ひとり自炊、細かい節約は難しい。
「食品ロスを出さない!」
を、目標にしている。
『4兆円分が無駄に 22年度の食品ロス量公表 経済損失も初試算』
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASS6P0GWRS6PUTFL005M
『「食品ロス」、1人年に3万円分以上を廃棄…消費者庁など2022年度の発生量を公表』
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20240621-567-OYT1T50177
さて。
帰国子女がまだ珍しかった時代、たまたま知り合った、商社マンの娘さん、複数の国に住んだことのあるひとに、
「食べ物が美味しいのは、どこ?」
と聞いたところ、
「日本よ!」
と断言された。
「東京みたいに、いろんな種類の飲食店があって、しかもレベルの高いところなんて、ないわよ!」
コロナ禍。
飲食店がどこも閑古鳥だった時期。
TVで、都内の住宅地、個人経営の小さな「こだわりの居酒屋」さんが、店はそのまま、
「おにぎりのテイクアウト」
にトライしているのを見た。
「こだわり」があり、メニューの多さを維持したくて、その分、廃棄は多かった。
おにぎりは、品目がずっと少なく、廃棄は減る、と言っていた。
“おにぎり”がピンチ!「いや、まじか…」お店も困惑、コメとノリの価格が高騰
ワタシは飲食店で働いたことがなく。
外食すると、
(一日の、材料の過不足、どーなってるんだろう…?)
と、よく思っている…が。
何もフシギではない。
余るほど仕入れ、余ったら廃棄。
コロナ禍、生産者や仲介業者に多量の食材が余り、訴えたから目立ったけど、あれは通常、流通や飲食店でフツーに捨ててた分が、イレギュラーな位置で余っただけ。
飲食店が、閉店まで、すべてのメニューを出せるとしたら、絶対廃棄がでる。
大手チェーンで、実は冷凍された料理をチンしたり、最後の仕上げだけしてる場合を除けば。
「閉店近くには、メニューが揃ってない」方がフツーにならなければ、むしろ、おかしいのに!
家庭でも。
「同じ献立が続くのはイヤだ」などと。
多くは、自分は作らない夫などが言うの、あるある。
作る人も、残ったものはリメイクするのが当たり前の、マメな方もいるようだ。
別に、ロスしなければいいんだけど。
「あれこれ作ろうとして、あれこれ買い、結局、ある程度は捨てる」現象が起きるのは、メニューがいろいろあって当たり前、と思っているからでは?
昔。
ほんの、高度成長期前まで。
日本人の大多数は、農民や漁民だった。
米や、自家用の野菜など作り、行動範囲の中で、材料を手に入れていた。
江戸時代。
都市の長屋に住んでいた庶民は、かまどで米をたき、味噌汁くらい自作できればせいぜいで、「佃煮や惣菜」を売り歩く商売人が毎日まわってきたと聞く。
冷蔵技術もなく、たいしたメニュー数ではなかったはずだ。
「お殿様」は料理人がいたから、別だ。
でも、お毒味され、さめたものを食べたから、目黒のサンマが旨かったわけで…。
海外の一般家庭。
ヨーロッパでも、平時は、わりと、毎日、簡単なものを食べているようだ。
アマゾンとか、地域によっては、ほんっとに、毎日同じものを食べているらしい!
なんで日本は、こんなにメニュー数が多くなったのだろう???
しかも、本格的でなくても、いろんな国の料理…。
「和食」だけ食べてる人は少数派…。
で。
亡母のことを思い出した。
手先が器用で、なんでも作れて、料理も上手だったと思うけど。
独身時代はおつとめして、給料を家に入れていた。
料理をしたことはなく、
「ちょうど電気炊飯器が売り出された頃で」
あ、これでごはん炊ける、と思ったとか。
料理教室にも通ったようだが。
当時、参考にしたのが、テレビの「料理番組」!
NHKなどで、毎日やっていた。
それをそのまんま作り、父に食べさせた。
今のレシピは「2人前」が多いけど、当時は「4人前」が多く!
まんま作ったから、父は、太ったそうだ。
あの時代、テレビの料理番組を参考にした人は多かったろう…。
献立の多さ、という贅沢から、日本人はもう脱しにくいけれど…。
日本の家庭の、食品ロスの遠因は…NHK!???
追記。
パートナーが買った食材、使えず廃棄 家庭から出る食品ロスの実態は
共働きだと、とにかく時間の余裕なくて…て、なるよねー。
「あるもの」で、うまく作れる人ならともかく。