、肯定したうえでそのHOW TOを語っていること。

「同性と性行為をする異性愛者」の存在は、同性愛業界では比較的知られているものの(ちなみに性感染症医療関係では、本人の性的指向がどうであるかを問わず「同性と性行為をしている」という行動のみに着目したMSM="Men who have Sex with Men"という語が用いられていたりします)、一般的知名度は高いとは言えないでしょう。
同性愛業界でも「純粋に恋愛したい同性愛者をもてあそんでいる」などと不評を買うケースもあります。


この本の著者は、そのような背景も踏まえたうえで、自分も相手も「安全に」「楽しむ」ためのやり方を紹介。
「似たような価値観の人とする」ようアドバイスしているほか、怪我・性感染症予防や犯罪に巻き込まれないための対策なども丁寧に説明しています。
タイトルやキャッチコピーにちょっとビックリしますが、読んでみると非常に真面目で「健全」な本であると感じました。

だまされたと思って、ぜひいろんな人に読んでみてもらいたいです。
いろいろ考えるきっかけになると思います。


特に「そんなの全然興味ないよー」という異性愛男性には一読の価値あり。
視野が広がると思いますし、気持ちだけでも「入れられる」側の立場になってみることで、彼女の身体をよりいたわれるようになるかもしれません。


ちなみにこの本の著者は「恋愛的には異性愛者だが、性愛的には両性愛者」(プロフィールより)だとか。

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小説「微熱狼少女」

2010年12月02日 | 映画・本・漫画・音楽
「微熱狼少女」(仁川高丸 作)


レズビアンを扱って話題になった、すばる文学賞佳作受賞作。
主人公の女子高生の、思春期丸出しの痛々しさが身につまされる方も多いのでは。

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漫画・映画「月光の囁き」

2010年11月29日 | 映画・本・漫画・音楽
「月光の囁き」(映画:1999年日本 原作漫画:喜国雅彦)


「生物学的な性と性自認が一致している異性愛者」だったら「セクシュアルマイノリティ」ではない、かというともちろんそうではないわけです。
異性愛者のうちにだってさらにいろんなセクシュアリティがあり、迷ったり悩んだり隠したりしているわけです。

「月光の囁き」は四国の田舎町が舞台。
ずっと好きだった同じ学校の女の子とめでたく両思いになり、絵に描いたような青春ドラマなオツキアイを始める男の子。でも彼は、そんなスタンダードな関係では満足できない自分に気づいてしまい葛藤します。女の子も、そんな彼の気持ちに、そして自分の気持ちに戸惑います。

自分の欲望をただ相手に強要するのではなく、なんとなくごまかして別れてしまうのでもなく、激しくぶつかり合い、もがきながらも共に進んでいくふたりはまさに「運命の人」(映画版主題歌タイトル。スピッツのヒット曲)。


映画と漫画、両方楽しみたいならまず映画を観てから漫画を読むのがオススメ。

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最近の報道で見つけたセクシュアリティ関連記事(日本の芸能界)

2010年11月26日 | 映画・本・漫画・音楽
相川七瀬 改名&ガールズバンドで“新境地”(Sponichi Annex 2010/11/3)

「歌手の相川七瀬(35)が、「Rockstar Steady(ロックスターステディー)」に改名する。デビュー16年目に突入するのを機に開始するプロジェクトで、ガールズバンドとして活動。12月8日にデビュー曲「Fine Fine Day」を発売する。現在、同性愛者の間で大ブレーク中で、「女の子にモテるロックバンド」をテーマに掲げる。」
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/11/03/02.html


元ビジュアル系男性タレントが女性歌手で再出発(Sponichi Annex 2010/11/20)

「性同一性障害に悩みつつ男性アーティスト兼タレントとして活動していたが、性転換手術を受けて心機一転、再出発した女性シンガー・ソングライターが注目を集めている。」
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/11/20/08.html

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映画「名前のない女たち」

2010年11月09日 | 映画・本・漫画・音楽
「名前のない女たち」(2010年日本)


2010年はなぜかAV女優を主人公にした映画の公開が続いています。

以前紹介した「nude ヌード」のヒロインは超売れっ子の「単体女優」でしたが、「名前のない女たち」はその他大勢の「企画女優」の物語。

見比べてみると面白いです。

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毎日新聞特集連載「境界を生きる」―性分化疾患・性同一性障害―

2010年11月05日 | 映画・本・漫画・音楽
毎日新聞では「境界を生きる」と題し、性分化疾患や性同一性障害など、「性別の境界を生きる人々」を取り上げた特集記事を掲載しています。
毎日新聞公式ウエブサイトでも無料で読むことができます。
http://mainichi.jp/life/dsd/archive/index.html

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AセクシュアルAV女優鈴木杏里インタビュー「峰なゆか―はだかのりれきしょ―」

2010年10月30日 | 映画・本・漫画・音楽
ウエブ連載コラム「峰なゆか―はだかのりれきしょ―」より。
自らをAセクシュアルだと述べるAV女優、鈴木杏里のインタビュー記事。

前編
http://www.mens-now.jp/column/pref/u/2010-07-01/a/峰なゆか
後編
http://www.mens-now.jp/column/pref/u/2010-07-15/a/峰なゆか


Aセクシュアル。

本記事中では「男性および女性のどちらをも性愛の対象としない人、もしくは性欲そのものがない人、およびその性的指向。」と説明されています。

まだいまいち定義がはっきりしないところもあるし、認知度も低いですね。


セクシュアルマイノリティと一口に言っても、たとえば同性愛はかなり認知度が高い部類。
バイセクシュアルはそれよりもマイナーだし、Aセクシュアルなどさらにさらに認知度の低いもの、命名すらされていないものもたくさんあります。


先日、大阪で開催された「関西レインボーパレード」(右側のブックマーク参照)に参加してきたのですが、公式ガイドブックやパレード中の実行委員によるマイクアピールでいわゆるLGBT(Lesbian,Gay,Bisexual,Transgender)や異性愛だけでなくAセクシュアルやポリガミー(一対一の関係をさす「モノガミー」の対義語)などについても言及していて、本当に「ゲイパレード」や「LGBTパレード」ではなく多様性を尊重する「レインボーパレード」なんだなあと感銘を受けました。

いろんな人間がいて、それを認め合ってみんなそれなりにうまくやっていける社会だといいなと思います。


ちなみに上記インタビューで触れられている「エロスの地獄」というAV、たまたま所有しているのですが(好きな芸人が特別出演しているという理由で購入(笑))ファンタジックでなかなか面白かったです。

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本「へんな虫はすごい虫」

2010年10月21日 | 映画・本・漫画・音楽
「へんな虫はすごい虫」(安富和男著、講談社ブルーバックス)


さまざまな虫のユニークな生態を読みやすく分かりやすくまとめた一冊。

いろんな生き物のいろんな性のあり方を見ていると、同性愛がどーの両性愛がどーのと細かいことでウダウダ言ってるのがバカバカしくなってきます。

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映画「中国の植物学者の娘たち」

2010年10月18日 | 映画・本・漫画・音楽
「中国の植物学者の娘たち」(2005年加・仏)


むせかえるような緑の中、美しくも哀しい♀×♀の物語。

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音楽:THE NOVEMBERS「picnic」

2010年10月15日 | 映画・本・漫画・音楽
「picnic」(THE NOVEMBERS、2008年日本)

同名アルバムに収録された一曲。

性同一性障害とか性自認とは別の次元で、「男/女の身体を持って生まれたことに対する自己嫌悪」を抱いている人は多いのか、少ないのか。

「優等生」(スガシカオ、2003年日本 アルバム「SMILE」所収)などあわせて聴いてみるとまたいろいろ興味深いです。

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音楽:スガシカオ「秘密」

2010年10月15日 | 映画・本・漫画・音楽
「秘密」(スガシカオ、2004年日本)

好き合った人と堂々と付き合いたい。
家族にも友人にも世間にも認められて、祝福されて付き合いたい。
そんな風に思っている人は多いと思います。
いろいろな事情から、そうしたいのに叶わないというのは辛いことです。
たとえば女同士だろうが男同士だろうが、堂々と付き合えるような世間になったらいいと思います。


その一方で、大っぴらに付き合っても特に社会的支障のない関係であるにもかかわらず、あえて非公開の「秘密」の関係を選択する人たちもいます。
理由はいろいろ。
そういうのもひとつの「多様なセクシュアリティのあり方」なのかなあと思います。


そんなことを考えさせられた一曲。


スガシカオの作品には、セクシュアリティの問題に鋭く切り込んだ内容のものが多いです。
ときに「陰湿」などと称されるキケンなものも少なくないので、覚悟して聴いてください(笑)。

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