デンシビームとヒノヒカリ

2005年02月22日 | ブログしました
未だに電子書籍の端末に触れた事がありません。

ソニーさんのリブリエとか、松下さんのシグマブックとかが
あるようですが、どんなカンジなのでしょうか?

なので、今から語るお話は電子書籍を専用端末じゃない
機械でしか読んだこと無い人のオハナシだと思って下さい。
つか、専用端末っていくらするんですっけ?

ん~調べてみました。リブリエが4万円前後、
シグマブックが3万円前後のようです。
うふ。うふふ。同じ金額で本買っちゃいそうですよ。
書籍の方は一冊いくらなんだろう?
まぁ、端末の購入はまだまだ先っぽいですね。

ぶっちゃけ、紙ベースの書籍があれば十分なんですけど

とは言っても電子書籍が普通になる日が来たら
率先して使ってそうな気もする日和見主義者です。

今では時間も無くてなかなか本を読めないけど
自分では割と本が好きな方だと思います。
小学4年生の時に初めて買ったのは
栗本薫さんの「エイリアン殺人事件」でした。
あぁ、牧歌的なんだか猟奇的なんだか判らない
タイトルの裏にはナンセンスコメディが詰まってました。
というか、自分の10歳の子供がコレ読んでたら
親として結構悩みそうな気がします。
まぁ、なんつーか、諦めるしかないんだろうけど。

で、小中学校の頃は昼食抜いては本を買い
学校の図書館の小説はあらかた読みつくし
高校に入って小遣い貰ってからは、毎日1冊読み
大学に入ると歯止めが利かず、毎日小説1~2冊の上に
コミックと週刊誌読み漁ってました。
雑誌系は斜めな視点が面白かった今は無きViewsと
その頃はもう少し分厚かったAREAと
週刊朝日とNewsWeekというマンベン無いんだか
偏っているんだか不明な濫読期でした。
で、ココでも書きましたが、大学に入ったあたりから
読んだ本の内容を覚えてない事に気付いて大ショック
だったりもしましたが

昔は300円で買えていた文庫本が
いつしか600円に近くなり
昔は活字であれば読んでいたのに
いつしかSF、ファンタジーに偏向していったり
時代と共に本との関係は変わっても
やっぱり本を読むのは楽しいのです。

それが紙だろうが、ディスプレイの上の
文字だろうが大差ないハズなのに
やっぱり電子書籍には魅力を感じない。
ニュータイプには成れないってコトなのか?

本の中でも文庫本が好き。キリンさんよりゾウさんよりも好き。
ハードカバーというか単行本はあんまり好きじゃない。
高いし重いし。最新作を読みたい気分はあるんだけど
文庫化されるまでに読みきれないくらいの積読があるし。
ほんでね新書は中間くらい好き。心の中では文庫扱い。
雑誌も好きだけど、見るための雑誌、読むための雑誌
知るための雑誌で、心地いい紙が違う気がする。
雑誌というかニュース系はWebでもマンゾクできたりもするんだけど
やっぱり買わないと手に入らない情報もあったりするしね。

Webで検索可能な情報も書籍で持っていたりします。
WindowsのAPIとか、RUBYのイロイロとか。
技術書かつ参考書籍でただのリファレンスにしか
ならないモノをナゼに書籍で持つのか謎ですが
書籍で持っていると安心します。
ほんで、いっつもいろんなページに指挟みながら
パラパラやってます。

電子書籍があんまり嬉しくない気がする理由は
・目が疲れる気がする
・装丁が無い
・あとがきが無い
・帯が無い
・平積みされてない
・ポップが付いてない
・指が挟めない
・パラパラ出来ない
・冊子の出来の良し悪しに一喜一憂出来ない

ザッと上げてこんなカンジでしょうか。

目が疲れるのは画面が光りそうだから?
あ、でも反射液晶だってあるしな。でも紙よりは光るか。
どんなに液晶を工夫しても紙の安心できる
発色っていうか色みにはならない気がする…
目に優しいのはペーパーバック系っつーか藁半紙っつーか
そういうザラザラ系なんだけど、匂いがあんまり
好きじゃないんだよね。

装丁が無いのは味気ないっつーか、
やっぱしジャケ買いも楽しみの一つだし。
あとがき、帯、ポップ、平積みも
結局は、伸るか反るかっつーか、ジャケ買いの
楽しみの一つなんだよね。
電子書籍だって買うモノなんだから
同じ楽しみがあって然るべきなんだろうけど…
購入欲はジャケ買いにアリなんだろうか?ん~む

指が挟めない、パラパラ出来ないとかは
なんつーかどれくらい重要なのよ、みたいな気もしますが
無いと寂しいんだよねぇ…
あと、販売元によっては紙の縁が揃ってなくて
それもまた嬉しかったり。

何だか、紙であるだけでとんでもなく
イニシアチブを持ってる気がしますが
書籍化されるだけで買えってコトか?

でも「電車男」の書籍は欲しくない。
「今週妻が浮気します」も別に欲しくない。
Webで読んだから欲しくないというのもあるし、
2chとか掲示板が嫌い(というか怖い)というのもあるし、
何よりとりたてて面白いとは思えなかったから。
面白いと思えない理由はおいといて。

だからやっぱり本だから欲しいワケじゃなくて
一度読んだモノでも紙で持っておきたいと思う
何らかのモチベーションが必要なんだよね。
っつー自明な結論に辿り付いて一安心。

ナゼにこんな話をするかといいますと、
「高円寺の女」が書籍になるから。
装丁が付いて帯が付いてあとがきとか解説がついて
あまつさえ店頭では平積みでポップまで付いちゃったら
作家人生的にはいきなりアガリっぽくて恐れ多い事ですね
と一瞬思ったから。
これが俺だったら、自分で設定したハードルの高さに
チビリそうな気もしますが。

でもね、手でパラパラめくりたいなと思ったのですよ。
手触りすら、インクの香りすら楽しみなのですよ。

そんなコンナで無理やり結論にたどり着いた感アリアリですが

高円寺の女」2月25日発売です。

本に赤線とかは引きたくないタイプだけど
折り目すら付けないで読んじゃうタイプだけど
読む時だけブックカバーかけちゃうタイプだけど

とにかく買いますよ。
高円人になれるかなキャンペーン2日目でした
コメント (6)
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