~The Night Shadow Allows You~

月の水面に 映りし君の 愛でき姿は 己が命の 容なるかな

同じ月

2010年02月26日 | motorcycle
ついさっき、ある番組バイク芸人の話題をやっていた。
余りにもバイク乗りらしくて、思わずシンパシーを感じざるを得ない部分が多分にあった。

その中で、山口智充さんが自分のお気に入りのルートを紹介していたが、その当日は一年で月が一番大きく見えたときだったらしい(おそらく2010年1月30日)。
そこではっとしたのだが、その月を実は私も見ていたのだ(この日は道場も第5週目でお休みだった)。



あれは確か、昼に梅ヶ島を走り、夕方に県道76号を走ろうとして道を間違え、富士川近くで迷っていたときのだったが、余りに大きな月を臨んで圧倒された事を覚えている。

つまり、ぐっさんと私は同じ月を見ていたのだ。
これはバイク乗りとして共感である。

半ヘル

2010年02月18日 | motorcycle
骨折はまた煩わしいバス、電車での移動を余儀なくさせる。

さておき、先程、駅前でピンク、水色の可愛いお揃いのスクーターに乗った女の子達を見かけた。



因みに、その女の子達はまた揃って半ヘルを被っていたが、バイクに乗っているものからすれば「虫アタック」について小一時間、説教を垂れたくなるのではなかろうか。

彼女らのような人達は「カブトムシ」が脅威の存在である事を知らない。

ファイル:Kabutomushi-JapaneseBeetle-July2004.jpg

ましてや、転倒して顔面を削ぎ落とすかもしれないという危険性なんて、微塵にも感じていないのだろうなぁとつくづく思う。
「自分は死ぬ事もある」という教育を徹底すべきである。

愛馬の話

2010年01月30日 | motorcycle
私が最も嫌った人種の一つに自動車、バイクの話を夢中でしている人々がいた。
これは私の少年期の環境のせいもあったが、何で、たかだか乗り物に、しかもこの場合、不良が好んで乗るようなカラー、そして形態の車、バイクに熱く語れるものか、不思議だった。
まあこういう類の人間に中身のない人間が多かったのも、嫌悪の一つの要因であったと思う。

しかしながら、今現在の私を考えるに、私はかつての私からすれば大変に嫌悪すべき類の人のように見えるかもしれない。
何を好き好んで騒音と排気ガスを撒き散らし、あまつさえ自分の命を危険に晒してまで何故、二輪に乗るのか?自分自身でも酔狂としか思えない。
だがこれが二輪の魅力なのである。
まあ、相変わらず四輪は好きになれないが。

さて、愛馬VTR250の話をしよう。

VTR250 (2010.01.25撮影)

私とVTR250との出会いは、まずは日本のバイク事情の低迷、すなわち、数少ない種類の中から良質なものを選ばざるを得ないという、乗るか反るかの状況の中があると言わざるを得ない。
しかし、候補としては最初、維持費、管理費の比較的安価であるという話から、そして燃費を鑑みて250ccバイクの中から、Yamahaのドラックスター、HondaのMagnaといったアメリカンタイプのバイク、

【ドラッグスター250】
DS250

Magna250

そしてKawasakiのエストレヤ、Hondaのクラブマンのようなブリティッシュスタイル(?)のバイクといったものがあった。

エストレヤ

クラブマン250


その後、元々Suzukiのインパルス400乗りであった親友に相談を持ちかけたところ、


インパルス400

「君の用途目的ははっきりしているし、つまりネイキッドタイプのバイクに乗りたいんだろ?」と指摘され、「400でないなら」、KawasakiのNinja250R、そしてVTR250を薦められた。


Ninja250R

そしてバイク選びは、この二者(車)択一に迫られ、結果、VTR250を私の愛馬と決めたのである。

ともあれ、数少ない選択肢の中からのチョイスだったが、満足している。
それにこの選択は必然ではなかったかと思うところもある。
それは私の親戚にこのバイクを組み立てていた人間がいた事にもある。
言うなれば、「和魂」がVTR250を選ばせたのかもしれない。




情熱を傾けるもの

2010年01月24日 | motorcycle
故あって去年の4月より、地元静岡から町田の合氣道道場に通うようになってから大分経つ。
殊更にそれを感じたのは、先週水曜に、四段の若先生から「何気に皆勤賞ですね」と云われた事だった。
今年3月には一級の昇級審査。来年には初段を目指せ、と同じく道場の他の先生にも激励を受けた。
自分でもムチャクチャな生活だと思うが、しかし、情熱を傾けるものがあってこその人生、何とか生き残り、老いて使命を終えたいものである。

そういえば、町田までの交通手段も大分変わった。最初は電車を乗り継ぎ、路賃に頭を悩ませる事度々。
次に原付で沼津から乗り継ぐようになり、そして二輪の魅力にすっかりはまり、昨年末月に普通二輪免許を取得。
愛馬、ホンダVTR250は、昨年末(28日)の納車にも関わらず、週二回、片道四時間(下道約160km)の道のりも含め、早くも4000km近くの走行距離を走った。


(2010年1月24日某所)

ときに明治、幕末の臣、山岡鉄太郎は週一度、皇居より箱根の某禅寺に馬で以て毎週通って禅を組んでいたそうだが、酔狂な人は過去にもいたようである。
しかし、私としては、山岡鉄舟という人物が禅という方々だけでなく、その場所に大変な価値を見いだしていたのではないかと思うところがある。
つまり、「2つと無いもの」を分かっていたのではないかと。

街中の[彼女]

2009年11月20日 | motorcycle
今日、街中で[彼女]を見かけた。
巡視中の警官を尻目に、[彼女]は誰を待つ訳でも無いように佇んでいた。
スレンダーでなだらかな曲線を描いた[彼女]の体躯は、街の喧騒の中でも一際、一種の清涼感のある印象を与えてくれる。



それと比べたら君はまだ少女のようだ。無垢で真っ直ぐな。




白痴美

2009年11月17日 | motorcycle

エストレヤ

エストレヤ・・・何て君は美しいんだ、エストレヤ・・・。
しかし君は気まぐれで、数多くの者を欺き、失意の底に放り込んできたという。
それでも君を愛して止まない多くの者たち。
君の何処にそんな魅力があるのだろうか?
俺から言わせれば、君は我侭な美人女優でもなく、また駄々をこねる美少女でもない。
はっきり云って、ただの白痴美にしか過ぎない。

でも君のフォルムは完璧だ。
そのフォルムの中に、ちゃんと機械としての機能が備わっていればと本当に願う。

もっと頑張れよ、漢KAWASAKI