▼東京大学教養学部の非常勤講師だったときの授業です。
東大は懐が深い。
ぼくは、自由民主党の国会議員になってから、正式な非常勤講師に任命されたのです。
教授から非常勤講師まで、その人物が特定の政党、特に左派ではなく自由民主党の国会議員になれば、おそらく少なくない日本の大学が、教職の継続に強い難色を示すと思います。
ましてや、それまで東大の教鞭を執っていなくて、民間の専門家から自由民主党の国会議員になった人間を、それまでの自主ゼミなどの実績を見て、また学生の要望を容れて、正規の非常勤講師にするというのは、ふつうはちょっと考えられません。
いまは、どんなに凄絶な公務日程であっても、東大の有志学生のために、自主ゼミナールを続けています。
いずれの場でも、学生にまず、こう呼びかけています。
「模範解答に合わせるという受験勉強はもはや終わったということを、受験勉強の勝者だからこそ、深く自覚してほしい。東大は行政官・官僚になるひとが多い。きみたちも、そうだろう。しかし、国民の幸福と祖国の復活、安寧、興隆の一翼を担う現場に出たときに、もはや模範解答はどこにも存在しない。カケラも存在しない。この講義をきっかけに、一緒に考えよう。わたしも今、民間の専門家として培った、世界の現場体験をもとに、国政の現場にいる。一緒に考えて、きみは、受験脳を脱却するんだ、国民のために」
東大は懐が深い。
ぼくは、自由民主党の国会議員になってから、正式な非常勤講師に任命されたのです。
教授から非常勤講師まで、その人物が特定の政党、特に左派ではなく自由民主党の国会議員になれば、おそらく少なくない日本の大学が、教職の継続に強い難色を示すと思います。
ましてや、それまで東大の教鞭を執っていなくて、民間の専門家から自由民主党の国会議員になった人間を、それまでの自主ゼミなどの実績を見て、また学生の要望を容れて、正規の非常勤講師にするというのは、ふつうはちょっと考えられません。
いまは、どんなに凄絶な公務日程であっても、東大の有志学生のために、自主ゼミナールを続けています。
いずれの場でも、学生にまず、こう呼びかけています。
「模範解答に合わせるという受験勉強はもはや終わったということを、受験勉強の勝者だからこそ、深く自覚してほしい。東大は行政官・官僚になるひとが多い。きみたちも、そうだろう。しかし、国民の幸福と祖国の復活、安寧、興隆の一翼を担う現場に出たときに、もはや模範解答はどこにも存在しない。カケラも存在しない。この講義をきっかけに、一緒に考えよう。わたしも今、民間の専門家として培った、世界の現場体験をもとに、国政の現場にいる。一緒に考えて、きみは、受験脳を脱却するんだ、国民のために」