功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

「第33回 建国記念の日を祝う千葉県民の集い」にて「記念講演」(2021-02-11 16:40:33)

2021-02-11 22:47:47 | On the Road
▼祝日のきょう2月11日、千葉市民会館へ出向き、「第33回 建国記念の日を祝う千葉県民の集い」にて「記念講演」を遂行しました。
 写真は、紀元節(建国記念の日)の奉祝として演じられた舞と音曲です。
 いずれも東京藝術大学で邦楽を学んだみなさんの結成した新グループで、これが初公演だそうです。
 とても初公演とは思えない、落ち着いた、完成度の非常に高い公演でした。ありがとうございました。

 ぼくも客席でしっかり聴いてから、終わりと同時に舞台へ上がり、講演を開始したわけです。
 去年は、客席はほんとうにぎっしりでした。
 今年は、感染症対策で間引きされていましたが、祝日にわざわざ来てくださったみなさんの熱意は、充分に伝わってきました。



▼この日の講演は、14時15分から15時45分の90分が予定されていました。
 その前に、13時から祝賀式典がありました。写真の舞と音曲も、その一環です。
 主宰者からは「講演から来られますか」という問い合わせが秘書さんにありました。
 ふつう、講演者はそのようになさる方が確かに主流でしょう。
 しかし、ぼくは当然、式典からフルに参加します。講演屋さんではありませぬから。祖国の誕生日を祝しつつ一緒に考えるために、この会にお伺いしています。

▼講演は、いつも通り、原稿などは一切ありません。
 式典に臨みつつ、頭のなかで3本の柱を次第に考えていきました。

 ひとつ目は、この2月11日のほんとうの意味です。ぼくらの祖国、その建国の意味こそを語ります。
 ふたつ目は、日本がたった今、直面している最大級の危機にいかに立ち向かうか。危機はいずれも中国製造の、武漢熱と、海警法です。

▼そして、みっつ目は、憲法9条の改正です。
 上述の式典で来賓の挨拶をなさったなかに、森英介・元法務大臣がいらっしゃいました。政界の重鎮、森英介衆議院議員は、実は9条改正のキーパーソンのおひとりです。
 なぜか。

 ぼくが初当選して、さほどの時間が経たない頃、自由民主党の憲法改正推進本部が何度も開かれ、非常に多くの議員が連日、参加して白熱の議論となりました。
 不肖ながら、ぼくという新人議員は(1)野党時代につくった9条案のままで行くべきだという石破茂・元幹事長案には反対(2)同時に、9条はそのままにして自衛隊の明記だけを付け加えるという安倍晋三総理(当時)の案にも反対すると述べました。

(1)については、国防軍を造るという案ですから、ほんらいは全く正しいですが、憲法の改正条項、96条にある「総議員の3分の2以上の賛成で国民投票にかけられる」との規定からすると、到底、3分の2以上の賛成が得られないので、そこに固執すると、つまりは9条の改正を断念するのと同じです。

(2)については、現状の自衛隊、すなわちポジティブリスト(これだけはしてもいいよリスト)を持つ自衛隊をむしろ固定してしまいます。

 一方で、9条改正を成立させねばならないので、その安倍総理の意図は正しいと思うので、9条をそのままにすることには、あえて賛成します。
 ただし、その9条の最後に、「自衛権の発動を妨げない」、「自衛の措置は妨げない」という第3項を加える。

 この新提案を提起しました。
 あえて根回しを一切せずに、その場で突然に提案した新案でした。
 ところが、6人の議員が「青山案に賛成する」とそのあと、仰ったので、意を強くしました。
 対策本部が終わったあとに考えて、党の憲法改正推進本部の首脳陣をひとりひとり、細田本部長をはじめ、一対一でお会いして、理解と賛成をお願いしていくことを試みたのです。

 それが奏功して、この案が正式な自由民主党案になるという、びっくりなことが起きました。
 その賛成してくださった首脳のおひとりが、まさしく森英介・元法務大臣だったのです。


▼硫黄島の英霊と、白梅の少女たちのことを話せなかったのは残念でしたが、主宰者のなんとなくの雰囲気からして時間延長もぎりぎりでしたから、講演を終えました。
 場内の熱気が迫ってきて、マスク越しながら、たいへんに心強く想いました。

 感染症対策がしっかりとられている、厳しい制限のなか集まってくださり、最後までほぼどなたも席を立たずに聴き入ってくださったみなさん、魂からありがとうございました。




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33分前に、キタ━(゚∀゚)━!(ぼくらの国会・第105回)

2021-02-11 21:51:32 | 青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会


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2月9日火曜の「外交部会・国防部会・外交調査会・安保調査会の合同会議」(2021-02-11 05:48:48)

2021-02-11 09:25:15 | On the Road
▼おととい2月9日火曜のふたつの部会について、ぼくの発言の要点をすこしづつアップしていきます。
 詳しくは、新動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」のこれからの放送で、きっとお話しします。



▼まずは、「外交部会・国防部会・外交調査会・安保調査会の合同会議」でぼくが発言した内容のうち、セットされていた議題とは違うテーマの発言をご紹介しておきます。

 この日の部会 ( 部会はさまざまな形式で開かれます。このときは正確には合同会議 ) は、中国の海警法という「無法の法」を徹底的に議論するために開会しました。
 ぼくは、その海警法についていくつかの問題提起をした、そのあとに両部会長、両調査会長に「ひとつ違うことを申し上げてよろしいですか」とお尋ねし、その許可のもとで、以下を述べました。

「きょうは外務省のアジア大洋州局長も来られているので、お聞きします。
 いわゆる慰安婦問題について、ハーバードのロースクールのラムザイヤー教授が、これまでとまったく違う、極めて客観的な学術論文を書かれました。
 そのラムザイヤー教授が韓国の団体などから烈しい苛(いじ)めを受けています。
 韓国政府の支援を受けていることが従前から明らかな団体もあります。
 日本政府は、この教授が学問の自由に基づいて、純然たる学術論文を書かれたことを、きちんと支えるべきです」


▼このテーマに触れた瞬間、外務省のアジア大洋州局長が、はっと打たれたように、懸命にメモを取られたのが印象的でした。
 そして政府側の答弁は「いま詳しくは申し上げられませんが ( 日本政府が ) 手をこまねいているわけではない、何もしないで居るということではないということです」・・・でした。
 部会では再質問が基本、できません。
 だから、そのままお聞きしましたが、これは『韓国の反日団体などが騒ぎを大きくして、論文を葬ろうとしている、その手に乗らないようにしたい.そのため表に出ないで動いている』という趣旨ですね。
 しかし残念ながら、いわゆる慰安婦問題についてのこれまでの日本国外務省の対応ぶりからして、「そうですか、じゃ、お任せします」とはまさか、参りません。
 これからも取り組みます。

▼ラムザイヤー教授のこの新論文は、すでに正規の査読を受け、その査読を通過しています。
 これが肝心なところです。
 したがって、学問的な根拠をきちんと示した論文であることが、すでに認められています。
 これに基づいて、学会誌の「International Review of Law and Economics」にまもなく掲載されます。おそらく、それを妨害しようとする活動も激しいと思われます。

▼この学会誌にはすでに、アブストラクト ( 概要 ) が載っています。
 ここをご覧ください。
 英文ですが、英文の論文を読み慣れていない方でも、たとえばキーワードだけを追っていく方法で、かなり中身を辿 ( たど ) れることができると考えます。
 この論文アブストラクトの中の一例では、「indenture contracts」です。
 これは「 ( 当時の ) 年季奉公の契約書」という意味です。すなわち、あくまでも契約に基づいているのであり、強制連行などではなかったということです。
 不肖ぼくが長年、指摘してきたこととも、ぴたり一致しています。


 アメリカ海軍の主要な軍港、サンディエゴにて巨大な強襲揚陸艦「アメリカ」の艦内で、アメリカ海兵隊の将軍にこのことを話したら、「充分に分かっているよ。実際は、日本を知る米軍士官はみんな、韓国の言うような慰安婦問題は存在しないのと同じだと知っている」と、あっさりと、しかし大切なことを仰いました。


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「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の最新放送(2021-02-10 23:36:28)

2021-02-11 00:39:39 | On the Road
 夜、オリパラをめぐる議論をキーパーソンと電話で重ねて、やっとスキマ時間ができました。今夜も、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の最新放送をアップしたことをお伝えします。
 ここを視ていただき、一緒に考えたいのは、ほんとうは「日本人とは何か」、「ぼくら日本人とは誰か」ということです。


 それは実は、第1回から今夜の第104回までのすべての放送を貫き通すテーマでもあります。


▼古墳時代において、わたしたちの仁徳天皇が「民の竈 ( かまど ) 」という日本の根幹となるお考えを示されたとき、その民に、何らの区別もありません。
 何がどうであれ、どこにいらっしゃっても、わたしたちは同胞、はらからです。


※ 上述の第104回放送において「国産ワクチン」と述べたつもりで、「国産ウイルス」と言っています。
  お詫びして、訂正します。




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