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ぬる鑑

                     ぢゃ、ぬる鑑で。

ほどほどに

2010-09-17 05:45:40 | 不動産鑑定
本日の天気は

そろそろ弊社んとこも更新の時期です。

5階建の賃貸フロア4層のうち、2層が空室の状況で、もう1年以上経つのかなー。

そんでもって更新料ってヤツを払わなきゃなんないってのもね。
なんだかバカバカしい。

ただ、バカバカしいけど、そんな状況だからこそ、家主だってなんとか維持してかなきゃヤバイと思うでしょうから、更新料はアテにしてんだろうね。

昨今は「めやす賃料」とか巷で呼ばれるようになった、いわゆる「実質賃料」的な額を提示しよーって動きが出てきております。

毎月支払う賃料や共益費だけじゃなく、礼金やら敷金やら更新料やらを契約期間にならして月額で表示しようとしてるんですな。

われわれ不動産鑑定士が賃料の評価やるときは、共益費とか管理費とかで実質的に賃料に含まれない部分を除いた家主に支払われる金銭すべて(敷金とか保証金は借主んとこに返ってくんのが前提なんで、その家主に預けてる間の運用益相当分を計上)を前提に作業をすすめていきます。

だから、ここいらへんのお話しってのは、まぁ得意分野なんですけれど、それでも個々の契約内容、それと地域事情によってかなり考え方に違いが出てきちゃってるってのが現状ではなかろうかという感想をもっております。

先般も大阪高等裁判所で更新料を無効とする判決が出てましたけど、結果的には個々の内容に拠ると思うんです。

「そりゃとりすぎだろぉ」って思うケースもあれば、「前払的性格を有する一時金とらないともたないよ」ってケースも実際にはあるんです。

貸主にしたって、契約は債権ですから「貸す義務」っちゅーのがあってね。

清掃もしやしねーし、修理もしねー、なにやってんだ家主は、みたいなことって何でもかんでも更新料ダメって言ってたら、そこかしこで平気に起こると思いますよ。

勿論、正当な理由がなければ相応以上のカネはとっちゃいけないと思いますが、猫も杓子もみたいな雰囲気になるのもね、如何なものでしょうか。

立退きだってそう易々とは出来ない世の中です。

借主保護もほどほどにってなね、気も致します。

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コメント
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