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第9地区

2010-04-19 00:10:49 | 活弁見聞録

つれ:「宇宙人ものをつぶさに観てる訳じゃないから定かなことは言えないけど、宇宙人が恐れられるでも親しまれるでもなくそのままの姿で人間との接触が成立してるてぇ設定にまず面食らい、そもそもそれなりの能力はありそうな宇宙人なのになんでいつまでもそんな状態なんだってな初手のツッコミも忘れて食い込んじまったよ。
曰く有り気な南アフリカてぇ舞台設定から始まって思わせぶりな筋の運びの中に笑いありアクションあり社会風刺ありで一気に見せるところは、さすがこの手の映画には目が肥えてるであろうアメリカで話題を呼んだダークホースだけのことはあると納得で、冷静に振り返れば随所のアラも思い浮かぶけどそれを割り引いても木戸銭分は十分に堪能できる作品じゃないかぃ。
製作陣にそこまでの意図があったかどうかはいざ知らずガリバー旅行記が一見冒険奇譚のようでありながら実は深い社会批判になってるのと同様な雰囲気も漂い、観衆に結末を委ねるような締め括りは現代の社会思想のありようをそれぞれに問い掛けてる塩梅かもねぇ」

 

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