お節介という文化

2018-12-31 19:28:41 | 活動報告
年の瀬のとある一日。

ご相談の対応で市内を駆け巡りました。

まずは、危険な通学路に関するご相談で現地を視察。



通学路などで車の速度を抑制する路面段差(ハンプ)の効果的な設置箇所について、ご意見をいただきました。

移動して、今度は公民館の利用に関するご相談です。
予約しづらく利用を諦めざるを得なかった実話や、特定の利用者だけを優遇している実態など、耳を疑ってしまうようなお話も伺いました。

公民館はみんなもの。
事実関係を整理し、解決に向けて最善を尽くすのが私の仕事です。

公民館に関するご相談のあと、近くの観音山古墳に立ち寄りました。



古墳の全景です。



古墳は私にとってパワースポット。
しばし充電して、次の現場に向かいました。

この日はゆく先々で、有り難いお節介に恵まれました。

忘年会シーズンで胃腸が弱ってるだろうからと朝採れキャベツを持たせてくれたり。
風邪を引くなとじっくり煮込んだ金柑をもたせてくれたり。



お節介という文化。
なかなか良いものです。

慌ただしい一日でしたが、心地よい疲労感でした。

冬の風物詩

2018-12-26 19:45:38 | 日記
昨日のブログの続きです。

12月21日。

市立箕輪小学校の新校舎を見学した私は、車で数分の鳴沢湖へ向かいました。

その昔、ワカサギを釣るために幾度も訪れた湖です。



この時期に仕事で箕郷を訪れると、必ず立ち寄って管理小屋のおじちゃんと釣り談義するのを楽しみにしています。

おじちゃんによると、ここ最近、桟橋は不調でボート釣りが好調なのだとか。
一人あたりの一日の釣果は、平均で200尾程度だそうです。
数もまずまず出ていますが、魅力的なのは釣れる魚のサイズが大きいこと。
ワカサギは成魚で15cm程度が平均的なサイズですが、19cmの超大型がコンスタントに釣れています。

こちらが、水揚げされたばかりのワカサギです。



銀色に輝く美しい魚体が、その昔三度の飯より釣りが好きだった私の魂をくすぐります。

釣りたてを唐揚げや天ぷらでいただくと...


※写真はイメージです。

想像しただけで、もうソワソワしてきます♪

渡り鳥と釣り人。



野生との絶妙な距離感を保ちながら、自然に身を委ねられるのも釣りの魅力です。

産まれたばかりの命にも出会えたり♪



水面ばかりに目がいってしまいますが、こんなお出迎えも。



鳴沢湖の主です。
見てください、この面構え!

そんな鳴沢湖の利用案内です。



冬の風物詩『ワカサギ釣り』を、ぜひ鳴沢湖で体験してみてください!
ぜひぜひ鳴沢湖で、よろしくお願いいたします!!

管理棟のおじちゃんと固く約束を交わしたので、ついつい宣伝に力が入ってしまいました(笑)

今年の8月に遊歩道が開通し、湖周をグルッと一周できるようになりました。
釣りをなさらない方は、観光で訪れてみてはいかがでしょうか。

新学期に向けて

2018-12-25 20:42:45 | 活動報告
12月21日。

完成したばかりの箕輪小学校の新校舎を見学してきました。

外壁は杉板張りと漆喰調の塗り壁です。



この奥にもう一棟2階建ての校舎が建っていて、渡り廊下でつながっています。
ここまでが第一期工事。

そして第二期工事として、来年の秋からこの右側にもう一棟2階建ての校舎を建てる工事が始まります。
そこには職員室や給食室が入り、多目的トイレやバリアフリー対応のエレベーターも設置されるそうです。

市教育部から新校舎について丁寧にご説明いただいたあと、いよいよ見学です。

日当たりが良くてポカポカ暖かい教室。



少人数学級に合わせて設計しているせいか、あるいは図体ばかりデカくなってしまったせいか、とても狭く感じます。

木材は市産材をふんだんに使用。



自然豊かな倉渕から切り出した木材が、こうしてむき出しになっている箇所もあります。
木造の校舎は、心理・情緒・健康面への効果が期待できるのだとか。

木造ならではの温もりが、身も心も優しく包み込んでくれるようです。

廊下には木目が。



人の手では生み出せない味わい深さがあります。

理科室です。



来年度から各学校で理科室などの特別教室に順次エアコンが設置されていきますが、校舎の建て替えの際には今年のような災害級の猛暑を見越して、はじめから特別教室にもエアコンの設置ありきで設計されます。

室外機もご覧のとおり。



家庭科室です。



シンプルですが、狭いスペースを有効活用する工夫がなされています。

技術室です。



作業机がなくて驚きましたが、校長先生によると旧校舎で使っていたものを搬入して、再利用するのだとか。
使えるものは使う。
限られた予算の中で、重要なことだと思います。

屋内集会スペースです。



階段です。



トイレです。



女子トイレには音姫が。



トイレを我慢して健康を害してしまう子もいるそうですから、ありがたい配慮ですね。

北校舎の北側では、来年の夏からの可動を目指してプールの建設が進められています。



一通り見学が終わって解散したあと、教頭先生に案内していただいて、仮説校舎から全景を撮影しました。



手狭な仮設プレハブ校舎での学校生活も、あとわずかです。



間もなく子どもたちと歴史の第一歩を踏み出す学び舎をあとにし、車で数分の鳴沢湖へ向かいました。

ワカサギ釣りのメッカ鳴沢湖での出来事は、次回のブログで紹介させていただきます。

街の風景~冬の訪れ~

2018-12-24 11:45:39 | 日記
ようやく冬らしくなってきましたね。

霜が大地を白く染める夜明け前。



地中から這い上がってくる冷気に身震いしながら、腹ばいで撮影しました。

数時間前にはあんなに賑わっていた高崎の街も、ご覧のとおり。



まるで、新しい一日の幕開けを静かに祝福しているようです。

澄みきった冷たい空気が、体中の細胞を蘇らせてくれます。



市民の願いに寄り添うということ

2018-12-23 16:17:27 | 議会報告
12月13日。

この日は12月議会定例会の最終日でした。
最終日には、議会に上程された議案や請願の採決が行われます。

我々日本共産党高崎市議団は、以下の採決に際して討論を行いました。
是非、討論の模様をご覧になってください。

1.議案第160号
  重度心身障がい者の医療費負担増について反対討論(担当:伊藤あつひろ)
  ※討論の模様はコチラから。

2.請願第4号
  消費税増税の中止を求める請願について賛成討論(担当:伊藤あつひろ)
  ※討論の模様はコチラから。

3.請願第5号
  学校給食費無料化を求める請願について賛成討論(担当:依田よしあき)
  ※討論の模様はコチラから。

4.請願第6号
  非正規職員の待遇改善を求める請願について賛成討論(担当:田村おさむ)
  ※討論の模様はコチラから。


社会保障の切り捨ては許さない!

1の議案第160号は、まぎれもなく福祉医療制度の改悪です。

重度心身障がい者が入院したり施設に入所したりした時に、食費の負担を軽減するために県と市が助成を行っていましたが、条例を改定して所得制限を設けようというもの。
当然、当事者の負担は重くなります。
安倍自公政権が社会保障の切り捨てを推し進めていますが、そのしわ寄せがこんなところにも顕在化してしまうのです。

残念ながら、日本共産党市議団3名以外の34名の議員が、この議案に賛成しています。




消費税増税ストップ!

2の請願第4号は、まさに皆様の切実な願いではないでしょうか。

国民の大多数の反対を無視して、安倍自公政権は来年10月からの消費税10%増税を強行しようと躍起になっています。
消費税増税は社会保障充実のためと言いながら、2019年度予算案では社会保障費の自然増分を1200億円も削減する方針を打ち出しました。
国民に負担を押し付けて、大企業や一部の大金持ちの負担を軽減する... これが安倍自公政権の常套手段です。
もう国民は騙されません。

日本共産党市議団3名と市民クラブ5名の計8名がこの請願に賛成し、残りの29名が反対しているという事実を、皆様はどう受け止めますか?




学校給食費無料化の実現を!

3の請願第5号は、将来への蓄えもままならない子育て世代の負担を軽減してほしいと、市民団体「新婦人」が繰り返し議会に提出している請願です。

学校給食費の無料化は全国各地で拡がっていますが、ここ群馬でも23の市町村が完全無料化もしくは一部無料化を実施しています。
しかし高崎市は、なかなか重い腰を上げません。

今回は日本共産党市議団3名だけが、この請願に賛成しました。




非正規労働者の地位・待遇を改善するために!

4の請願第6号は、地方自治体で働く非正規職員の地位・待遇改善を求めるものです。

今や地方自治体で働く職員の3人に1人が非正規ですが、正規職員と比較して処遇は低く、継続雇用が保証されていないという重大な問題を抱えています。
2020年4月から非正規職員を1年任用の「会計年度任用職員」として制度化するのに伴い、こういった問題を改善するために国が率先して動くべきであると訴えました。

これに対して、日本共産党市議団3名と市民クラブ5名の計8名が賛成しましたが、残りの29名は反対しています。

資本主義社会においては、使用者が労働者を搾取し、使い捨てるのは常套手段です。
かくいう私も、大手電機メーカーで派遣労働者として9年あまり働いていましたが、正社員に登用される条件が整っていたにもかかわらず、会社はそれを履行せず雇い止めにしました。
非正規労働者が、使い勝手の良い単なる「労働力」として扱われないためには、監視が必要不可欠なのです。
このことを軽視する議員が大多数を占める高崎市議会の現状を憂うのと同時に、変革の必要性を強く感じます。




市民の願いに寄り添うということ

議員活動において、私は市民の願いに寄り添うことを第一に考えています。

12月議会定例会に上程された議案と請願に対する、各議員の賛否の状況を一覧にしました。
議会という閉ざされた世界で何が起こっているのか、参考にしていただけたらと思います。

※〇が「賛成」、Xが「反対」です。