曲がり角のanego

2005年05月13日 | テレビみました
負け犬ドラマと銘打たれた2作の対決ですよ。

ココにも書いたように、製作発表時の期待度では
「曲がり角の彼女」>「anego」でしたが
番宣で「曲がり角の彼女」=「anego」で
初回で「曲がり角の彼女」<「anego」と
相成りました。

脚本もキャストも画作りも「負け犬設定」以外の
何もかもが相反しているように見える2作を見て
ちょっとダケ感じたこと。

あくまで一般的な意見ではなく個人的な意見っす。
というか一般的な意見をワザワザ探しもせずに
一方的に意見を垂れ流す馬鹿者の意見だすよ。

稲森「曲がり角の彼女」の初回をみたのですが
なんつーか80年代トレンディドラマに毒された脳みそ
かつ自ら打開するという事をせずに進んだどなたかが
今の流行をなぞったカンジ。
正直イチミリのリアルさも無いし、斬新さに関しては0点
アルアル感も無い訳ではないけど、とにかくリアルじゃない。

若者と張りあう負け犬様が、まずリアルじゃない。
つか稲森いずみの小尻っぷりが既にリアルじゃないし。
なにより下着屋で人の下着見て笑うか?
自分の購入する下着を目の前に掲げるか?

というか脚本は女性なんだけど、明らかに男性視点。
女性の観点のみを全面に出すと、ドロドロになりがち
かつ判り難いので、男性的な視点も導入すべきですが
やりすぎ、というか演じる女優のスタイルがというよりも
キャラクターをリアルに感じられない。
お笑いを前提に書いてあるなら別だけど笑えない。

対する篠原「anego」ですよ。
原作はいわずもがなの林真理子女史。
個人的にマリリンがニガテ。というか視界に入れたくない。
見た目と露出度にヘキエキして著作を読まないという
非常に申し訳ない状態なのですが、顔を見なければ
読んでいた作家だと思うと非常に残念。というか読みます。
マリリンって呼ばなくても許してくれるなら読みます。

というワケで、見ないと文句も言えないしね
という気分で見始めたのですが、面白いっす。

メインターゲットは明らかに30代女性な上に
会社の設定に?な部分はあるものの、彼女たちの振る舞いに
アルアルというより、共感というかリアルを感じました。
設定のトレンディ路線と篠原演技のリアルさが外れてないんですよ。
ん~、説明できないけど、絶妙。リアルじゃないはずなのにリアル。

そして後輩のオトコノコが可愛い上に、篠原がいろんな意味でケナゲ。
30代の女性のケナゲさは表面には決して現れず、微妙な表情でしか
表現できないんだけど、そこがテレビの有難さ。
表面とはウラハラに内面を吐露しまくってくれるモノローグに
見事にハメられました…。演出の勝利かマリリンの勝利かは知らんけど。
ちなみに脚本は「スタアの恋の人」「ぼくが地球を救う」という
割とソッチ系の人なのですが、サラリーマンものの表現は得意なのかも。
つか「東京タワー」の脚本も同じ人か。色気も出せて良いですね。

曲がり角キャストはコンナ感じ
「稲森いずみ」「釈由美子」「要潤」「青木さやか」「金子貴俊」
「石川亜沙美」「三浦理恵子」「高知東生」「佐戸井けん太」
「川島なお美」「伊原剛志」
ドラマを頑張りたいんだか、キャストを見せたいんだか不明だけど
モデル系が多いことがけは確か。

対するanegoキャストはコンナ
「篠原涼子」「ともさかりえ」「赤西仁」「戸田菜穂」「市川実和子」
「山口紗弥加」「升毅」「由紀さおり」「加藤雅也」
キャストを見る限り浅薄系になるのは確実だけど
狙いどころはしっかり見えていて好感。

ちなみに稲森いずみはキライじゃないですが
篠原涼子のハジケっぷりの方がより好みかなと。

「負け犬」の設定というか、解釈が全然違うのが
ココまでの違いになったんだと思うんだけど。

そんなカンジで「曲がり角の彼女」の継続観察は中断中。
キャナメには申し訳ないんだけど。
金曜11時15分の釈ちゃん枠だったら見たかも。
青木さやかが主役だったら確実に見たんだけど。
面白くなったら誰か教えて下さい。

あ、ちなみに「テレビ大好っき」に「曲がり角の彼女」に
関するTBを頂きましたが、
「面白いかどうか不明」というエントリに「面白いよ!」という
トラックバックは、ある意味ポジティブな受け取り方も出来ますが
「楽しみ!」というエントリに「え゛~」みたいなトラックバックは
わざわざ送る意義を感じないと言うか、自分的には嫌がらせに
感じられる事も考慮して、トラックバックは送りませんのです。
ご了承下さい < って誰にだ
そんなカンジで
コメント
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