日吉ダム にゃんたん散歩♪

日吉ダムを中心に京都府なんたん市をにゃんこ(ネコ)探偵“にゃんたん君”がお散歩☆

空海の作ったダム!?

2008-06-05 13:28:32 | ブログ
今日の日吉のお天気は、残念ながら曇りのち雨です
梅雨入り宣言もされて、これから雨の多い季節がやってきますね


洗濯物が乾かなかったり、髪のセットがきまらなかったりと切ない出来事も起こりますが、雨空に映える紫陽花が見られたり、大好きな人と相合い傘ができちゃったりもするので、みなさん、梅雨なりの素敵を発見して下さいね


今日は、弘法大師・空海が作った溜池ダムについてお話したいと思います


日本では古来より、かんがい用の溜池ダムが作られていました
821年に、空海によって修築されたと言われる香川県の満濃池ダムは、高さ32メートル、長さ155メートルで、溜池としては日本最大規模の大きさを誇っていて、10世紀以上経った現在でも、貯水池として使用されています
雨が少なく山が低いため、川の水を引くことが難しかった讃岐平野に、ぜひにと請われて作られた溜池ダムです


この修築に従事した人間は推定32万人と記され、当時の讃岐国の人口が推定28万人であることを考えると、いかに多くの人員を動員した大事業であるかということがよく分かります


空海修築後決壊し、鎌倉・戦国時代を含めた約450年間は復興されずに、池の中は「池内村」となっていたそうです
寛永8年(1631)、西嶋八兵衛による再築などを経て、明治39年第1次嵩上げ工事、昭和2年第2次嵩上げ工事の後、昭和36年の嵩上げ工事によって堤高32メートルの現在の満濃池の姿が出来上がりました
日本を代表する溜池です


入り江が多く、春は新緑、秋は紅葉が美しく照り映えるそうです
蛍の名所として知られ、夏になると蛍狩りで賑わうそうですよ


ずっと昔の人達が一生懸命作ったものが、今も生活に役立って受け継がれていっています
これからもそうして、後世の人達に受け継いでいくことが、私達の仕事かもしれませんね☆


(担当N.A)