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ふらふら日記

物足りない日常にふらふら、怪しい読書にふらふら、激しい映画にふらふら、美味いメシにふらふら、そんな感じの自己満足日記。

映画覚書2025 #2

2025年01月12日 07時59分14秒 | 映画ふらふら

「ジョジョ・ラビット」
2019年 アメリカ
監督 タイカ・ワイティティ
出演 ローマン・グリフィン・デイヴィス スカーレット・ヨハンソン
ネット配信(字幕) T0H2
ふらふら度★★★★☆

1月8日に観た映画を振り返る…。第2次コロナ療養期に観たサブスク映画その2。「Disney+」に入会して、もう4年ぐらいか…? 入会直後に、この「ジョジョ・ラビット」が気になって、そのうち観よう、と思ったのに、ずっと放置していたんだよなァ。いつか観ようと思いつつ、いつまでも観ないパターンの典型だ。昔、地上波やCSで録画した映画もHDDに放置したまま観ていないし…。

予期せぬコロナ感染で時間を持て余した結果、ようやく、この映画を観る気になった。災い転じて…という言葉があるが、転じるかどうかは、本人の行動次第だろう。真面目に不真面目なタイカ・ワイティティが、戦争というタブーに挑戦した意欲作である。第二次世界大戦をテーマにしたコメディ映画って、日本じゃ、絶対に作れないもんなァ。タイカ・ワイティティ恐るべし…。

つーか、ナチスを描いたハリウッド映画を観ると、いつも思うんだけど、アメリカ人が英語でナチス軍人を滑稽に演じる姿を見て、ドイツ人は、どう思うんだろ? 韓国人が韓国語で日本人を滑稽に演じたら、ただでさえ悪い日韓関係が地に落ちるよなァ。ましてや、日本人が日本語で韓国人を滑稽に演じたら、大暴動が起きそうだ。表現の自由は、パワーバランスによりけりか…。

しかし、この映画は、単純にナチスをコキ下ろしているのではなく、戦争そのものをコキ下ろしているようだ。コミカルに描きつつも、シニカルに世界を批判している。ラストシーン、ナチス少年とユダヤ少女が、チグハグなダンスをするシーンは、真面目に不真面目なタイカ・ワイティティの真骨頂という感じがした。こんなに面白い映画を、ずっと放置していた自分が情けない。


映画覚書2025 #1

2025年01月11日 20時12分53秒 | 映画ふらふら

「レッド・ワン」
2024年 アメリカ
監督 ジェイク・カスダン
出演 ドウェイン・ジョンソン クリス・エヴァンス
ネット配信(字幕) T0H1
ふらふら度★★★☆☆

1月7日に観た映画を振り返る…。第2次コロナ療養期に観たサブスク映画その1。年明け早々、まさかのコロナ陽性で、5日間の自宅待機。正月休みの8日間もグダグダに過ごしたのに、更に5日間も…。その上、成人の日の3連休も続くから、時間を無駄にしまくりだ。自宅待機は、布団に包まりながら、ひたすらネット配信を観まくった。

まァ、モノは、考えようである。この自宅待機を利用して、ホーム映画鑑賞を充実させるのだ! 俺は、映画好きを自称しているが、その癖、家で映画を観るのが苦手だ。映画館なら集中できるのに、家だと意識が他に飛んで集中できないんだよねェ。家で観る映画って、ワクワクが7割ぐらい落ちる気がする。いつでも観られると、いつまでも観なくって…。

「Amazon Prime Video」と「Disney+」に入って数年が経つが、ホーム映画鑑賞は、2024年0本、2023年1本、2022年5本だった。メシ喰いながら、スマホ操作しながら、PC作業しながら、ちょっとだけ興味ある映画を流して観る(通称、流し観)での映画鑑賞は、ちょいちょいしているが、画面をずっと直視して観る(通称、本気観)での映画鑑賞は、なんか面倒で…。

去年は、シアター映画鑑賞が10本だったが、ホーム映画鑑賞は、なんと0本…。2つもサブスクに入っているのに、これは流石に勿体ない。2025年は、ガンガンにホーム映画鑑賞するつもりだったので、年明け5日間の自宅待機は、ある意味、絶好の機会だ。観たい映画は、沢山あるが、時間と気力が無くて、ずっとスルーしていたからなァ。

前置きが長くなったが、そんなこんなで2025年1発目の映画鑑賞は、アマプラ配信の「レッド・ワン」。去年の11月に劇場公開され、12月に独占配信された映画である。元々、配信のみの予定だったらしいが、ロック様のワガママ…いや、強い要望で短期間ながら劇場公開したらしい。映画館で観たかったんだけど、予定が合わなくて見逃していたんだよねェ。

サンタクロースを題材にしたアクション映画。超常的な能力で全世界の子供たちにプレゼントを配りまくるサンタクロースが、何者かに拉致されてしまう。サンタクロース護衛隊長のロック様は、ボスを奪回すべく、暴れまくるのだ。うーん、滅茶苦茶で面白い。大人も子供も楽しめるド真ん中のアクションファンタジーである。ホント、ロック様は、出世したなァ。


映画覚書2024 #10

2024年12月30日 18時12分45秒 | 映画ふらふら

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」
2024年 アメリカ
監督 ケリー・マーセル
出演 トム・ハーディ キウェテル・イジョフォー
映画館(字幕) T10H0
ふらふら度★★★☆☆

11月13日に観た映画を振り返る…。「ヴェノム」「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」に続く、シリーズ3作目にして完結編。ストーリーと映像が、ちょっと荒いけど、ヴェノムのキャラが立っているので、そこそこ面白いシリーズである。「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」のスパイダーマンと比べると、キャラの勢い任せって感じがするけどねェ。

スパイダーマンのヴィラン達を主人公とした「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)」の5作目でもあるらしいが、「モービウス」と「マダム・ウェブ」が興行的に失敗し、現在公開中の「クレイヴン・ザ・ハンター」も苦戦しているので、ソニーは、この展開を中止するそうだ。そもそも、ヴィラン達を主役にするって無理があるんだよ。善悪は、ハッキリしないと。

「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」とリンクし、更に、CGアニメーションの「スパイダーバース」ともリンクして、ソニーは、スパイダーマン世界を拡張したかったらしい。でも、ちょっと、計画が雑だったなァ。スパイダーマンは、「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」に任せた方が無難だ。世界の拡張は、宇宙の崩壊なのか…。


映画覚書2024 #9

2024年12月30日 17時22分09秒 | 映画ふらふら

「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」
2024年 アメリカ
監督 トッド・フィリップス
出演 ホアキン・フェニックス レディー・ガガ
映画館(字幕) T9H0
ふらふら度★★★☆☆

11月4日に観た映画を振り返る…。2019年に大ヒットした「ジョーカー」の続編ながら、大コケして大赤字を記録した負の超話題作。1作目の3倍以上の製作費をかけたのに、興行収入は、1作目の半分にも満たないそうだ。失敗続編の象徴みたいになっちゃったねェ。しかし、ここまで大コケすると、逆に興味津々である。一体、何がどれだけ酷いのか?

同じ監督、同じ脚本家、同じ主演で、ここまでコケるなんてなァ。実際、観てみると、確かに世間で酷評されているミュージカルシーンの多さが気になった。しかし、精神が崩壊した主人公アーサーが、第二の人格であるジョーカーへと変貌する表現としては、決して悪くなかったと思う。ただ、やっぱり多すぎたか…。また歌うんかい? て感じだったし。

ホアキン・フェニックスの枯れた歌声が妙に響いたし、新キャストのレディー・ガガの歌は、文句なしに良かった。まさか、ガガ様が、カーペンターズを歌うなんてッ! 個人的に、ガガ様のハーレイ・クイン役は、当たりだ。闇落ちピエロのホアキン・フェニックスとガガ様が、バットマン相手に、どんな悪事を働くのか? 中盤までは、結構、ワクワクして観ていたのだが…。

なんなんだよ、あの結末は? ミュージカルシーンがどーたらよりも、シンプルに、あの結末がダメでしょ。結局、哀れなアーサーは、ジョーカーになり切れなかったの? ジョーカーになりそこなった男なの? マルチバースの1つに、ジョーカー(仮)のユニバースがあったのか? 1作目のバットマンの匂わせが無意味じゃん。ちゃんと、ジョーカーになれよッ!


映画覚書2024 #8・11

2024年12月30日 04時32分12秒 | 映画ふらふら

「室井慎次 敗れざる者」
2024年 
監督 本広克行
出演 柳葉敏郎 福本莉子 齋藤潤
映画館 T8H0
ふらふら度★★★☆☆

「室井慎次 生き続ける者」
2024年 
監督 本広克行
出演 柳葉敏郎 福本莉子 齋藤潤
映画館 T11H0
ふらふら度★★★☆☆

10月24日に発売された「ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン」と、11月14日に発売された「ドラゴンクエストIII そして伝説へ… HD-2D」にハマり、この2ヶ月間、暇さえあれば、ずっとSWITCHに没頭してました。まず、ロマサガ2R7を10日で1周目クリアー。続いて、DQ3HD2Dを2週間で裏ボスまで撃破。そして、ロマサガ2R7に戻り、2周目のベリーハードをクリアー。

あと1年ちょいで五十路になるオッサンが、こんなにゲームばかりしていて良いのか…? 正直、DQ3HD2Dは、期待していたほどじゃなかった。しかし、ロマサガ2R7が、期待を大きく上回る面白さで、どーにも止められないのだッ! 現在、3周目のロマンシングの裏ボス攻略でヤキモキしているところ…。ふと、気付けば、もう年末で、今年も残り2日しかないじゃんッ!

で、久々、このブログを開いてみたら、ブログのレイアウトが変わっていた。ログインしてみると、60日間、更新がないので、レイアウトが標準になっていたらしい。そんな決まりがあったなんて知らなかった。怠惰なブログでスミマセン…。このブログは、読書と映画の覚書がメインなので、今更ではあるが、空白期間の覚書を残り2日で一気に書きます。

10月14日と11月16日に観た映画を振り返る…。今年8本目と11本目の映画鑑賞である。間に2本の映画を観たが、前編と後編なので、一括して振り返り。TVシリーズから始まり、映画も6本(スピンオフ2本)まで拡大した大人気シリーズの復活だが、ハッキリ言って、2回に分けて書くほどの映画ではない。なにより、映画4作目で「THE FINAL」と謳っていたことが腹立たしくて…。

大好きなシリーズだったけど、復活を素直に喜べないんだよなァ。引退して復帰するプロレスラーとか、引退して復帰するアニメ監督とか、最後と謳って集客したくせに、しれっと復活するのって、ちょした詐欺じゃん。最後って言わなきゃいいのに…。大好きだった「SAW」シリーズも「ソウ ザ・ファイナル 3D(原題は「SAW 3D」らしいけど…)」を最後に観ていないし。

あの室井さんが、早期退職して田舎に引っ込んで、犯罪の加害者や被害者の子供たちと生活を共にしていたのか。うーん、なんとも思い切った設定だ。警察改革の理想の夢に破れて田舎に帰って、「敗れざる者」ですか…。うーん、正直、しっくり来ない。こんな続編もアリな気もするけど、TVシリーズで描いた方が良かったような気がしたなァ。全体的にトーンが暗いし。

そして、約1ヶ月後に後編の鑑賞。うーん、やっぱり、室井さん、退場か…。なんか、唐突な感じだったなァ。で、「生き続ける者」ですか…。サブタイトルが逆説っぽいのは、狙いなの? 理想の夢に破れても負けていない。命が尽きても生き続ける。受け継がれる信念のことですか。相変わらず、君塚良一さんの脚本は、無茶苦茶だ。まァ、無茶苦茶だから面白いんだけど。