▼感染症対策のために、本は1冊に限定し、一緒に写真を撮ることもない、異例のサイン会となりました。
しかし、愉しく言葉を交わすという、いつもの大切なことだけは変えないようにしました。マスク越し、クリアガード越しでも、たがいに伝わるものは伝わります。
▼そして、この簡素化したサイン会は、前回の八重洲ブックセンターに続き、何とも言えない爽やかさがあります。
東京から京都に向かう新幹線のなかでは、東海道のよい天気とは裏腹に、モバイルパソコンにやって来る、あまりに理不尽なコメントにつくづく嫌気が差していました。
その胸の奥に、サイン会の読者が明るい風を通してくれました。
集まってくださったみなさん、おひとりおひとりに、あらためて敬意と感謝を捧げます。
▼京都に続き、大阪でもサイン会を模索しましたが、実は「青山さんは今、国会議員なのでテロから守れない」という理由で、ある書店から断られたのです。
そうですか。
では、テロに負けていますね。
その書店には、いい思い出があります。
民間専門家・兼・作家として本を出し、サイン会を開き、ふと顔を上げたら、共同通信京都支局の布引さんというデスクが並んでおられました。
事件記者のときを中心に、ぼくを育ててくださった名デスクです。
布引さんは涙ぐんで、出版を喜んでくださいました。
その素晴らしい場所が「国会議員はテロに遭いそうだから困る」と、サイン会を開けない場所に変わっている。
これが、たった今の時代であり、たった今のぼくの立場です。
「議員の特権ほしさに、2期目の選挙に出た」と、これもまた理不尽に呪うコメントが来ます。
特権どころか、議員となっているために喪ったものばかりです。
しかし国を喪うわけにいきません。
だから、議員を続けています。
しかし、愉しく言葉を交わすという、いつもの大切なことだけは変えないようにしました。マスク越し、クリアガード越しでも、たがいに伝わるものは伝わります。
▼そして、この簡素化したサイン会は、前回の八重洲ブックセンターに続き、何とも言えない爽やかさがあります。
東京から京都に向かう新幹線のなかでは、東海道のよい天気とは裏腹に、モバイルパソコンにやって来る、あまりに理不尽なコメントにつくづく嫌気が差していました。
その胸の奥に、サイン会の読者が明るい風を通してくれました。
集まってくださったみなさん、おひとりおひとりに、あらためて敬意と感謝を捧げます。
▼京都に続き、大阪でもサイン会を模索しましたが、実は「青山さんは今、国会議員なのでテロから守れない」という理由で、ある書店から断られたのです。
そうですか。
では、テロに負けていますね。
その書店には、いい思い出があります。
民間専門家・兼・作家として本を出し、サイン会を開き、ふと顔を上げたら、共同通信京都支局の布引さんというデスクが並んでおられました。
事件記者のときを中心に、ぼくを育ててくださった名デスクです。
布引さんは涙ぐんで、出版を喜んでくださいました。
その素晴らしい場所が「国会議員はテロに遭いそうだから困る」と、サイン会を開けない場所に変わっている。
これが、たった今の時代であり、たった今のぼくの立場です。
「議員の特権ほしさに、2期目の選挙に出た」と、これもまた理不尽に呪うコメントが来ます。
特権どころか、議員となっているために喪ったものばかりです。
しかし国を喪うわけにいきません。
だから、議員を続けています。
サイン会でお逢いした、日本の少年少女、日本のお父さん、お母さん、お祖父さん、お祖母さん、それから働いている若いみんな、中堅の世代、ベテランのみなさん。
これからも、いやテロに襲われたこれからこそ、恐れず、たゆまず、連帯を深めていきましょう。
この暮夜に、そう考え、あらためて決意しています。
編集者には、神戸でのサイン会を模索していただくよう、お願いしました。
考えてみれば、生まれ故郷の神戸では、一度もサイン会を開いていないのです。
実現するかどうかは、みなさんの声次第かも知れません。
さて、明けて月曜は、23年のあいだ続けている、まさしくテロ対策のための水面下会合があります。
そのまえには「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録も行います。
会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)の次号(第1281号)、「暗殺をめぐって その2」の執筆も同時進行です。
選挙が終わっても休みはありませぬ。
これも、議員という仕事の特徴です。国家の任務には休みがないからですね。
これからも、いやテロに襲われたこれからこそ、恐れず、たゆまず、連帯を深めていきましょう。
この暮夜に、そう考え、あらためて決意しています。
編集者には、神戸でのサイン会を模索していただくよう、お願いしました。
考えてみれば、生まれ故郷の神戸では、一度もサイン会を開いていないのです。
実現するかどうかは、みなさんの声次第かも知れません。
さて、明けて月曜は、23年のあいだ続けている、まさしくテロ対策のための水面下会合があります。
そのまえには「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録も行います。
会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)の次号(第1281号)、「暗殺をめぐって その2」の執筆も同時進行です。
選挙が終わっても休みはありませぬ。
これも、議員という仕事の特徴です。国家の任務には休みがないからですね。