
前回の乗りバスから2週間が過ぎ又バスに乗りたくなったのと
仕事が早上がりの次の日がたまたま休みだったので
夜行便を絡めてどこかに行こうとふと思い付き新潟に向かうことにした。
ほぼ2年振りの夜行便にワクワクしながら名鉄バスセンターへと向かった。

↑久し振りに訪れた名鉄バスセンター
名鉄BCに到着すると入り口にはスキー板やスノーボードを抱えた
人達があちらこちらに居り次々とバスセンターへとつながるエスカレーターを
上がって行きバスセンター3階にある降車バースへとぞろぞろと歩いていくのを
見ながらスキーシーズン真っ只中であることを感じさせられた。
名鉄バスセンターは例年スキーツアーの出発地になっており
シーズンの夜になると信州や飛騨方面へ数多くの観光バスが発車して行く。

↑BC3階の降車バースは出発を待つ数多くのツアー客で埋め尽くされていた。
自分も3階に上がり高速バスの発券カウンターにある空席一覧を眺めると
今夜は全ての路線が○であり平日だしこんなものかな~と思いながら
買い物を済ませ乗り場へと向かった。

↑新潟行きは6番乗り場から発車する。トリは八幡浜行き
出発前日まで四国に行こうか新潟に行こうか迷ったが翌日の夕方から
予定があった為夕方までに名古屋に帰ることが可能な新潟に向かうことにした。
仕事が忙しくギリギリの到着になってしまった為飲み物だけ購入し
バスターミナルをぐるりと周っていると新潟行きのエアロクイーンが
新潟行きの方向幕を出しながら乗り場に入線して来た。
何度と無く振られ続けた女王様にやっとめぐり合える事が出来て
ウキウキしながら乗り場へと向かった。

↑発車するバスはバスターミナルをUターンする形で乗り場に入線してくる

↑名鉄BS6番乗り場で乗車改札中の新潟行き
改札が始ると直ぐにゾロゾロと10人程が乗り場に集まり始め
自分もその列へと並び改札を受けアサインされた1Aへと収まった。
その後も発車までに数人が乗り込み全員が乗り込んだ所で
発車時刻の22時40分になりバスは名鉄BCを後にした。

↑新潟行きは途中3回の休憩を挟み新潟を目指していく。
発車後直ぐに詳細な経路と各バス停の到着時刻やコーヒーやお茶の
給湯サービスがある事等の案内があり本日の乗客は16人と案内があり
後方の席は空いているので移動しても良いとの事だったが移動する
乗客はいなかった。
今思えば移動しとけば良かったな~と思うのだがその時は
1Aは休憩の際直ぐ下りれるから良いかなと思い移動しなった。
消灯は23時30分と言うことでしばらくは夜景を眺めながらの
走行となったが前日就寝が遅かったこともあり消灯を待たずして
寝入ってしまい減速のショックで目覚めると23時50分に
休憩の為恵那峡SAに入る所だった。

↑岐阜県恵那市にある恵那峡SA
この日は名古屋市内でもかなり気温が低かった日でもあり
岐阜県も山間部に入るとかなり気温が低く扉が開くと
暖かかった車内の空気が一気に車外へと流れていく感じだった。
ここでの休憩は10分間であったが消灯してまだ間が無かった為
ほぼ全ての乗客が降車し車外へと出てトイレに行ったり買い物を
したりと就寝前のひと時を過ごしているようだった。
自分も車外へと出て飲み物の補給などをしたが雪こそ無かったが
山間部にある恵那峡SAは雪が降りそうな底冷えがしていた。


↑恵那峡SAで開放休憩中の新潟行き

↑恵那峡SAでは新宿行きも開放休憩中だった。
寒い車外から車内へと戻ると極楽のような暖かさで再び毛布をかけ
寝る準備が整うと発車時刻となり一旦車内等が灯り人数確認が
行われるとバスは静かに恵那峡SAを後にした。
再び高速へと戻り新潟へとバスは走り始め暖かい車内のおかげか
車内のあちこちから寝息が聞こえ始め自分もウトウトし始めたが
なんだか暑くて寝にくい・・・ふと風の吹き出てくる方向を見ると
座席の横の部分から暖房の暖気がほぼMAXの状態で吹き出していて
これが原因の暑さだったが事前のリサーチ不足か暖房の吹き出し口まで
把握していなかったのと指定解除の際は身体が冷えていた為
ここが暖房の吹き出し口だったとは気づかなかった。
とはいえ今さら座席を移動するのも迷惑になるし面倒くさい事もあったし
車内には寒いと感じてる人がいるかも知れないなと勝手な推測をし
無理やり寝ることにしたがその暖気は恵那峡SAで買ったお茶が
ホットのお茶になるほどだった。
そうこうしている内にようやく寝入って再びの減速で目覚めると
バスは2度目の開放休憩の為長野県千曲市にある姨捨SAに入る所だった。
バスは2時5分に姨捨SAに到着しここで10分間の開放休憩が
取られる事になり扉が開かれると夜も遅い為かパラパラと6~7人程が
車外へと出てトイレに行ったりタバコをふかしたりしていた。
さすがに長野県北部まで来ると厳しい寒さがこみ上げてきて
雪こそ降って無かったがSA内には雪が積もっていた。

↑長野県千曲市にある姨捨SA


↑姨捨SAで開放休憩中の新潟行き
2時15分になり姨捨SAでの開放休憩を終えたバスは人数確認後再び
高速へ戻り次の休憩地栄PAへと向かって走り始めた。
身体が冷えていた事と細切れ睡眠の為眠かったこともありあの暑い暖房も
心地よく直ぐに眠ってしまい車外から吹き込んだ冷気の冷たさで
目覚めたのは新潟県三条市にある栄PAに到着した時だった。
寝ぼけ眼で車外へと出るとPAの土の部分は厚い雪に覆われていて
新潟県に入った事を感じさせてくれた。


↑PA脇は厚い雪で覆われていた



↑栄PAで開放休憩中の新潟行き
ここでは時間調整もかねて20分間の開放休憩が取られたが下りた乗客は
3人ほどでほとんどの乗客が車内にとどまったままで自分もあまりの寒さに
早々に車内へと戻り再びウトウトとしているとバスは4時43分に
開放休憩を終えPAを出発すると直ぐに車内等が灯され車内放送で
三条・燕の到着が告げられ定刻より20分ほど早い4時46分に
高速上のBSに到着しここで3人の乗客が降車しここからは車内灯が
灯されたまま高速上を走り高速上の巻・潟東(4:57)~島原(5:07)と経由し
降車扱いを行った後高速を下り新潟市内の降車停留所の
県庁東(5:17)~市役所前(5:23)~古町(5:26)~万代シティバスセンター前(5:29)
と経由し5時34分に新潟駅前に到着した。

↑新潟駅前のバス降車場


↑新潟駅前に到着した新潟行き
バスは降車扱いの後終点の万代シティバスセンターへ向かって走っていった。
平日の便にしては16人の乗客と比較的乗車率も良く路線として
乗客が定着した路線であり乗車中も開放休憩も夜行便には珍しく3回のあり
適度に車外へと出ることが出来て長時間の乗車も苦にならず
又車内設備も給湯サービスや厚手の毛布と快適に乗車できる路線だと感じた。
只冬場は後方の席のほうが心地よく眠るのには良いかなと感じた乗車だった。
★乗車日 2010年2月17日
★乗車時間 6時間54分
★路線名 中央道高速バス新潟線
★運行会社 名鉄バス(乗車便)、新潟交通
★リンク 中央道高速バス新潟線(名鉄バス公式)
中央道高速バス新潟線(Wikipedia)
中央道高速バス新潟線乗車記(ひでさんの北陸道特急の乗り旅日記)