つれ：「新藤兼人監督百賀の大往生にして活動屋時代全巻にエンドロールが出た感じだねぇ」
ズレ：「おそらく本邦じゃイデオロギーが傑作に結実した最後の映画監督てな綽名が冠されることだろうよ」
つれ：「映画斜陽が言われ出してからも元ネタがＴＶやアニメで人気を博した娯楽系は好調なものの、骨太な主張のあるオリジナル作品ほど興行的には厳しいようだしねぇ」
ズレ：「そういう傾向を反映してか国政の方まで”政治生命を賭す！”だ”乾坤一擲！！”だとノリノリ予告編的キャッチコピーが花盛りだわな」
つれ：「物別れ必至のどぜう剛腕対談まで客寄せフレーズで前景気を煽っちゃ、映画なら看板倒れの駄作で金返せってなとこだよねぇ」
ズレ：「そっちは観客もハナから傑作なんぞ期待しちゃいないけど、粗忽防衛相の外遊差し止めの方がキャスティング降板劇のようでケッサクじゃねぇか」
つれ：「政治斜陽も言われ出して久しいところで、こっちはいよいよ娯楽系の政治屋時代が絶好調を迎えそうだねぇ・・」
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