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キューティーハニー(2003)日本

2004年06月23日 | 映画をみました
「じゃっ!」

キューティーハニー(2003)日本

監督:庵野秀明
原作:永井豪
脚本:高橋留美、庵野秀明
主題歌:倖田來未
キャラクターデザイン:
寺田克也、出渕裕、すぎむらしんいち、安野モヨコ、貞本義行
監督補: 尾上克郎、摩砂雪

出演:
佐藤江梨子(如月・サトエリ・ハニー)
市川実日子(不思議少女なっちゃん)
村上淳(職業的ストーカーせーじ君)
及川光博(ブラック・ミッチー・クロー)
小日向しえ(コバルト・とれびあ~ん・クロー)
片桐はいり(ゴールド・はいり様々・クロー)
新谷真弓(スカーレット・おじゃる・クロー)
手塚とおる(愛する執事)
篠井英介(シスター・ジル)
松尾スズキ(かちょー)
嶋田久作(あご係)
松田龍平(いらんやろ?)
京本政樹(まじ宇津木健の方がマシだって)
吉田日出子(おにぎり京子おばさん)

♪この頃ハヤリのオンナノコぉ
♪オシリの小さなオンナノコぉ
ですよ!

サトエリハニーのオシリはむっちりしてましたが。良い

当然のように原作持っています。
永井豪と石川賢の区別が付かないのがアレですが
各種ゲッター、バイオレンスジャック、デビルマンから
まぼろし、けっこうまで読んでます。ハレンチは未読。
「おいら女蛮(スケバン)」とか「ドス竜」とかだって
バッチリ見てますよ。
原作ではゲッターロボが一番好きっす。
トップをねらえ!」だって例のシーンはゲッターリスペクトですよ。

ちなみにストーリーは原作というかコミックとは全く関係ありません
ナディアと海底2万マイルよりは関連性ありますが、
まぁ、有名な原作があるんだな、くらいでよろしいかと。
間違っても映画を見て始めて「原作があるのか」って興味持った人は
原作を読むことをオススメしません。そんなモノ無かった事にしてください。
昨日、読み直してこんなにエログロだったんだ、って改めて思いました。
サトエリハニーが全てだと思った方が幸せに生きていけます。
あ、今思い出したけど「ハニーF」ってあったよね。
原作はきっと「ハニーF」だな。見てないけど。

ではでは映画の感想文といきましょう。
あ、先に言っときますけど1000円で見ましたからね。
そういう人の感想だと思ってクダサイ。

ストーリーは、「Iシステム」を体内に融合させた如月ハニーが
システム狙う敵であり、父の敵である悪の結社パンサークローと戦う
っていう明快なストーリーです。座頭市よりはストーリー性あります。

原作との比較は意味が無いんだけど、原作はセクシーバイオレンスで
基本的に「ウラミハラサデオクベキカ」的な進行だったけど
映画版ハニーは「」ですよ。にゅきログコンセプトそのものですよ
シスタージルと執事に物語の全てが詰まってます。ちょっぴり泣けます。
もちとつオマケに原作では「Iシステム」は「空中元素固定装置」でした。

で、見所はハニーですよ。サトエリハニー。
冒頭からこれでもか!といわんばかりの健康美っぷりを
見せ付けまくってくれます。エロくないです。
美しいとかエロいというより、かわいい。
無意味な薄着っぷりと、開脚っぷりを堪能してください。
あとブサイクかわいい。たまらん。かわいいね~。
ブサイクな猫をいじり倒したくなる感覚。

最初の変身は、設定の説明的に「お腹が空いたら変身できない」ってコトで、
サトエリ半裸でコンビニまでダッシュしてます。眼福ですよ。眼福
で、初変身は原作と同じくハリケーンハニー。
バイクはYZF-R6(多分)サイズ的にR1では無い気がする。
まぁでもサトエリってデカイからR1であってもおかしくないな。
ちなみにYZF-R6はにゅきみのバイクYZF1000Rの弟分
YSZ-R1の600cc版なのです。妹ってカンジ。なんかウレシー

京本マサキの「宇津木のオジサマ」は正直不要でした。
まぁ、今回のハニーは基本が「恨み」ではなく「愛」なので
オジサマを助けるシチュエーションが必要だったと思うので
ギリギリOKってカンジ?が、あの大根っぷりも演技かどうかは不明。
ちなみに、必殺ファンかつ特撮ファンなので、京本さん好きですよ。
スカルソルジャーだって見ましたよ。

あとNSAエージェントのボスも不要だろう。完璧に不要です。
終盤の例のアレを供給するためだけの存在ですよ。
というか龍平いまだに馴染めないんだよね。
藤原竜也の器用さを見習って欲しいっす。

でも松尾スズキの「かちょう」と、吉田日出子の「そうじのオバチャン」は
必要です。裏設定ではボスキャラクラスです。多分。知らんけど。
個人的にはコバルト・クローの小日向しえちゃんに
「ココリコ田中のどこが良くて結婚したのか」を
小一時間語って欲しかったです。映画とは関係ないですね。

あとはね~、なんというか全てがオーバーアクション。
見得を切るというわけではなく、そのやっちゃったポーズは不要だろう、
というポイントで謎のポーズをとります。青児くんアナタです。
そういうのに引いちゃう人は辛いかも。
にゅきみ家的には劇団☆新感線の演劇作品で散々慣れてるので
問題なく「わはは」とか笑ってましたが、うるさかったっすかスンマセン。
120の席に20人しか入ってなかったからいいよね。

あ、映画館のウシロの席で、ツマラナイ的な発言&解説を隣の女子に向かって
延々と繰り広げていた男子へ。ホントは面白かったんだろう?
サトエリかわい~!とか叫びたかったんだろう?正直に生きなよ
って思った。でも、能動的に楽しむ能力に欠ける人にはツラかったのかな?
そのテの鑑賞能力しか持てないコだったらゴメン。正直なんだな君は、って思っとく。
演劇好きとかの「ノってやるゼ」精神旺盛な人は十二分に楽しめます。確定です。

パンフ見て気付いたんだけどOVAの「Re:ハニー」は
劇団☆新感線の脚本家の中島かずきがシリーズ構成やるのね。
キャストには載ってないけど影響ないわけが無いので
劇団☆新感線テイストも納得行くってもんだよ。
特にミッチーのマイクと、新谷おじゃる姫。
青児くんのポーズとか、サトエリの「じゃっ」とかの決め所が
まんま劇団☆新感線なのも納得が行ったよ。

ウワサのハニメーションは、実験精神は評価するけど、いらんね。
DVDとかでコマ送りしたらダイコーン的なオアソビが
あるかも知れんけど、表現手段としてはイマイチだった。

細かく細かく書きたいんだけど、ネタバレはホドホドにって
決めているので、こんなカンジで。

「何で?」とか「何が?」とか「何なの?」とか考えないで見てください。
今、目の前で動いているサトエリだけを見てください。
そんなカンジの映画に仕上がっています。
賛否両論だろうけど、そういうのは「アリ」です。
割り切りっぷりが気持ちいいです。

DVD買いますよ。なに言っているんですか。当然じゃないですか。
サトエリ環境ビデオ「のみ」の需要でも十分使用に耐えますよ。

っつーコトで1000円は安かった。
奥様と二人で2000円でも安かった。
オヒネリ投げてきてもよかった~

映画見るべし。DVD買うべし。
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みちゃった

2004年06月17日 | 映画をみました
ちゅくちゅくしちゃった。

というわけで、キューティーハニー見ましたよ。
1000円の日でしたよ。奥様と二人で2000円。
十分元は取れましたよ。笑いましたよ。泣きましたよ。
オヒネリ追加してもいいですよ。

詳細は、いざまんちゃんちを見れば、
見事なまでに全てが書かれてますので以上。なのですが
ウロ覚え映画感想文がメインコンテンツですから
あ、そこ!「え?」とか言ってないで!
書きますよ。そのうち書きますよ。

というかアニメは我等が新感線の中島かずき様監修なのね。
というかミッチーのマイクは新感線テイスト満載でした。
マンプクマンプク。げぶぅ

今日の夕御飯は
パスタ屋のパスタ

66.6/20.5/40/40/40
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アンドリューNDR114(1999)アメリカ

2004年06月08日 | 映画をみました
「とても素晴らしいもの……らしいな」

アンドリューNDR114(1999)アメリカ

監督:クリス・コロンバス
製作:ウォルフガング・ペーターゼン
原作:アイザック・アシモフ

出演:
ロビン・ウィリアムズ(アンドリュー)
エンベス・デイヴィッツ(アマンダ/ポーシャ)
サム・ニール(リチャード)
オリヴァー・プラット(ルパート・バーンズ)

ロボット工学三原則
・第1条
ロボットは人間に危害を加えてはならない。
また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
・第2条
ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。
ただし、あたえられた命令が、第1条に反する場合は、この限りではない。
・第3条
ロボットは、前掲第1条および第2条に反するおそれのないかぎり、
自己をまもらなければならない。


この三原則を聞くだけで感慨無量です。涙流しちゃいます。

本作はアシモフ先生の短編「バイセンチネルマン」を下敷きとして、
ロバート・シルヴァーバーグが長編として編みなおした「アンドリューNDR114」が
原作です。なので正確にはアシモフ先生原作、とは言い難いのです。

内容はというと、アンドロイドのアンドリューが個性を持ち、
人間になりたいと願い、人間になるために模索し、
人間になるための決断をするまでの物語です。
バイセンチネルマンとは「200年生きた人間」という意味です。

実はこの作品はラジー賞取ってるんですね。
バイセンチネルマンを愛する人からもNGを出され
ロビンウイリアムズを愛する人からもNGを出され
公開当時の評判はケチョンケチョンでした。

ボクは幸いな事に、映画も原作も別物として感じる事が出来る
タイプなので、まあ平気だろうと思って見ましたが、面白かったです。
あの当時騒いでいた人たちは、言ってみれば庵野カントクの
キューティーハニーにがっかりした、と言っている人と同じだった
のではないかと推測します。実はオモシロかったでしょ?みんな

というかAIがラジー賞とらずに、アンドリューがラジー賞なのは納得イカン。
トラボルタのバトルフィールドはラジー賞モノだけどな

ロビン・ウィリアムズってこういう、ちょっとホノボノしたのって
とっても向いてますよね。
「トイズ」とかロビン・ウィリアムズ見るためだけに見てたようなもんだし。
原作では「人間になる」がメインテーマでしたが、
映画では「愛する人と生きる」をメインテーマとしています。
原作よりも恋愛的ファンタジー色が強くなっているのも、
見やすくて好感触でした。
そこが原作好きに嫌われる所以なのでしょうが…

ロビンウィリアムズじゃなくても良かったのでは?という意見や
もっとかっこいい方が良かった、という意見もあります。
しかし、タニス・リーの「銀色の恋人」をロビンウィリアムズが
演じるというのであれば、恐怖の潔癖男AIのセクシャロイド
ジュード・ロウ様の方が絶対にいいと思いますが、
本作のアンドリューにはロビンウィリアムズがハマリ役だと思います。
というか「銀色の恋人」が手に入りません。欲しいなぁ。
ロボットと人間の愛を女性的な視点で描いた名作なのですが…

この映画を面白いと感じた人は、是非原作も読んでみて欲しいです。
短編集「聖者の行進」の中の「バイセンテニアル・マン」と
原作長編「アンドリューNDR114」はどちらも創元SF文庫です。

そしてロボット三原則って聞いた事あるけどナンだっけ?
という人は「われはロボット」を読んでください。
そしてアシモフの世界に目覚めてください。
「鋼鉄都市」「はだかの太陽」でロボット世界を堪能し
「銀河帝国興亡史」で社会心理学に目覚めてください。
そして「ファウンデーションと地球」で、
ロボットとファウンデーションの邂逅に感激してください。
こちらは全てハヤカワSFで揃います。

DVD買うべし。小説も読破すべし。
コメント (6)
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泣かせる映画を教えてください

2004年06月04日 | 映画をみました
映画を見て涙を流した事がありますか?

愛に涙する映画
感動に涙する映画
残酷さに涙する映画
安堵感に涙する映画

いろいろな意味で涙を流した映画があると思います。

・感動に涙した映画
映画で感動作を見ることってあんまりありませんでした。
なんでか?って言われると単純に興味が無かったから。
あと、感動させます!な雰囲気にヘキエキしちゃうから。
まぁ、そんなカンカクも若気の至りだったのですが。
結婚してから奥様が映画は泣かなきゃ!という正反対な
タイプだったため、自然とそのテのも見るようになりました。
フェノミナン
トラボルタといえば、キャリー(違)、サタデーナイトフィーバー、
ベイビートークだと思っていましたが、この映画は泣けました。
映画で始めて涙流したんじゃなかろうか?
I am Sam
単純に泣けた。オチにすごい安堵した
猟奇的な彼女
前半のスットコドッコイっぷりはアレだけど後半は泣けた。
黄泉がえり
邦画は殆ど見ないし、映画としてはどうなの?な気分はありますが
泣けちゃいました。

・おフランスっぷりに涙した映画
おフランス映画は理解不能。マジでわかんない。
ストーリー的にも映画的にも感覚を共有できない。
何故そこでシーンが切れる?何故そこで脱ぐ?
ちなみに奥様はおっぱい出ただけで、映画の評価が
最低になるというPTAもマッサオ感覚の持ち主なので
フランス映画非常に危険です。
ポネット
女の子がかわいいし、内容もポエミーだしフランス映画嫌い
とか言ってないで、見てみよう。と思ったのが甘かった。
理解できねぇ…。小津が作ったらもう少し理解できたのか、
主題が既に理解不能なのかはおいといて理解不能っぷりに泣けた。
モテ女子の感想を聞いたところ「私汚れちゃったんだなって思った」
だそうです。その感想にも泣けた。
アメリ
ジャン=ピエール・ジュネ監督なんですよ。フランス監督で見れるのは
リュックベッソン(既にフランス映画ではない)とこの人だけなので
サスガに行けるだろう、と思ったのですが。イマイチ感に泣きました。
あんたの持ち味は徹底したシュールさだろう!
デリカテッセンのロストチルドレンのシュールさはどこに行った?
何メジャー目指してるんだよ!って激を飛ばしたくなった。泣きたくなった。
モテ女子の感想を聞いたところ「写真のオチでスッキリした」
だそうです。その感想にも泣けた。

・リメイクに涙した映画
名作のリメイクって今では普通じゃないですか。
というかシティオブエンジェルはベルリン天使の詩のリメイクなのか
パクリなのかオマージュなのかとっても気になります。見てません。
アサシン
いやもうびつくりですよ。ニキータを見て、あ~フランス人もオタクはやるよね
って思って、ハリウッド版ニキータのアサシン見ましたよ。死ぬかと思った。
あ、ゴメン。監督絞め殺すかと思った。演出というか、監督の無能さに泣けた。

・スットコドッコイっぷりに涙した映画
え~とですね、映画は何となく感じる部分があると思ってたんですよ。
いや基本はジョンカーペンターなので、深く考えるというのではなく
このシーンのこのSFXのダメさっぷりに萌えてみたりとか
そういう意味なんですけど。
パルプフィクション
最初見たときはあまりのツマラナサっぷりに涙しました。
後に、三文小説なのか、それはしょうがないよねってカンジでした。
数年後に見直したときに始めて、そんな映画もあるんだと許容できました。
スタイリッシュというか映画はファッションなんだなって感じました。
今は割とスキ。というかQTサイコー

・ワケの判らなさに涙した映画
映画の内容が理解できない事ってありますよね?
2001年宇宙の旅
もうワケわかんなかったっす。なんだこの映画は?って思って泣きました。
今見たら、ちょっとは理解できるのかな?
CUBE
話の内容も理解できたし、割と楽しめたんですが、あのオチに泣きました。
なんだ?それは何を意味するんだ?いや意味とかじゃなくてオチてないから。

・傍若無人さに涙した映画
これはアリなのか?
ガンドレス
未完成で公開ってこれじゃなかったっけ?いや見てないんだけど。
見たら泣けただろうな、と思って。ウロ覚えなのでウソだったらスマン。

・価格に涙した映画
映画の適正価格ってあるじゃないですか?
この映画なら1800円で見るとか、1000じゃないと見ないとか。
インディペンデンスデイ
え~とDVDなんですけど。ダイハードと抱き合わせて1400円でした。
自分的にはインディペンスデイ0円なら見てもいいかな?ってカンジで購入
泣けた。

あなたが誰かに伝えたい「泣かせる映画」は何ですか?
コメント (22)
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座頭市(2003)日本

2004年05月29日 | 映画をみました
「サイコロの音が変わったんじゃねぇか?」

座頭市(2003)日本

監督:北野武
脚本:北野武
編集:北野武
出演:
ビートたけし(座頭市)
浅野忠信(浪人)

実は邦画はあんまり見ません。
テレビで流れていた時に見る程度です。
チャンバラは割と好きです。仕事人も好きです。
あ、でも仕事人はチャンバラじゃないか。
御家人斬九郎と、三匹シリーズが特に好きです。
次点で鬼平ってカンジです。

今回は父の誕生日に送るDVDを探していて
今年は「座頭市」しか無いなと思って、
父に送付する前に見させてもらいました。
ちなみに去年は「たそがれ清兵衛」を送りました。

あと北野映画はあまり好きではありません。
暴力シーンが多いから。
アクションシーンではなく暴力シーン。

というわけで邦画に対しても
北野武に対しても語る能力が皆無です。

そんな人間の見た「座頭市」の感想だと言うことで。

内容は、ないよう……いやっモノを投げないでっ
いやストーリーなんて無いんだもん。
多分、仕事人の方がもう少し人間関係濃いぃと思う。

え、と、様々な過去を持った人間たちが、それぞれの
目的を持って「とある町」に集う。(座頭市には目的無いけど)
ほんで恨みを晴らして回ったり、斬った張っただったり
するわけです。明快なストーリーっていうやつね。

見所は、殺陣のシーンとストンプ、タップですね。
前編通して雰囲気は非常に良かったです。
全てのシーンが記号化されている、気がしました。
僕が北野映画に感じていた無意味な暴力は、
記号化されたものだったんだな、と実感しました。
つまり判りやすくするための過剰な表現であったんだな、と。

ジャパニーズエンターテイメントとして外国の方が見るには
いいと思うし、映画=考える、ではなく映画=観るという
スタンスであれば出来のいい映画だと思います。
画作りもカッコイイだけでなく丁寧だし。

ただ、テレビで見たんで画面の色が若干薄くなっちゃって
深みが出なかったのがザンネンでした。
テレビだと、ちょっとCGが目立ちすぎちゃうんですよね。
気になっちゃって。フィルムで観るべきだったな。

というわけで、久々の映画紹介でしたが、
DVDも購入しましたがイマイチ燃焼不足です。

ボクには時代劇にも、人情話にも、スタイリッシュにも
見えなかったこの映画の魅力を海外の人が発見してくれると
嬉しいです。見どころの逆輸入をして欲しいっす。
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ありがとうQT

2004年05月16日 | 映画をみました
今日は念願の「キル・ビル」見ました。
座頭市スマン。圧倒的に面白かった。夢中だった。
リスペクトというかオマージュというか
そういうモノの塊だった。QT抱きしめたくなった。

ときにソニー千葉の、お弟子さん役は「ギャバン」?
JAC的重鎮?例によって例の人フォローよろ

今日の御飯
奥様の得意料理ビーマン肉詰め。ンまいよ。
ミズナとキュウリとレタスのサラダ
モヤシとワカメのみそする。

あと、映画見ながら飲み会でした。
2001年のボルドー赤安いけど美味かった。

67.2/23.5/40/50/40
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あ、そういう世界

2004年05月15日 | 映画をみました
ティムバートンといえば

フランケンウィニー
ビートルジュース
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
シザーハンズ
ジャイアント・ピーチ
スリーピー・ホロウ
バットマン
マーズ・アタック!
猿の惑星
そんなカンジだよね。

そして新作ビッグ・フィッシュ

監督インタビューを見ていたんですが
「この世界は現実と非現実で出来ているだろう」
のヒトコトにドッキリしました。

にゅきみは、もう大きいコだから
非現実の世界は「この世界」ではなくて「あの世界」なのね
でもティムバートンには「この世界」なの。

ビッグフィッシュ、見たいなって思った。
ちょっとだけ「この世界」を見せてもらおう。
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え?そういうグループなの?

2004年05月08日 | 映画をみました
クドカンこと宮藤官九郎監督の新作です。
「真夜中の弥次さん喜多さん」

主演の弥次さんに長瀬智也さん、喜多さんに中村七之助さん
との事です。

クドカン好きなんです。
残念ながら舞台を生で見たことはないんですが…
舞台のチケットはとれないねぇ…
あと先日、チケット頂いたので「福耳」を見ました。
クドカンが主演である理由が全く判りませんでした。

長瀬くんは、桜庭裕一郎役の「ムコ殿」が面白かったです。
長瀬君自体は好演という訳でもなかったのですが、ドラマが
面白かったので、好印象を持っています。

中村七之助さんはラストサムライに出演との事ですが、
残念ながら見ていません。お兄さんの勘太郎さんは
新撰組を夢中になってみていますが…

というかね、というかね
長瀬ホモ役!「新しい自分みつけた感じ」
って……

ホモセクシュアルは「そういう人もいるんだなぁ」くらいにしか
思っていませんでしたが、ジャニーズさんトコのTOKIOさん
確か国分くんと山口くんも昔、「同窓会」ってドラマで
そんな役やってましたよね?何故だか見てました。

そういう売り方なの?いいの?
音楽メイン売りじゃなかったっけ?
大人の階段登ってる最中?

なにはともあれ一皮剥けた長瀬君を拝んでみたい気はします。
というかクドカンだし。
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これでかんとく

2004年04月20日 | 映画をみました
Blogを書いている人は多かれ少なかれ
クリエイティブに生きたいという望みを
持っているのではないでしょうか?

既存映像から新作品を作る『ストックストック映画祭』

指定された素材を使って3分間の映像作品を作るコンテスト

素材も提供されるし、参加費も20ドルと格安というか
叩き売りというか、投げ売り状態。売ってないけど。
受賞とかは無いけど、参加することに意義があるというか
ん~、いいね。

ちょっと興奮してきた。
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恋愛適齢期

2004年04月18日 | 映画をみました
あ~う~
劇場公開されて、内容も判っちゃってんだけど
恋愛適齢期のTVスポット見た時思ったのね

年上の男「ジャックニコルスン」と
年下の男「キアヌリーブス」との間で
オバサン「ダイアン・キートン」の
恋心が揺れ動くという

昨今のマーケティング的に一番反応しそうな層が
オバサンなのかなって思いました。

ダイアン・キートンである必然性をマーケティング以外に
思いつかなかったので……
いや、そんだけ

BLOGって草稿で取っておくことに意味ないね
新鮮度が命だね
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ミート・ザ・ペアレンツ(2000)アメリカ

2004年04月13日 | 映画をみました
「パムのミドルネームはなんだっけ?」

ミート・ザ・ペアレンツ(2000)アメリカ
監督:ジェイ・ローチ
製作:ロバート・デ・ニーロ
音楽:ランディ・ニューマン
 
出演:
ロバート・デ・ニーロ(人間嘘発見器ジャック)
ベン・スティラー(全部が嘘じゃないんだグレッグ)
テリー・ポロ(ミドルネームはマーサのパム)

彼女にプロポーズした後に、ご両親の許可をもらうのか
ご両親の許可をもらった後に、プロポーズをするのかって
家庭によっては結構大きな問題だと思います。
やっぱり女性にプロポーズするよりも、お父さんに結婚を許可してもらう方が
圧倒的に緊張しますよね。

というかグレッグ君、正式なプロポーズは後にしても、一応彼女に
結婚の意志があるかどうか確認してからご両親に会いなよ~。
と思った第一印象。

ストーリーはパムと結婚したいグレッグ君が、週末にパムの妹の結婚式に
ついていって、お父さんに結婚を許してもらおう作戦を繰り広げるというもの。

初めて彼女の実家に行く時ってごっつ緊張しますよね。
それも、お母さんと仲良くなってから、お父さんと会うとかいう
外堀から埋める作戦が使えない場合は、マジ緊張します。

ワタクシの時は「うちの家族はアラタマッタのは嫌いだから」と言われるも、
いえいえ最初がカンジンですから、礼儀は通させてイタダキますと
久しぶりにビシッとスーツを着込み、髪の毛だって1週間前に切って、
自然な雰囲気を出し、緊張しつつも家族の皆様とそつなく会話をこなし
「お嬢さんと結婚させてください」「はいどうぞ」みたいな
あれれ~、もうちょっと何というか、というか、え~そんなもんなの~
みたいな感想も抱きつつも、無事に終わらせた事に胸をなでおろしてました。

が、後日家族の皆様は異口同音にその時の感想を
「茶髪のコドモ連れてきてビックリした」との事。
うっっ…そっちか。そっちなのか。
フレンドリーだったのではなくて、豆鉄砲だったのね。
びつくりしちゃったのね。ゴメンナサイ。

みんなの目には
「真面目一本槍のおねーちゃんが 茶髪のにーちゃん連れてきた」
という一大事に映っていた模様。知らぬは本人ばかりなり。きゅぅ。
といっても白髪染め程度に軽く赤かっただけなんですよ。ってダメすか

というふうに、どんなに無事に終わったように見えても、知らない人が
自分の家族になると言うことはそれなりのインパクトがあるというか
いつもは冷静なお父さんだってちょっとワタワタしちゃったり
するものなのです。多分。

という、俺様人生豆知識はおいといて、
この映画でグレッグがんばれ!と思えるのは実は最後の最後になってから。
それまではグレッグカンベンしてくれよ、というかお前は帰れ!
という気分でいっぱいでした。

む゛~。パパがいくらコワモテだからって、嘘ついちゃいかんよね。
結局は墓穴掘るだけだし。

あと、この映画はお嬢さんと結婚させてください、というドタバタ劇なのですが
嘘と本当による印象の差というものを思い知ります

たくさんの嘘の中に一つでも確実な本当があればいいのか?
その本当に裏づけがあるだけでこんなにも印象が変わるものなのか
と、思い知らされました。
というか、きっといつも本当のことを言っていても、ひとつの嘘で
嫌われちゃうこともあるわけだし。不正直なほうが得な気がしちゃう。
ブラックタキザワ作戦。
いやいや、人生嘘はいかんよ。だまされないぞ。

あと、パムは常に愛しているというジェスチャーを示すだけで特にフォロー無しだし、
昔婚約者だった彼氏はえらく羽振りのいいナイスガイだし。
彼女の昔の婚約者と、自分の知らない話をされてたら、まぁ、ヘコむよね。
というか、二人の写真を見せつけられたら嫌だって。

むぅ。結構笑ったんだけど、オススメポイントは何?って聞かれると
何だろう?ってカンジですねぇ…。
映画は何でも楽しめる能力を持っている人向け。
ネタばらししないように面白さを伝えるのは難しすぎます。

あと、彼氏をお父さんに合わせる前に、これよりはマシだってという
研修目的での利用、もしくは始めてご両親に会った時を思い出すための
愛のリフレッシュ目的の利用にはいいんじゃないでしょうか?
具体的に彼女のお父さんに会いに行く予定の無い方は
無駄に恐怖心を煽るだけなのでオススメできないかも。

途中のイタイタしさに絶えられれば単純に面白いです。
DVDは購入しないけど。

あ、ジンクスはカワイイかったです。
う゛~、最後の5分とかマジで笑ったんだけどなぁ…
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むちむち

2004年04月12日 | 映画をみました
上戸彩主演の「あずみ2」の製作発表がありましたね。

あずみを助けるくノ一を栗山千明が演じるとか。

監督は前作と変わって金子修介監督。

平成ガメラシリーズは好きなのでちょっと期待です。

ごんぶと娘はちょっとアレだったけどな。
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ジョー・ブラックをよろしく(1998)アメリカ

2004年04月06日 | 映画をみました
「稲妻に撃たれるのを待つさ」

ジョー・ブラックをよろしく(1998)アメリカ

監督:マーティン・ブレスト
出演:
ブラッド・ピット(死神ジョー)
アンソニー・ホプキンス(一流人ビル)
クレア・フォーラニ(女医の卵スーザン)
マーシャ・ゲイ・ハーデン(アリソン姉さん)
ジェフリー・タンバー(へたれ旦那クインス)
ジェイク・ウェバー(俺は出来る男だぜドリュー)

ブラッド・ピットと言えば「セブン」「12モンキーズ」とかの
キレた役どころが好き。
ディカプリオ様とは、全然系統が違う意味でウマい。

でもこの映画は基本的にブラッド・ピットってかっこいいね。
ちょっと顔崩すと不細工だけど、笑うと可愛いし。という方面の映画です。

ストーリーはというと、娘に熱く人生とは愛であり、愛とは何かを語る大社長。
(その愛に愛人が含まれているかについては触れられていない)
とにかく熱く愛を語る。対する娘は、そんな愛には出会ったことが無いと、
「私、スーザン。研修医。通信社大社長のカワイイ方の娘。
彼氏は若くしてボードに登りつめたキレモノ。でも、ちょっと退屈。」
みたいな、人生にやる気の無さ爆発中。

ごめんちょっと嘘

でも、映画のどこを見て書いたんだろうか?という解説よりはマシかも
「事故死した青年の姿を借りて、一人の死神がマンハッタンに現れた。
ジョー・ブラックと名乗るその人物は大富豪パリッシュの元を訪れる。
彼の死期が近いためであった。だがパリッシュが天命を全うするまでには
まだ少しの時間が残されている。死神ことジョー・ブラックはそれまでの
短い間を休暇とし、パリッシュの案内で人間界の見学を始めた。
しかしパリッシュの娘スーザン(C・フォーラニ)はジョーの姿に驚く。
彼の姿は先日出会った魅力的な男性その人であったのだ。そしてジョーも
スーザンの好意を気にかけるようになっていく……。」
え~と、確かに端的に映画の内容を表してはいるんですが、違うだろ。
それは予告に対する解説だろ。観てもらう気あるのか?
まぁ、いいや。そういうカンジのオハナシです。

監督で見たいと思った映画ではなかったのでノーチェックだったのですが
「ジョー・ブラックをよろしく」「ミッドナイト・ラン」
「ビバリーヒルズ・コップ」と俺的にはアタリです。
「セント・オブ・ウーマン」でアルパチーノにも
ウットリしなくてはならないのでしょうね。見ねヴぁ

アル・パチーノといえばこないだ「シモーヌ」見まして、
じぃ様になったなぁ…というか、こんな役させなくても…
と思ったのを思い出しました。ダテキョー(バーチャルアイドル)とかが
出てこなくて良かったです。って感想それだけかい!みたいな。
というか、気が向いたら感想書きます。
うぁ、今テレビで「ディアボロス」やってるよ…。
なんというか「エンゼルハート」をキアヌでやりました、みたいなやつ。
アル・パチーノの怪演が光るというか、うぅむ……
デニーロの悪魔の方がスマートでカッコよかったなぁ。
映画的にはアレで好きなんだけど……

しかし「ジョーブラックをよろしく」はラジー賞で
ワースト・リメイク・続編賞を取ってるけど、
一体何のリメークだったんでしょうか?気になる~

というのは置いといて、ブラピはちょっと頭のネジの巻き方が
間違っている役がいいですね。無駄に豪華なキャストの
「オーシャンズ11」でのブラピ様は、ブラピにそんな役させるかな?
という物静かなキレモノ役で、ちょっと物足りないというか
キャスティング的に不満でしたが、
この映画では、キレてるばかりじゃなくてもいけるんじゃん?
というかブラピの意外な可愛さに気付いてしまう映画でした。

アンソニー・ホプキンス。個人的には「マスク・オブ・ゾロ」の
初代ゾロなんですが、世間的にはレクター教授。
奥様が「知ってる~。ヒツチンのひと~」とのたもうておられました。
「ヒツチン」て。「ヒツチン」て。
ちなみにブラピは「ゴマリサンの人」だそうな。???EDWIN?
言うまでも無く貫禄アリアリです。役どころも「娘にメロメロの大企業社長」
という、見た目からそのものな配役で大満足。
死ぬことに対する恐怖よりも、娘を思いやる気持ちの方が大きいという事を
表すためなのか、ちょっと死というものに対する心構えがありすぎというか、
えらいあっさり死神を受け入れるもんだな、と思いました。
これまた私の宗教的観念への理解の欠落せいなんですかね?

綺麗な方の娘スーザン。
綺麗なんですけど、慣れるまでは目頭と鼻が不自然に見えてしまって…
キャラ的にはブラピ様を、口説かせたり、戸惑わせたり、照れさせたり脱がせたり、
ベッドに入れたりと、ブラピ様を動かすためのキャラでしか無いカンジでした。
初めて出会う情熱を表現するために、ブラピ様に会うまでは何となく付き合ってる女を
演じさせられ、ブラピに口説かれるために勤勉な女医という立場を与えられ、
ブラピをベッドに押し倒すために積極的な女に変身させられ…。
彼女の主体性はブラピを動かすためだけに存在するようにしか見えません。
というか確実にそんな役どころでした。
スーザンの立場で映画を見るのは非常に難しいのではないでしょうか?
ブラピ、ホプキンスと並ぶメインキャラの彼女に主体性が見えないことが
この映画に対してつまんないという感想を持ってしまう人がいる
原因である気もします。
演技が下手とかではなく、ブラピ鑑賞映画だったのでしょうがないのでしょう。
でもでも、あんなに情熱的にベッドに誘われてみたいです。

逆に、最初から最後まで安定していたのが、年上の方の娘アリソン、
その夫のクインス、最年少でボード入りしたと思われるドリューの脇役3人組。
父への愛されたいという思いが、行き過ぎた表現になってしまい苦悩する娘。
社長の娘と結婚することで重役になってしまったが、その事を卑屈に思うわけではなく
ただ妻と、その父親を気遣うダメ親父。
出世の為だけに生き、そして娘スーザンとの恋愛ですら出世への過程でしか
なかった若き重役。
脇役の設定と演技はステレオタイプなだけに最初から最後まで安定していて
非常に良かったです。
見直すときにはこちらをメインに鑑賞するのも面白いと思います。
ドリューが、あまりにあっさりとスーザンと別れてしまった時には、
おいおい逆玉狙いじゃないのかよ、とツッコミましたが、
いろいろな意味でのプライドがそういう行為をとらせたと言うことなんでしょう。

しかし長かった。ギャング・オブ・ニューヨークと同じくらいんですね。
2時間くらいかと思って日曜日の21時半過ぎに見始める映画じゃないですね。
見終わったら0時半。明日会社だっちゅーの。

ちょっと明日の事が気になっちゃったから、3時間の時間の長さを
感じてしまったけど、余裕があれば3時間も長くは感じなかったと思います。
話の内容とかキャラとかを真剣に評すると、なんだかマイナス要素を
書き連ねることになっちゃうんですけど、映画全体の雰囲気は良かったし、
なにより、美男美女を安心して見ていられるというのも映画の醍醐味だと
思える方にはオススメの作品です。

ブラピ鑑賞映画としてはDVDは必須ですね。
トムよりキアヌよりブラピだよね~と言う方にはオススメ。
映画的にも、癒されたい時にもう一度見たいです。
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Sの気持ち

2004年04月01日 | 映画をみました
Sのキモチがわかりません

GANGS OF NEW YORK -> ギャング・オブ・ニューヨーク
DUNGEONS & DRAGONS -> ダンジョン・アンド・ドラゴン
THE LORD OF THE RINGS -> ロード・オブ・ザ・リング

なんで~?どこに落としてきちゃったの?
こんな社会だから俺様の英語能力が上がらないんじゃん?

あと、A とか The も省略されがちだよね。
冠を頂けない民族なのか?
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ギャング・オブ・ニューヨーク(2001)アメリカ

2004年03月30日 | 映画をみました
「貧乏人同士殺し合わせておけばいい」

ギャング・オブ・ニューヨーク(2001)アメリカ

監督:マーティン・スコセッシ
主題歌:U2『The Hands That Built America』
出演:
レオナルド・ディカプリオ(神父の息子・ヴァロン)
キャメロン・ディアス(きじ鳩・ジェニー)
ダニエル・デイ=ルイス(ネイティブズ・ビル)
リーアム・ニーソン(デッド・ラビッツ・ヴァロン神父)

難しかったです。とっても。名作なのかもしれない、とは感じました。
最後30分が誰が何と戦っていて、何で死んでいったのかが
よく判りませんでした。

ちなみに高校の時の社会の選択は公民でした。
みなさんは南北戦争の事ってどれくらい知っているのでしょうか?
僕は、リンカーンが黒人奴隷解放のために南北戦争を起こした、
という程度の知識しかありません。
米国の人は、もっと詳しく「ファイブポインツの大虐殺」みたいな事も
普通の知識として持っているのでしょうか?
日本人の「忠臣蔵」、フランス人の「ジャンヌダルク」みたいなものなのでしょうか?
この映画は見る側にある程度の知識を要求していると感じました。
「宗教観」「移民」「有色人種」というものを知識として理解していても、
本質的には理解できていない僕には、感情的な部分でイマイチ理解不可能な
部分が大きかったのかもしれません。

南北戦争以前に、ニューヨークの街角でアイルランド移民の「デッド・ラビッツ」と
自称地元民の「ネイティヴズ」が決闘を行うシーンから映画は始まります。
「デッド・ラビッツ」のリーダーヴァロン神父が死に「デッド・ラビッツ」は解散。
16年後にレオ様がニューヨークに戻ってきたところから物語りは始まります。

で、ギャングっぽい話が続くのですが、最後になって、移民の人権とか
黒人の権利とかがいきなり出てきて、市民の暴動と、ギャングの抗争が
同時に勃発して、もう何がなんだか判らない状態に…

監督さんは「タクシー・ドライバー」の人です。デニーロを多く撮ってますね。
確か「ボーイズ・ライフ」でレオ様とデニーロは競演してたはず。

今回はレオ様は殆ど喋りません。自分の出ているシーンすらモノローグという念の入れよう。
レオ様の見所は存在しなかったかも。あ、追い詰められっぷりは良かったです。
なんというか、ディカプリオの演技って追い詰められたり、ちょっと頭の弱かったり
そういう演技だけ異常に迫真の演技なんですよね。
「バスケットボール・ダイアリーズ」とか「ギルバート・グレイプ」とか。
監督もそういう作品で撮ってあげればいいのに。
なんかね、いつまでも「クイック&デッド」のイメージが抜けないんですよ。
嫌いじゃないんだけどなぁ

ヒロインはキャメロンディアスでした。まだ顔が崩れてません。
ここ2年くらいとんでもない勢いで顔が崩れていって怖いんですけど…
「マスク」の時が一番可愛かった。今回は可もなく不可もなく。
もうちょっと頑張って欲しいです。

そしてダニエル・デイ=ルイス。敵役の「ブッチャー・ビル」。
良かったです。役がハマってました。完全に溶け込んでいました。
男の美学を見ました。

映画としては全体的に、暴力シーン、エロシーンがちょっと冗長に感じました。
「ゼイリブ」の意味のない乱闘程には無駄じゃなかったけどな。

あ、あと外せないのが市長さん。
この市長さんの名セリフに
「投票用紙の数じゃない、数える人間の裁量だ」
というのがありますが、民主主義って進歩してないね。
台湾でも未だに同じポリシーを貫いてるしねっ

DVDは欲しいとは思わないけど、買った方がいいんじゃないかと思っています。
少なくとも、もう一度ゆっくり見直さないと評価が難しい作品です。
というか、もう一度見直すと、評価が上がるんじゃないかな?
「名作なんじゃ?」と感じたのが、難解さからの逃避だったのか
本当に名作だったのかはそれからの判断ですね。
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