30日国家公務員にボーナスが支給された。支給額は「期末手当1.225カ月、勤勉手当0.80カ月の計2.025カ月分」(人事院給与3課)とのこと。
行政職の平均給与は40万3931円(平均43.5歳、住居手当等除く)だから、平均は1人あたり約82万円となる。国家公務員の賞与は3年連続で増えている。
ただし、テレビや大新聞が報じる額はずっと少ない。大手の「記者クラブ」メディアが報じるのは、内閣人事局が配るプレスリリースの丸写しだからだ。それには「管理職を除く行政職職員で成績標準者」の平均で60万円台とある。これが噴飯ものの数字なのだ。
まず、国家公務員行政職とは、自衛官や税務署などを除いた一般事務職のことである。人事院の資料によれば、その過半数、55%が管理職である。公務員は年功序列で誰でも昇進できるからだ。
また、「成績標準者」という言葉もおかしい。2011年から人事評価の結果が賞与に反映されるようになった。しかし、総務省によれば、全体の6割が「成績優秀」であり、それ以外が「成績標準」となる。
つまり、内閣人事局が公表するボーナスの額は、過半数にも満たないヒラ職員のうち、人事評価で下位4割の者の平均である。全体の平均には程遠い。こんな数字を公表する内閣には信頼を置けない。
議員にもボーナスが出る。国会議員は約280万円、国務大臣は370万円、総理大臣は510万円である。安倍首相は今月初頭、消費税増税の実施を2年半延ばした。しかし、昨年決めた公務員の給与増は断行する。日本は財政破綻へ向かう速度をまた一歩速めた。
(ジャーナリスト・若林亜紀)
根性腐りきった税金横領の犯罪者の舛添でもボーナスが380万円!
日本ほど政治家、役人、公務員が優遇されている国も先進国の中では珍しいんじゃないのか?
行政職の平均給与は40万3931円(平均43.5歳、住居手当等除く)だから、平均は1人あたり約82万円となる。国家公務員の賞与は3年連続で増えている。
ただし、テレビや大新聞が報じる額はずっと少ない。大手の「記者クラブ」メディアが報じるのは、内閣人事局が配るプレスリリースの丸写しだからだ。それには「管理職を除く行政職職員で成績標準者」の平均で60万円台とある。これが噴飯ものの数字なのだ。
まず、国家公務員行政職とは、自衛官や税務署などを除いた一般事務職のことである。人事院の資料によれば、その過半数、55%が管理職である。公務員は年功序列で誰でも昇進できるからだ。
また、「成績標準者」という言葉もおかしい。2011年から人事評価の結果が賞与に反映されるようになった。しかし、総務省によれば、全体の6割が「成績優秀」であり、それ以外が「成績標準」となる。
つまり、内閣人事局が公表するボーナスの額は、過半数にも満たないヒラ職員のうち、人事評価で下位4割の者の平均である。全体の平均には程遠い。こんな数字を公表する内閣には信頼を置けない。
議員にもボーナスが出る。国会議員は約280万円、国務大臣は370万円、総理大臣は510万円である。安倍首相は今月初頭、消費税増税の実施を2年半延ばした。しかし、昨年決めた公務員の給与増は断行する。日本は財政破綻へ向かう速度をまた一歩速めた。
(ジャーナリスト・若林亜紀)
根性腐りきった税金横領の犯罪者の舛添でもボーナスが380万円!
日本ほど政治家、役人、公務員が優遇されている国も先進国の中では珍しいんじゃないのか?