
「ジュピター」
2015年 アメリカ
監督 ラナ・ウォシャウスキー アンディ・ウォシャウスキー
出演 チャニング・テイタム ミラ・クニス
映画館(字幕) T11H7
めらめら度★★★☆☆
「マトリックス」で映像革命を巻き起こしたウォシャウスキー兄弟の最新作。数年前に、お兄ちゃんが性転換してウォシャウスキー姉弟に変わったのは知っていたが、「マトリックス」3部作以外の作品を観た事がなかった。日本産アニメ「マッハGoGoGo」の実写版とか、トム・ハンクスの主演作とか、そこそこ話題になっていたけど、いまいちヒットしていなかったしねェ。姉弟は、再び革命を起こせるのか?
最新作は、俺の大好きな宇宙SFなのだが、予告編を観る限り、然程、面白そうに思えなかった。しかし、CGに金が鰍ゥっていそうだったので、一応、押さえておく事にしたのだ。今年は、ついに「スター・ウォーズ」の新シリーズが公開する予定である。銀河に眠るフォースが覚醒するハズだ。最新の映像技術を見せてもらおうか。3D映画だけど、立体映像に食傷しまくりなので2D字幕版をチョイス。
う~ん、それなりに面白かったけど、どーにもワクワクしない映画だった。映像は良かったし、設定も決して嫌いじゃない。でも、ちっとも高揚しないのだ。壮大なスペースオペラを創造したつもりらしいが、細部がスカスカなんだよなァ。豪華な高級料理を喰ってみたら、味がしなくて首を傾げてしまったような感じだ。不味くないんだけど、美味くもなくて…。ちゃんとダシを取って、下味を付けないと駄目だよ。
ヒロインのDNAの秘密とか、主人公の過去とか、王家の長女の思惑とか、結局、謎のまんまで気持ちが悪かった。「マトリックス」も仮想現実とCGの見せ方が斬新だっただけで、ストーリーは、それほどでもなかったしねェ。ウォシャウスキー姉弟のオタクっぷりでは、これが限界かも。果たして、「スター・ウォーズ」は、大丈夫だろうか。黒ネズミのダーク・フォースに取り込まれてなければ良いのだが…。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます