Voyage MPD システム構築 by PCど素人 (Alix,CuBox,APU(New Alix))

PCど素人の文系リーマンがVoyage MPD(Alix,Cubox,APU(New Alix))構築に挑戦の顛末です。

No.06 SSH(PuTTY)ダウンロードと検証

2013-12-24 23:31:56 | 日記

【筆者注】

 No.1でも記述しましたが、これ以降の記事は、No.1で紹介したサイト、ALIXでの Voyage MPD 構築手法関係の記事を一通りご覧になったうえでないと、以下の記述は「予備知識がないとさっぱり分からん」ことをご理解ください。

【筆者注 おわり】

 

【以下本文】

  ALIXサーバを動かそうとすると、いつも使っているWindowsPCから遠隔操作で動かすことになるらしい。この遠隔操作ソフトをSSH(Secure Shell)といい、スタートガイド※やこちらのサイト

http://asoyaji.blogspot.jp/2011/03/voyagempd-votagempd.html

などでは、PuTTYというプログラムがお勧めとのこと。(他にもいろいろあるらしいが、2013年時点でのアップデート状況、日本語対応、その他使い勝手などから)

 要するに、これが無いと始まらんらしいので、いつも使っているWindowsPCで使えるようにしよう!

【※】スタートガイド・・・  http://store.voyage.hk/prod_images/Voyage%20MPD%20Starter%20Kit%20-%20Getting%20Started%20Guide%20v1.6.pdf のこと。

 元ネタ http://www.yung.jp/bony/?page_id=1524 もご参考に!

 

1 指定サイト

http://www.chiark.greenend.org.uk/~sgtatham/putty/download.html

にアクセス → こんなのがでてきたぞ?!一瞬どうすればよいのか迷う。

 

2 SSH(PuTTY)をダウンロードしようとしているPCがWindowsマシンなのは流石に(いくら何でもそれくらいは)分かる、CPUもPentium4(2013年時点では既に超古いが、まだまだ十分動くPCなので。今年中にXPからWindows7のアップグレードしよう。)なのは知ってる、これがx86アーキテクチュアなのはGoogleなんかで調べればわかる、ということで、 For Windows on Intel x86 の PuTTY の行の putty.exe をクリックしてダウンロード。

 

3 ダウンロードファイルを開くと、こんなのが立ち上がる。

 

インストーラではなく、プログラムそのものなんですね。ということで、このプログラムをファイルまるごとVoyageMPD関係のわかりのいいフォルダに移動(要するにVoyageMPD操作関係とかは特定フォルダにまとめちまえ)。

 

4 こちらのサイトで、この日本語化バージョンを提供されている、ということで、ここからzipファイルをダウンロード、解凍。

http://hp.vector.co.jp/authors/VA024651/PuTTYkj.html

 で、readmeファイルを開くと、puttyjp.exeが実行ファイル、あとputtyjp.lngとputtyjp.patchの2ファイルがあるということなので、この3ファイルとreadmeを一緒に、VoyageMPD用フォルダの中にPuTTY日本語化というフォルダをつくり、この中に投げ込む。で、puttyjp.exeを立ち上げると、こんなのが出てくる。

 要するに、PuTTYがまるごと日本語化されたプログラムが立ち上がるので、putty.exeの代替品と思えばよいようだ。ということで、以後はputty.exeではなく、こちらを使用。

 

★検証★ ためしにALIXサーバにWindowsPCから接続してみる

 とりあえずSSHを入れたWindowsPCからALIXサーバに接続をチャレンジ(時間がないから、とりあえずPuTTYでALIXサーバがコントロールできるかまで試してみる)。シリアル接続するのは、はスタートガイドではOptionalということなので、いきなりSSH(PuTTY)で接続にチャレンジ!

 

1 準備

 スタートガイドにある順番で、①USB-DACとALIXサーバをUSB接続し、DACの電源をON。 ②LANケーブルでLANのハブとつなぐ。ハブはHUB機能つき無線LAN子機(Buffalo WLAE-AG300N)を使用。こいつが正常作動することは既に確認済み。③ACアダプタと接続。スタートガイドのお勧めとおり、まずDC側(ALIX)側につなぎ、次にコンセントにつなぐ。④なんだかALIXのLEDがしきりにピコピコしだしたが、最後は一番左のLEDが点滅、一番右のLEDが点灯、真ん中は消灯、で落ち着く(うむ、これもスタートガイドとおりだぞ)。

 

2 ALIXサーバのIPアドレス取得

 ALIXとWindowsPCはシリアル接続してないから、SSH(PuTTY)を動かさないと、ALIXサーバをWindowsPCからコントロールできない。しかしSSHを動かすためにはALIXが今しがた取得したIPアドレスが分からんと、SSHはどのPC(ホスト)にアクションすればいいのか当然わからんから、SSHは使えん。

 ということで、LAN上で動いているホストのIPアドレス一覧を作ってくれるソフトがないかとグーグルで探したら、なんとユング君さんのサイトでこれを発見!

http://www.twise.co.jp/twsnmp.html 【参考情報】 http://www.yung.jp/bony/?p=1615

 さっそくこのTWSNMPをダウンロードし、無線LANルータのIPアドレスは192.168.ab.1だったので、192.168.ab.1(本当は192.168.ab.2ですね)から192.168.ab.254まで双眼鏡ボタンで探させると、何個かIPアドレスが出てきたぞ。(つまりTWSNMPは、双眼鏡ボタンだけで、LAN上(ここでは192.168.abのグループ)PCのIPアドレスを全部一覧にしてくれる(他にも有益な機能てんこ盛りらしいが)という優れもの、ということになる)

 ※abは数字です

★使用前

 

 

★使用後

 

 で、今使っているWinPCのアドレス(192.168.ab.3)以外を闇雲にPuTTYのIPアドレス欄に入れてチャレンジ、すると、192.168.ab.8で、login as:と出てきた!こいつに違いないので、Loginはroot、パスワードはvoyage(rootはPuTTYの黒画面に表示されるが、パスワードは画面上表示されない。でも無視してパスワード入力してEnterキー押下!なおrootもvoyageもキーボードからそのままスペルのとおり入力すればよろし。)を入力すると、

キターーーーーーー!!

 http://asoyaji.blogspot.jp/2011/03/voyagempd-votagempd.html のサイトでみた風景!WindowsPCからALIXサーバにアクセスできましたー。

 

ということで、とりあえず今日は時間切れなので、ここでお終い。次はセットアップ、IPアドレスの固定ですな。

 では、本日のALIXサーバはお役御免なので、さっきの接続と逆の順番でALIXサーバの電源を落とす。

 ユング君さんのサイトだと、落とし方にも作法があるらしいが、今日はなーーんにもやってないから、電源ブチ切りOK!

 と、ここまでの作業を終え(ALIXサーバの通電時間数十分)、ALIXサーバのケースを触ってみても、ほとんど熱がない。(ちなみにHub付き無線LAN子機はかなり熱を持っている) また、作動中、ALIXサーバとつないでいたUSB-DACは、WindowsPCからfoobar2000を起動するときと同じディスプレイを表示していたので、ちゃんと双方認識しているのだろう。


No.05 (ここから本題)CFのバックアップ

2013-12-24 23:21:43 | 日記

1 こちらのサイトを参考に、Windows PCで、既にインストールされているコンパクトフラッシュ(CF)をバックアップしておくことにする。何事も用心用心。

http://www.benii.com/blog/audio/pc_audio/voyagempd-pc_audio/cfcardbackup/

 

2 このサイトから、バックアップツールをダウンロード。

http://www.si-linux.co.jp/techinfo/index.php?DDforWindows

 インストールは不要。マイドキュメントにフォルダを作り、プログラムもバックアップファイルもここで管理。

 

3 いつも使っているWindowsPC(古ーいDell Dimension4700C XPマシンで、CPUはPentium4です。流石に動作遅いとは思うが、10年近くたっても壊れもせず動いています。)には、CFスロットがデフォであったので、これに送ってきたCFを差し込む。購入後初めてこのスロットは使うなあ。事前にカメラ用ブロアでスロットの中の埃を払って・・・

 

4 で、おっかなびっくり差し込んだが、ん、デバイス認識せんぞ?? で、も一回ゆっくり奥まで差し込むと、ピンがスロットの穴に入り込む感触があった。あーここまで入れないといけないんだ。で、自動的にドライブを認識して、立ち上げておいたバックアップツールDD for Windowsの「ディスク選択」をクリックすると、ちゃんとドライブが表示されたぞ!

 

5 あとは、バックアップツール提供元サイトのレクとおり進める。バックアップ先を選択するには「ファイル選択」というボタンをクリック。するとWindowsの「ファイルを開く」の小窓が開く。ん?「ファイルを開く」?ま、いいかで、バックアップファイルを格納するフォルダをつくり、バックアップファイル名をファイル名に入力してOKをクリックすると、無事、DD for Windowsの「パス名」「ファイル名」に表示された。なんか紛らわしい。

 

6 「読込」ボタンをクリック。ここで他のもんクリックするとえらいことになる。慎重慎重。

 

7 無事動き出しましたーー!

 

8 4GBなので多少時間がかかったが(5分くらい)無事完了。バックアップツールを終了し、CFを抜く。

 

【注記1】

 CFのバックアップイメージファイルが容量でかいので、やり方は忘れましたが、確か普通に+Lhacaで圧縮ファイルにしたら復元できなくなりました。(結局どうやっても復元できず、バックアップはパーになりました。) なお後知恵ですが、これは圧縮ツールの不具合ではなく、どうもそのようなものらしいです。

 バックアップファイルは4GBとかで、でかいなあと思っても、要らんいじりはしないほうが良いです。

【注記2】

 CFは、常用PCにスロットがあったので事なきを得ていますが、そんなもの無い場合も多いと思います。

http://asoyaji.blogspot.jp/2011/11/voyagempdalix.html

などのやりかたも紹介されていますが、ど素人には荷が重い?

 と思っていましたが、ヤマダとかで、各種メディアのリーダー(USB接続)が安価(1,000円未満から)でいくらでも売られていましたので、これはたいした障碍ではありませんね。(下のは自分が2013年末に購入したもの。実例ですあくまでも。)

 

 

【注記3】

 DD for Windowsを、Windows7マシンで動かすと、ディスク選択ボタンをクリックしても真っ白なにもなしの画面が立ち上がることがあります。(Cubox導入過程で、4GBクラス、つまりHCのmini SDが古いXPでは認識できないため、Windows7のネットブックで作業した)

 この場合は、DD for Windowsの実行ファイルDDWin.exeをダブルクリックで立ち上げるのではなく、右クリックして、管理者権限で実行を選択する必要があります(配布元様のサイトに記載あり http://www.si-linux.co.jp/techinfo/index.php?DDforWindows)。


No.04 キカイの様子その3

2013-12-24 23:12:25 | 日記

ごいっしょ

 

組立開始

 

鎮座

 

こんな感じ(9pinプラグの両脇のネジは、最初外して、基盤をケースに入れて蓋をしてから、締め直しましょう。手順間違え、蓋閉まらないとあせる人もいるみたいです。ちなみに上の写真、左のネジは装着状態、右は外しているの、お分かりでしょうか?)

 

反対から見た図

 

脚を装着

 

電源 ACアダプタ PATOS DK020-R トランス式安定化電源 12V500mAセンタープラス 秋葉原ラジオセンター1Fの東栄変成器で購入。能力的には十分。安定化電源だが、あんまり熱くならないのも吉。仕様はこちら http://www.patos.biz/pdf/DK020-R.pdf

 


No.01 はじめに

2013-12-24 22:27:15 | 日記

 オーディオ趣味の友人(自分でキカイを作る人)宅でMPDの音を聞かせてもらい、今まで自分が使っていたWindows ベースのfoobarとの音の違い、というか、音場の広がりにびっくり。その友人が、Voyage MPDに関する色々な参考サイトを紹介してくれ、これを参考にVoyage MPDの構築に挑戦してみることにしました。

 

 これら参考サイトは、正しく構築には無くてはならぬ貴重な情報源、まことにありがたい次第です。

 

 とはいえ、こちらはPCど素人。やはり、何か躓きも多く、細かいところで迷うことも多い。ど素人は仕組みそのものが理解できていないので、推論とか敷衍とか到底できません。ということで、文系リーマンPCど素人によるVoyage MPDシステム構築の一部始終を、世に情報提供し、同様のど素人の皆様のオーディオ環境向上に少しでも資すれば、と考えました(傲慢だなあ)。

 

 ということで、お断りを最初に。

 

1 このブログ、特にNo.6以降は予備知識が必要です。これは、Voyage MPD導入のため必要最低限の、大まか、基本的な作業の流れを記述していないためです。Voyage MPDの基礎知識や、システム導入の基本的な流れなどは、 http://asoyaji.blogspot.jp/2011/03/voyagempd-votagempd.html など、先行する優良な情報が沢山ありますので、そちらで把握していただき、その上でど素人が躓くような細かい作業の手順の補完情報(一個一個ど素人がどうやっていったのか)をこの記事で得て頂ければ幸いです。もともとこの記事は、本ページの末尾にあるように、一個一個の作業工程(試行錯誤・失敗含む)を順を追って記録していった、という性格です。それにアウトライン・フレームワーク記事を書き加えると煩雑となり過ぎますし、こうしたフレームワークに手を付けるのは当方の能力を超えていますから。

 

2 この情報は、Alix使用のVoyage MPD Starter Kit設定については2013年初夏頃、CuBoxやAPU(New Alix)については、それぞれの記事に記述の時期時点のものです。またここに記載した情報は当時のままであり、内容のアップデートは(誤記修正等を除けば)いたしません。そもそもこの記事は、当時何をやったのかという事実の記録ですので。

 

3 本ブログのMPD構築の記事は、Voyageの設定に関するもののみ、つまりインストール済のものをどうやって自分の環境で音が出せるようにするか、に限定したものとなっています。インストール手順については、他のWebサイトをご覧ください。

 

4 使用した機器は、ALIX3D2 (256MB / 1LAN / USB)で、ヤマモト・ツール・ワークス様で購入しました。Voyage MPD Starter Kitです。本体12,348円 Voyage MPDプリインストールのコンパクトフラッシュ(CF)とアルミケースを同時購入です。ただCFは現在、これとは別のTranscendの4GBを使用しており、問題なく作動しています。(シンさんヴァージョンを現在使用しています→追記 その後、Voyage0.8.5でHifaceEvo接続に変更

 ヤマモト・ツール・ワークス http://ytw.jp/

 ※CFは4GBを使用されるのが安全です。

 その他の関連機器構成、全体像は、記事No.12を御覧ください。


 ★追記 その後、Cubox、HifaceEvo、APU(New Alix---Voyage MPD Starter Kit 2.0)など、上記以外の機器も導入しました。その導入顛末の記事も追加してありますので、ご覧ください。


5 最初にお断りしたとおり、私はPCど素人です。よって用語の用例など誤りがあるかもしれません。なにとぞご容赦ください。またこうした事情から、本blogにはコメント欄を設けず、私への連絡方法は明示していません。私の対応能力の問題もありますし、個別の環境、機器等のアップデートもあり得、私が自分の記載内容に対するお問い合わせにお答えすることはできないと判断したためですので、その旨含みおき頂き、その上で参考としていただければと考えております。

 

6 上記で記載したとおり、参考となるサイトは沢山あります。本文中でも掲出していますが、私が特に参考としたサイトは、次のとおりです(他にも沢山あります)。これら関係者の皆様には、深く御礼申し上げます。より詳しい情報は、是非こうしたサイト等をご覧ください。

 http://asoyaji.blogspot.jp/

 http://www.yung.jp/bony/

 http://gitter.matrix.jp/

 http://www.symphonic-net.com/kubotayo/index.html

 

ということで、作業しながら書き溜めてきた試行錯誤の足跡を、以後、少しずつupしていきます。宜しくお願いします m(_ _)m