日産車体湘南工場 車両生産終了へ 雇用最優先で可能性模索
あ、そういうこと…。
タウンニュース コピペ
『…日産自動車株式会社(本社=横浜市西区/イヴァン・エスピノーサ社長)は7月15日、平塚市堤町に本社を置く子会社「日産車体株式会社」(冨山隆代表取締役)の湘南工場に生産委託している小型商用車「NV200バネット」の生産を2026年度末に終了するとした。
湘南工場で生産している車両は2種のみで、既に小型商用車「AD」の生産は25年10月に終えるため、同工場での車両生産は26年度に終了することになる。「NV200」の後継モデルは27年度に導入予定だが、詳細は明らかになっておらず、今後発表される。
日産車体株式会社は同日、湘南工場の今後について、同社ホームページでコメントを発表。車両生産の可能性も模索するとし、今後は消防車や救急車といった特装車や、現在も取り扱っているサービス部品生産をはじめとするサポート事業を担うことも視野に「従業員の雇用を最優先に、あらゆる可能性を検討してまいります」とした。』
『フェアレディZなど人気車種も送り出し
1937年に設立された「日本航空工業株式会社」を前身に持つ日産車体は、戦災復旧電車である都電「6000」第1号を完成させるなど、日本の戦後復興を支えた。その後、湘南工場では69年に「フェアレディZ」、97年に「エルグランド」の生産を開始するなど、日産の人気車種を世界に送り出してきた。
2013年には車両生産が終了していた湘南工場の敷地の一部を三井不動産に売却。16年にららぽーと湘南平塚が開業している。
日産車体の従業員は1786人(25年3月31日時点)。平塚市内には他に、設計、試作車の製作や、生産設備を設計するテクノセンター(大神)を有している。』
『経営相談窓口も
平塚市の落合克宏市長は15日、同社の発表を受け「日産車体では、湘南工場継続に向けた取り組みを進めるとのことです。平塚市としましては、日産車体の今後の動向を注視するとともに、必要となる協議を進めていきたい」とコメント。
平塚商工会議所の常盤卓嗣会頭はタウンニュースの取材に対し、「湘南工場が閉鎖されないということが分かって良かった」と話し、一方で「生産縮小に対応するため、平塚商工会議所では下請け企業を対象にした、相談窓口を立ち上げ稼働している。資金繰りや再就職先などの相談に応じるので活用してもらいたい」と、地元の産業や雇用を守るための動きをスタートさせていると明かした。(問)同相談窓口【電話】0463・22・2512
県内の生産拠点を巡って日産は同日、横須賀市にある「追浜工場」での車両生産を27年度末に終了するとしている。…』