功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

4時間20分の激論!(2020-05-09 17:39:33)

2020-05-09 18:15:53 | On the Road


 おととい7日の木曜に開かれた自由民主党の「経済成長戦略本部・新型コロナウィルス関連肺炎対策本部合同会議」 ( やっぱり名前が長いなぁ ) について、ぼく以外の議員の発言ぶりと、異例の会議の終わり方を、なるべく簡潔に報告しておきます。



▼前のエントリーで記しましたように、およそ95人の衆参両院議員が4時間以上をかけて発言しました。
 多くが、連休中に地元の主権者から届いた声を反映していました。

 複数の議員に共通して出た声を紹介すると、「圧倒的な規模(真水100兆円の主張もあり)の財政出動をして2次補正予算案、3次補正予算案を打っていかないと超円高になる懸念もあり、武漢熱の出口で日本経済だけ取り残される」、「政府支援のすべての手続きについて、実際にはたいへんに時間が掛かっている。これをすぐ変えないと支援にならない」、「PCR検査が万能かのような誤解を正すべきだ」、「憲法上、宗教には公金を拠出できないが、この危機に対しては支援できるようにすべきだ」、「総理の会見をはじめ、出口戦略を具体的に、自信を持って国民に示せ」、「経済の専門家会議も必要だが、財務省に近い緊縮財政論者を入れては何にもならない。党から政府に申し入れよ」といった意見です。



▼ぼく自身の発言は、前のエントリーで明示しました。
 地元の主権者の声を背負っている他の議員の発言時間も確保するために、短く、そして3点に絞りました。
( 1 ) 全国民一律10万円の再給付 ( 2 ) 海外の同胞への給付 ( 3 ) 消費減税の断行ーの3点です。
 4時間20分ほどになりましたが、最後まですべての意見をじっくり聴きました。
 共感する意見も多かったです。

 ところが会議の最後の方に配られた、まとめの紙に、上記のような意見は何も含まれていないのです。
 これは、全員の発言が終われば即、挙手をして、このまとめは諒承できないと申そうと考えていると、いわば発言タイムが終わる前に、閣僚経験者が立って「何を考えているのか。こんな紙は諒承しない」と叫ばれ、広い会場から一斉に拍手と怒号が沸き、圧倒的な反対で、まとめの紙の諒承は見送られボツになりました。
 そして岸田政調会長が「2次補正が必要だという意見が多かったのは心強い。政府に2次補正案を作成するよう要求し、党は週明けから各部会で詰めてもらう」と発言され、これは諒承されました。







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする