功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

「青山さんは今、国会議員なのでテロから守れない」という理由(2022/07/24)Ⅲ

2022-07-25 07:19:00 | On the Road
▼感染症対策のために、本は1冊に限定し、一緒に写真を撮ることもない、異例のサイン会となりました。
 しかし、愉しく言葉を交わすという、いつもの大切なことだけは変えないようにしました。マスク越し、クリアガード越しでも、たがいに伝わるものは伝わります。

▼そして、この簡素化したサイン会は、前回の八重洲ブックセンターに続き、何とも言えない爽やかさがあります。

 東京から京都に向かう新幹線のなかでは、東海道のよい天気とは裏腹に、モバイルパソコンにやって来る、あまりに理不尽なコメントにつくづく嫌気が差していました。
 その胸の奥に、サイン会の読者が明るい風を通してくれました。

 集まってくださったみなさん、おひとりおひとりに、あらためて敬意と感謝を捧げます。

安倍さんを奪い去ったテロリズムに負けない、新しい簡素なサイン会

安倍さんを奪い去ったテロリズムに負けない、新しい簡素なサイン会

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road


▼京都に続き、大阪でもサイン会を模索しましたが、実は「青山さんは今、国会議員なのでテロから守れない」という理由で、ある書店から断られたのです。
 そうですか。
 では、テロに負けていますね。

 その書店には、いい思い出があります。
 民間専門家・兼・作家として本を出し、サイン会を開き、ふと顔を上げたら、共同通信京都支局の布引さんというデスクが並んでおられました。
 事件記者のときを中心に、ぼくを育ててくださった名デスクです。
 布引さんは涙ぐんで、出版を喜んでくださいました。

 その素晴らしい場所が「国会議員はテロに遭いそうだから困る」と、サイン会を開けない場所に変わっている。
 これが、たった今の時代であり、たった今のぼくの立場です。
「議員の特権ほしさに、2期目の選挙に出た」と、これもまた理不尽に呪うコメントが来ます。
 特権どころか、議員となっているために喪ったものばかりです。
 しかし国を喪うわけにいきません。
 だから、議員を続けています。

 サイン会でお逢いした、日本の少年少女、日本のお父さん、お母さん、お祖父さん、お祖母さん、それから働いている若いみんな、中堅の世代、ベテランのみなさん。
 これからも、いやテロに襲われたこれからこそ、恐れず、たゆまず、連帯を深めていきましょう。
 この暮夜に、そう考え、あらためて決意しています。

 編集者には、神戸でのサイン会を模索していただくよう、お願いしました。
 考えてみれば、生まれ故郷の神戸では、一度もサイン会を開いていないのです。
 実現するかどうかは、みなさんの声次第かも知れません。

 さて、明けて月曜は、23年のあいだ続けている、まさしくテロ対策のための水面下会合があります。
 そのまえには「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録も行います。
 会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)の次号(第1281号)、「暗殺をめぐって その2」の執筆も同時進行です。
 選挙が終わっても休みはありませぬ。
 これも、議員という仕事の特徴です。国家の任務には休みがないからですね。




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