総括質疑で明らかになったこと

2018-02-26 22:35:37 | 議会報告
平昌オリンピックが閉幕し、ちょっぴり寂しいような、そんな気分で一日を過ごされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

高崎市役所には、高崎健康福祉大学の佐藤彩乃選手が金メダルを獲得したのを記念して、懸垂幕が掲げられています。



高崎市民のみならず、世界中の人たちに感動を与えてくれた佐藤選手には、高崎市民栄誉賞が贈られることになりました。


さて、ここからが本題です。

本日の高崎市議会定例会で各会派の総括質疑が行われましたが、その中で注目すべきことが。

なんと、5年前に始まった「まちなか商店リニューアル助成事業」が拡充されることになりました。

この助成事業をザックリ説明すると、商店をリニューアルするための工事を市内業者に発注した場合、市の補助金が受けられるというものです。
市長肝入りの政策の一つでもあります。


※詳しくはコチラをご覧ください。

商店主はもちろん、工事を受注する市内業者にとってもメリットがあるので、この制度は大好評でした。

それがなんと...
これまで1回しか利用できなかった制度が、来年度からは2回目も利用できるようになります。

そもそもこの制度は、高崎民主商工会が提唱して、伊藤ゆうじ県議と我が会派(日本共産党高崎市議団)が後押しして実現したもの。
この間、我が会派が繰り返し繰り返し要望してきた制度の拡充が、ようやく実現した形です。


※昨年11月、昨年11月、市長に予算要望書を手渡し、懇談させていただいた時の様子です。この席でも「まちなか商店リニューアル助成事業」の拡充を訴えました。


※予算要望書を受け取る市長。

この制度を利用したことがない方もいらっしゃると思います。
また、2回目の利用を心待ちにされていた方もいらっしゃると思います。

ぜひ、来年度からリニューアルする「まちなか商店リニューアル助成事業」をご利用ください。

議会定例会で朗報!

2018-02-23 21:27:25 | 議会報告
昨日から高崎市議会定例会が始まりました。
今回の定例会では、来年度予算2700億円の使い道を審議します。

分厚い議案書や予算書との格闘で、毎年この時期は激ヤセです。
書類の山と格闘を始める前に、精一杯の笑顔で記念撮影をする私。



ご覧ください。その分厚さたるや、なんと11.3cm!!



しかし、へこたれていられません!
今年も気を抜かずに、皆さんと同じ目線で厳しくチェックする決意です!!


そしてお待ちかね... 朗報です!

高崎市が国民健康保険税を引き上げない方針を明らかにしました!!



本日の定例会本会議で来年度予算に関する説明がありましたが、その中で市当局が明らかにしたものです。
この決定について、「厳しい状況だが、市民に負担はかけない」と!

来年度から国民健康保険制度が大きく変わるのに伴い、ほかの市町村が保険税(料)の引き上げを続々と表明している中、よくぞ決断してくれたと思います。

国民健康保険は、年金生活者、個人事業主、農業従事者、非正規労働者など、多くの方が加入しています。
そして、今働いている人も、退職すれば大半が国民健康保険に加入することになるのです。
国民健康保険の引き上げは、市民の暮らしを脅かす重大な問題。
この間、議会定例会や議会常任委員会で、この問題を何度も何度も追求してきた甲斐がありました。



なお、 希望する議員が45分の持ち時間で市当局に質問や要望をぶつけられる「一般質問」では、今回は「公共交通施設のバリアフリー化」と「空き家問題」をテーマに質問します。



このテーマに関して、多くの方からご意見をお寄せいただきました。
この場をお借りして、御礼を申し上げます。
ありがとうございました。

ウクレレはじめちゃう宣言!

2018-02-16 19:48:49 | ハワイアン
届いてから1週間梱包されたまま眠っていましたが、ようやくご対面



昨年の11月、ニューサンピア高崎で開催されたイベント『HAWAII L♡VE TOWN in ぐんま』で来賓挨拶をさせていただきましたが、その際に実行委員の皆さんからレイ(歓迎の意を表すため、首にかける花輪)のプレゼントがありました
今もドライフラワーとして生き続ける宝物のレイを身にまとって、長い付き合いになるであろう相棒と記念撮影です




頑丈で頼りになりそうなハードケース。
でも全然ハワイっぽくないので、ハワイ生まれの雑貨と宝物のレイを添えて雰囲気を出してみました




ウクレレは15点セットで購入。
まだ何が何だか把握できていませんが、たぶん何かの役に立ってくれることでしょう




ハワイアンショップで買ったお気に入りのパーカーを羽織り、相棒を抱えてご満悦
コードを押さえているかのように見せかけていますが、実は全くのウソっぱちです


高崎市の来年度予算を審議する大事な議会を間近に控えて超繁忙期に突入してしまったため落ち着くまでいじくれませんが、地道に少しずつ練習を積み重ねて、ゆくゆくは...

すぐそこに未知の世界が広がっていると思うとワクワクします

高崎健康福祉大学で学ぶ

2018-02-10 22:08:36 | 活動報告
本日は、高崎健康福祉大学で公開講座を受講させていただきました。



テーマは『子どもの貧困とその支援の最前線』です。



残念なことに、日本は先進国の中でも子どもの相対的貧困率が非常に高い状況が続いていますが、なかなかこの状況から脱却できずにいます。
2010年の統計では、先進国で構成されるOECD(経済協力開発機構)加盟34ヵ国の中で、ひとり親世帯の貧困率が下から2番目という有様です。

そんな中、今、群馬県邑楽郡大泉町が全国から注目を集めているのをご存知でしょうか?
なぜ注目を集めるようになったのか...
その理由は、行政と民間と専門家が連携して『学習支援事業』と『子ども食堂』に力を入れているからです。

生まれた環境にかかわらず、すべての子ども、すなわち支援が必要な最後の一人にまで手を差し伸べる... そんな志で取り組まれている事業です。


まず、『学習支援事業』 について、教授の岡本拡子先生からご講演いただきました。



岡本拡子先生は、NPO法人『わくわく広場の会 』の代表もなさっていて、大泉町で『学習支援サロンSTUDY SPOT』を運営されています。
STUDY SPOTは、主に中学生を対象とした無料の生活・学習支援サロンで、勉強のやり方がわからない、勉強を教えてほしい、誰かと一緒に過ごしたいという子どもたちが安心して過ごしたり勉強したりできる居場所になることをめざしていて、今では40名の子どもが登録し、経験豊富な学習支援員の先生を中心に、高崎健康福祉大学の学生さんもボランティアで 勉強を教えているそうです。
そんなスタッフの熱意はもちろんですが、場所の提供や子どもへの周知など行政の強力なバックアップも力になり、この取り組みが成り立っているといいます。


続いて、『子ども食堂』について、助手の町田先生からご講演いただきました。



子ども食堂の目的などについては、前回のブログでつらつらと書きましたので、ここでは説明を省きます。
内閣府では助成事業として子ども食堂のネットワーク化を紹介していますし、農林水産省では子ども食堂と連携した地域での食育を推進していますが、なかなか重い腰をあげないのが地方自治体です。
しかし『おおいずみっ子食堂』が開設された大泉町では、 子どもの貧困解消施策を将来への投資と位置づけ、周知や参加者の募集など、率先して子ども食堂をバックアップしています。
行政がバックアップすることにより、地元企業、JA、生産者の信用が得られ、食材の寄付も多く寄せられるそうです。
今では80~100食も用意するのだとか。
食料を支援するだけではなく、子どもの居場所づくりにも大きく貢献していると感じました。


子どもの貧困問題を考えるとき、その原因を根絶することが大事です。
例えば、政府が推し進める大企業・大金持ち優遇の経済政策や非正規雇用の拡大が貧困と格差を拡げているのは疑いようもなく、こういった歪みをただすべきだと考えます。

しかし、現実として貧困に直面している子どもが目の前にいる以上、すぐにでも手を差し伸べなければなりません。
お金がなくて子どもを塾へやれない... お金も時間もなくて子どもに手作りの温かいご飯を食べさせてあげられない... 自宅が子どもの居場所にならない... 議員の仕事をしていて、そんな家庭が確実に増えていることを実感しますが、本当に胸が痛みます。

何とかしなければ!

講座を受講して、その糸口が少しだけ見えてきたような気がします。
改めて、民間の支援事業に対する行政の間口を広げるために頑張ろうと心に誓いました。

とても有意義な時間が過ごせたのは、高崎健康福祉大学の関係者の皆様、講師の皆様、参加された自治体職員の皆様、ボランティアスタッフの皆様のおかげです。
この場をお借りして、御礼を申し上げます。