散り際は潔く
日吉の桜もすっかり散り行き、雨に濡れて地面に張り付いた桜の花びらが、ちょっと頑固にはりついて掃除しにくいのが困りものです
そんな中一生懸命掃き掃除をして下さっていたので一枚ぱしゃり
みなさんが訪れてくださった時、気持ちよく来館していただけるようにと、警備のEさんの心遣いです
私も慣れない手つきでお手伝い
中々手ごわい相手でした
「今日掃いても、また明日になれば積もる。」
のだそう・・・
根気強くなお付き合いが必要そうです
桜の花びらは散ってしまった後が大変ですが、それでも毎年やっぱり楽しみにせずにはいられません
私はもう来年の桜を心に思い浮かべて、またその季節がやってくるのを楽しみにしてしまっています
桜の魔力でしょうか
日本人の心を捉えて離さないその美しさに、まるで期間限定の恋人を待つかのようにして、また来年もと、楽しみにしていたいものです
(担当N)
日吉の青空をふと見上げると、まっすぐに伸びていく飛行機雲を発見
大空の上で羽ばたく飛行機は、どこに向かって飛び立っていったのでしょうか
今頃世界のあちこちで忙しげに飛行機が行き来しているかと想像すると、ちょっと不思議な気分になってみたりします
一瞬、日吉の青空に残された飛行機の足跡は、ほんわりといつしか消え行く運命に
刻んでは薄れゆき、そしてまた刻みゆく・・・
今日も世界のどこかで、繰り返さし残される足跡を誰かが見上げ、何かを思う
ちょっと疲れた時、空を見上げて飛行機雲を見つめてみて下さい
青空を行く癒し系、飛行機雲
きっとほっこりできるはず
みなさんも空を見上げて、ちょっと一息いれてみませんか
(担当N)
満開をほんの少し過ぎたかなぁ?というところの、日吉ダムの桜
風に煽られてハラハラと舞い散る様が寂しいけれど綺麗です
散り際に儚さがギュッと凝縮されているので、こんなに胸を切なくするのでしょうか
限りがあるから命は美しい
限りがあるから毎日を一生懸命生きていける
桜の花達もきっと人間と一緒な気がします
ただ、際限なく花びらが舞い散るので、お掃除の方が少し困っておられました
掃いても掃いても、どんどんと積もっていくのです
桜のじゅうたんが
桜の花びらが散り行く頃を迎えると、春が駆け足で過ぎ去っていくなぁと思わずにはいられません
沢山の新しいを運んでやってきては、背中をむけて通り過ぎていく春
みなさんの春はどんな春だったのでしょうか
ほんわりとした暖かさを運んでくる春風が、心まで暖かにしてくれた春でありますように
(担当N)