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アメリカン・ハッスル 

2014-03-03 00:20:28 | 活弁見聞録

ズレ:「題名からショーアップしたプロレス興行を連想してコミカルな気分になるのを裏切らないコメディ仕立てながら、こちらのハッスルは張り切るんでなく実際の贈収賄事件をベースにした詐欺の裏話だけにサスペンスの要素も絡んでなかなかに見応えがあらぁな。
 楽曲や衣装の時代色も遺漏無く、アトランティックシティの来歴にはとんと疎くてもさりげなくカーター大統領の名前が聞こえてくると日本じゃピーナッツからのロッキード事件で上を下への大騒ぎになった往時の空気感も蘇るってもんでぃ。
 詐欺師側が視点の軸足だから捜査陣は道化に描かれてるものの多かれ少なかれ捜査側が容疑者をハメる詐欺的手法を駆使するのはアメリカでは常道ってことなら、ロッキード疑獄は田中政権を潰すためにアメリカさんが仕組んだ陰謀てぇ都市伝説にも説得力が増すようじゃねぇか」

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