小雨の降る日曜日、先日の「セラピー馬の調教」を受講して、感激した学生さんが、調教を勉強に宝馬のA先生のもとに志願してきました。
丸馬場のあるハニワ練習場で、ヴィゴーレとファストドロウの調教のお手伝いをしました。馬の両側に調馬索をまわして後から調教するダブルレーンができるようになりました。
「育成牧場に就職するにしても、インストラクターになるにしても、馬の調教にとても役立つと思います。」と、意欲に燃えています。
宝馬に帰ってきていたので、トリリオンカットの引き馬の練習もしてもらいました。
まずは、馬をよく触ります。人に触られることで人に対する信頼感をまします。
引き手にゆるみがあっても、人と一緒に歩きます。
停止をしたら、馬によく触ります。
全身を触ります。
いつも、何気なくしている引き馬ですが、人が馬に要求する、馬が応える、褒めるということを繰り返すと、馬が常に人の合図を待つようになり、人に対する集中力が高まってきます。
運動のあとで、顔を人になすりつけていた馬も、引き馬調教をすると、なすりつけずに真面目に引き馬されるようになります。
馬ってこんなに賢く、人の合図を待っていてくれるんだなあと、感動しますよ。
N君オータムヒカリ号
M君トミームー号