▼これは、先週の金曜、7月31日に自由民主党本部で開かれた国防部会・安全保障調査会にて不肖ぼくが発言しているところです。
外交部会長の中山泰秀代議士が撮ってくださっていて、きのうの土曜日に思いがけず、送ってくださいました。
この日の部会では、杉田水脈代議士も撮ってくださっていて、部会の最中に送ってくださいました。
今の部会は、三密を避けるために秘書さんの参加を認めていないので、自分の発言場面は撮れません。それで親切な中山さんや杉田さんが撮ってくれるのかなぁと思います。
おふたりとも、護る会のメンバーですが、それだからというのではなくて、おふたりが普段からいかに他人のことを考えておられるかということだと感じます。
▼おふたりが写真を撮っておられることには、全く気づきませんでした。
こんな目の表情で発言しているのかと、自分でも、へぇーという感じで拝見しました。
中山さんは実は、何枚も何枚も、目の表情がそれぞれ違う写真を送ってくださっているのです。
自分の写真ですからね、そんな何枚もアップするわけにいかないので、1枚だけにしますね。
ぼくのように「政府には入らない、行政府には入らない」と勝手におのれで決めている議員にとっては、毎日が、政府、行政府に対してのれんの腕押しも覚悟しながら、なんとか動かそうとする悪戦の日々です。
そのなかで、自由民主党の部会が内部から変わって政府への影響力を増すように、どれほど非力であっても毎回、参加し、いちごんいちごんを選んで発言するようにしています。
▼それにしても、この部会も、役員でない限りは全くの自由参加なのです。
国会議員が、怠けようと思えばいくらでも怠けられる立場なのも、現実だと考えます。
この写真にも映り込んでいるように、義務でなくても、イージスアショアの中止に伴う日本の防衛政策の転換という議題であれば閉会中にもかかわらず沢山の議員が、地元入りをずらしたり、あるいは地元入りをやめたりして参加します。
その一方で、こうした、日本では票にならないとみられている分野の部会、国防部会や外交部会に日常的に参加する議員は、ほんとうに限られています。いつも、ほぼ同じ顔ぶれです。「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会 ) の議員が実に多いです。
経済産業部会や、農林水産部会といった、いわゆる票になる部会とは、まるで違います。
部会は、参加・不参加が自由なだけではなく、部会長と部会長代理、副部会長で構成する役員会以外は、どこに所属するという制度もありません。
極端な話、自由民主党の議員が自分の意思で部会にも属さず、ただ国会の本会議や委員会に出席して審議を聴いていれば、なにも党から文句は言われません。それでいて、歳費や文通費の支給は全く同じです。
政府に一定の影響力を持つ与党議員でもこうですから、政治記者の時代から目撃してきたのは、最低限度の義務以外は何もしないと言わざるを得ない議員も、いかに多いかという現実です。
そうした議員も選挙活動だけは熱心で、それでは、「保身しか考えていないのか。国会議員というのは、そうやって保身だけ熱心にやりたいぐらいおいしい仕事なのか」と、主権者・有権者に思われても、それは実に正当と言わざるを得ません。
外交部会長の中山泰秀代議士が撮ってくださっていて、きのうの土曜日に思いがけず、送ってくださいました。
この日の部会では、杉田水脈代議士も撮ってくださっていて、部会の最中に送ってくださいました。
今の部会は、三密を避けるために秘書さんの参加を認めていないので、自分の発言場面は撮れません。それで親切な中山さんや杉田さんが撮ってくれるのかなぁと思います。
おふたりとも、護る会のメンバーですが、それだからというのではなくて、おふたりが普段からいかに他人のことを考えておられるかということだと感じます。
▼おふたりが写真を撮っておられることには、全く気づきませんでした。
こんな目の表情で発言しているのかと、自分でも、へぇーという感じで拝見しました。
中山さんは実は、何枚も何枚も、目の表情がそれぞれ違う写真を送ってくださっているのです。
自分の写真ですからね、そんな何枚もアップするわけにいかないので、1枚だけにしますね。
ぼくのように「政府には入らない、行政府には入らない」と勝手におのれで決めている議員にとっては、毎日が、政府、行政府に対してのれんの腕押しも覚悟しながら、なんとか動かそうとする悪戦の日々です。
そのなかで、自由民主党の部会が内部から変わって政府への影響力を増すように、どれほど非力であっても毎回、参加し、いちごんいちごんを選んで発言するようにしています。
▼それにしても、この部会も、役員でない限りは全くの自由参加なのです。
国会議員が、怠けようと思えばいくらでも怠けられる立場なのも、現実だと考えます。
この写真にも映り込んでいるように、義務でなくても、イージスアショアの中止に伴う日本の防衛政策の転換という議題であれば閉会中にもかかわらず沢山の議員が、地元入りをずらしたり、あるいは地元入りをやめたりして参加します。
その一方で、こうした、日本では票にならないとみられている分野の部会、国防部会や外交部会に日常的に参加する議員は、ほんとうに限られています。いつも、ほぼ同じ顔ぶれです。「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会 ) の議員が実に多いです。
経済産業部会や、農林水産部会といった、いわゆる票になる部会とは、まるで違います。
部会は、参加・不参加が自由なだけではなく、部会長と部会長代理、副部会長で構成する役員会以外は、どこに所属するという制度もありません。
極端な話、自由民主党の議員が自分の意思で部会にも属さず、ただ国会の本会議や委員会に出席して審議を聴いていれば、なにも党から文句は言われません。それでいて、歳費や文通費の支給は全く同じです。
政府に一定の影響力を持つ与党議員でもこうですから、政治記者の時代から目撃してきたのは、最低限度の義務以外は何もしないと言わざるを得ない議員も、いかに多いかという現実です。
そうした議員も選挙活動だけは熱心で、それでは、「保身しか考えていないのか。国会議員というのは、そうやって保身だけ熱心にやりたいぐらいおいしい仕事なのか」と、主権者・有権者に思われても、それは実に正当と言わざるを得ません。
▼もっと、ほんとうのことを言えば、テレビに出ていて、その知名度で当選なさった議員は昔も今も、何もしない派の議員がやや多いです。
ぼくもテレビ番組に顔を出していた頃、こんなことがありました。
ある政府要人がぼくに、出馬要請をなさいました。それは当時の総理官邸の一室でした。ぼくは即、お断りしました。
すると政府要人はこう仰ったのです。
「青山さん、あなたにテレビ出身の議員の在り方を変えてほしいから、出馬を要請しているんです。つい最近、この部屋に、テレビで有名になって当選した国会議員が来られました。次は当選しそうにないから、何か支持団体を付けてくれと言われるんです。その議員が何もしていないから落選しそうなんだから、私は、そんなことはできません、団体に失礼ですと申し上げました。すると土下座まがいのことをなさるんです。こんな現実を変えたいと思いませんか」
ぼくは、こうお答えしました。
「その議員さんは、芸能プロダクションに属していらっしゃいます。テレビ番組に出演していた議員のほとんどは、そうです。ぼくは、芸能プロダクションに一切、属しません。どんな関係も持ちません。オファーをすべてお断りしています。それに、ぼくはテレビに顔を出すことがあっても、たいした参加もしていません。だから、ぼくが選挙に出ても、芸能プロダクションに属することによって視聴者・国民にとっては想像を絶するような高額のギャラを得るという生き方をなさってきた方々への問いかけには、何もならないと思います。そんな理由で、選挙に出ることはできません」
そして、万やむを得ず、議員になってしまってからも、しばらくは地上波のテレビに顔を出していましたね。 ( この頃は、オファーも絶えました )
すると、同じ番組に参加していた、テレビで有名な方 ( この方は議員を任期中にお辞めになっています。任期中に辞める方も、テレビ出身の議員には少なくないです ) が、こう仰いました。
「私が一生懸命に議員活動をしていたら、超有名な閣僚経験者 ( 実際は実名 ) が、俺と考えが違うと仰って、それで活動しにくくなって辞めたんですよ」
ぼくが何かを問うたのではありません。その方がわざわざ寄ってこられて、問わず語りに仰いました。
そのお話を別に確認するつもりもなかったのですが、たまたまその次の週に国会で、ベテラン議員からこんな雑談がありました。
「‥‥という元議員 ( 実際は実名 ) がいるでしょう? あの人は、なーんにもしなかった。何にもしないのに、Aさん ( 上述の閣僚経験者 ) と衝突して辞めたんだと、あちこちで言いふらしているんだよね。何もしなくて衝突もないよ。青山さんもテレビに出ていたけど、どう思う ? 」
「ぼくはテレビ番組に参加していた内に入りません。あの人は大スターですから」とありのままに答えました。
このテレビ番組出身のお二人は、それぞれ別の元議員です。
▼日本の主権者・有権者が国会議員に根強い不信感を持つのは、こうした隠れた事実を知らなくても、賢い国民として、そこはかとなく気づくからではないでしょうか。
これを変えるには、さまざまな案が考えられます。
民間には給料を支給する上で査定もあるのですから、そうしたことを導入することも選択肢としてはあり得る‥‥と言いたいところですが、国会議員の仕事、特に水面下の仕事を公正、公平に査定するのは簡単ではありません。
民間においても、たとえば客観的な売り上げ高で判断する査定であっても、ほんとうは難しい面があります。
国会議員の場合は、仮に国政をめぐる交渉を自分の利害とは関係なく一生懸命にやっていても、その成否には、短期で結果が出るものと、国の中期、長期の命運で判断すべきものがあるので、正しく査定するのは非常に難しいです。
そこで、ぼくとしては、不肖ながらのテストケースとして、旧来型の議員活動とはすこし違う活動を自ら試みることで、国会議員をめぐる現実をいささかでも変えようとしています。
それはたとえば、なるべく議員活動を晒す発信をする、交渉を駄目にするような暴露は絶対に避けつつ、できるだけ主権者の目に晒されるようにする、また、おのれが国会で所属する委員会や、役員を務める部会の分野だけではなく、ひろく国事、国政の全体に深く関わるように努める、といったことです。
1枚の写真の話だけをするつもりが、こんなに長くなりました。
最後にお願いしたいのは、日本の唯一の主人公である主権者のみなさんは、どうぞ新しい目で、たとえば護る会の活動ぶりもご覧になっていただきたいということです。
それが厳しい目であることは、永遠に必要です。
そして、私心を脱せられた天皇陛下のもと、万民が平等に連帯するという視点での目、連帯こそ命であることは知っている目であることも、まさしく敗戦から75年を経てようやく敗戦国であることを超克していく、新しい、ぼくらの生き方として必要だと考えます。
ぼくもテレビ番組に顔を出していた頃、こんなことがありました。
ある政府要人がぼくに、出馬要請をなさいました。それは当時の総理官邸の一室でした。ぼくは即、お断りしました。
すると政府要人はこう仰ったのです。
「青山さん、あなたにテレビ出身の議員の在り方を変えてほしいから、出馬を要請しているんです。つい最近、この部屋に、テレビで有名になって当選した国会議員が来られました。次は当選しそうにないから、何か支持団体を付けてくれと言われるんです。その議員が何もしていないから落選しそうなんだから、私は、そんなことはできません、団体に失礼ですと申し上げました。すると土下座まがいのことをなさるんです。こんな現実を変えたいと思いませんか」
ぼくは、こうお答えしました。
「その議員さんは、芸能プロダクションに属していらっしゃいます。テレビ番組に出演していた議員のほとんどは、そうです。ぼくは、芸能プロダクションに一切、属しません。どんな関係も持ちません。オファーをすべてお断りしています。それに、ぼくはテレビに顔を出すことがあっても、たいした参加もしていません。だから、ぼくが選挙に出ても、芸能プロダクションに属することによって視聴者・国民にとっては想像を絶するような高額のギャラを得るという生き方をなさってきた方々への問いかけには、何もならないと思います。そんな理由で、選挙に出ることはできません」
そして、万やむを得ず、議員になってしまってからも、しばらくは地上波のテレビに顔を出していましたね。 ( この頃は、オファーも絶えました )
すると、同じ番組に参加していた、テレビで有名な方 ( この方は議員を任期中にお辞めになっています。任期中に辞める方も、テレビ出身の議員には少なくないです ) が、こう仰いました。
「私が一生懸命に議員活動をしていたら、超有名な閣僚経験者 ( 実際は実名 ) が、俺と考えが違うと仰って、それで活動しにくくなって辞めたんですよ」
ぼくが何かを問うたのではありません。その方がわざわざ寄ってこられて、問わず語りに仰いました。
そのお話を別に確認するつもりもなかったのですが、たまたまその次の週に国会で、ベテラン議員からこんな雑談がありました。
「‥‥という元議員 ( 実際は実名 ) がいるでしょう? あの人は、なーんにもしなかった。何にもしないのに、Aさん ( 上述の閣僚経験者 ) と衝突して辞めたんだと、あちこちで言いふらしているんだよね。何もしなくて衝突もないよ。青山さんもテレビに出ていたけど、どう思う ? 」
「ぼくはテレビ番組に参加していた内に入りません。あの人は大スターですから」とありのままに答えました。
このテレビ番組出身のお二人は、それぞれ別の元議員です。
▼日本の主権者・有権者が国会議員に根強い不信感を持つのは、こうした隠れた事実を知らなくても、賢い国民として、そこはかとなく気づくからではないでしょうか。
これを変えるには、さまざまな案が考えられます。
民間には給料を支給する上で査定もあるのですから、そうしたことを導入することも選択肢としてはあり得る‥‥と言いたいところですが、国会議員の仕事、特に水面下の仕事を公正、公平に査定するのは簡単ではありません。
民間においても、たとえば客観的な売り上げ高で判断する査定であっても、ほんとうは難しい面があります。
国会議員の場合は、仮に国政をめぐる交渉を自分の利害とは関係なく一生懸命にやっていても、その成否には、短期で結果が出るものと、国の中期、長期の命運で判断すべきものがあるので、正しく査定するのは非常に難しいです。
そこで、ぼくとしては、不肖ながらのテストケースとして、旧来型の議員活動とはすこし違う活動を自ら試みることで、国会議員をめぐる現実をいささかでも変えようとしています。
それはたとえば、なるべく議員活動を晒す発信をする、交渉を駄目にするような暴露は絶対に避けつつ、できるだけ主権者の目に晒されるようにする、また、おのれが国会で所属する委員会や、役員を務める部会の分野だけではなく、ひろく国事、国政の全体に深く関わるように努める、といったことです。
1枚の写真の話だけをするつもりが、こんなに長くなりました。
最後にお願いしたいのは、日本の唯一の主人公である主権者のみなさんは、どうぞ新しい目で、たとえば護る会の活動ぶりもご覧になっていただきたいということです。
それが厳しい目であることは、永遠に必要です。
そして、私心を脱せられた天皇陛下のもと、万民が平等に連帯するという視点での目、連帯こそ命であることは知っている目であることも、まさしく敗戦から75年を経てようやく敗戦国であることを超克していく、新しい、ぼくらの生き方として必要だと考えます。