
「レックス・ムンディ」
著者 荒俣宏
めらめら度★★☆☆☆
20211129MON-20211216THU
12月16日に読了した本を今更になって振り返る…。荒俣宏の「レックス・ムンディ」がオススメ、てなことが何かの小説の巻末解説に書いてあったんだよなァ。それが頭に残っていて、数年前に古本屋で購入したが、長らく本棚でホコリを被っていた。で、今回、なぜか気が向いて読んでみることに。荒俣さんの顔と名前は知っていたが、著作を読むのは初めてだ。確か、「帝都大戦」を書いた人だよねェ。
テレビで、ちょいちょい博識を披露している文化人なので、かなりマニアックな内容だと思っていたが、予想した以上だった。キリスト教の伝説を基にした冒険小説なのだが、これが、あまりに壮大で俺のキャパを超えまくり…。ダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」に少し似ているけど、あれ以上にブッ飛んだ内容だ。敬虔なキリスト教徒が読んだら激怒して卒唐オそう。濃厚すぎて、飲み込めないよ…。
それでも中盤ぐらいまでは、割とワクワクして読んでいた。けど、あの終盤の展開は、ちょっと付いていけないよなァ。そして、あの結末も意味が解りません。無学な俺は、頭の良い人と共感できないらしい…。圧涛Iな知識量と創造力は、素直に凄いと思う。でも、単純に面白くなかった。2021年、最後の読書は、なぜか敗北感が…。また荒俣作品に挑戦してみたいが、多分、数年先になるだろう。
よし、終わったッ! これで、2021年のブログ日記、お終い。殆ど12月に書き殴ったので、日記としての意味がないが、取りあえず、自己満足の成立である。今年は、読書17冊、映画鑑賞26本か…。来年こそは、読書50冊、映画鑑賞100本を達成して、このブログ日記も放置せずにコマメに書きたい…なんて、絶対に無理だしねェ。せめて、読書30冊、映画鑑賞50本、ブログ日記1週間以内なら…。
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