「住民票があっても投票できない」 沖縄・多良間島で何が 参院選でも公選法違反の可能性
いやいや…。
人口の少ない島で、把握できるし、選挙の票数がシビアなのだろうが…。
離島で里帰り出産なんて…。
妊婦の体調や、施設の有無、いろんな事情で、3ヶ月くらいは、充分取り得る期間だし…。
そんなことで住民票は移さないよ…。
その処理といい、選管、恣意的にもほどがある…!
いなか…てか、日本の地方の縮図…。
『… 沖縄県多良間村の選挙管理委員会が参院選に向けた選挙事務で、村内に住民票のある女性について選挙人名簿から削除していたことが分かった。女性は6月にあった村長選でも名簿から削除され、投票できなかった。村選管の判断は公職選挙法に抵触すると指摘されていたが、再び同様の対応をとった。
村長選の際、女性は出産育児のために里帰り中だった。住民票は残っていたが、村選管は生活実態がないとして名簿から外した。
居住実態がないなどの理由で選挙人名簿から抜く場合、通常は聞き取り調査などを経て住民基本台帳からも外す必要がある。
女性は引き続き育児のために里帰り中で、選管によると今回も住民票は残ったままだという。選管は「3カ月以上、生活実態がなかったので抹消した」と話した。
参院選で、選管は女性に投票入場券を送付していたが、後に選挙人名簿から外した。不在者投票に関する女性からの問い合わせに対し、誤送付だったと説明・謝罪し、選挙人名簿から削除したことを伝えたという。
6月の村長選は、現職の伊良皆光夫氏(70)と新人の古謝政一氏(66)が立候補。9票差で伊良皆氏が当選した。
選管は伊良皆陣営から女性は村内に生活実態がないとの申し立てを受け、女性に直接確認することなく名簿から外していた。
古謝氏の陣営は選挙後、17人が村内への生活実態がなかったとして選挙無効を訴えたが、村選管は棄却した。
17人は参院選でも選挙人名簿から抹消されていない。
古謝氏側はこの中に島外で居住していたり、働いていたりする人も含まれていると主張しており「二重基準で恣意的な運用だ」などと不満の声が上がっている。
住民の一人は「選管が恣意的な運用をしているとしか思えない。許されていいのか」と憤りをあらわにした。…』