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ナショナリズム対グローバリズムの大一番

2016-01-25 13:43:17 | 日々是戯言
つれ:「10年ぶりの日本出身力士優勝に大喜びしたものの、よくよく考えりゃいささか寂しい話ではあるよねぇ」

ズレ:「段取りの決まった神事でなく実力勝負の競技としてはそれだけ外国出身力士が精進してるってことで、あんまり騒ぎ過ぎるのは外国勢に失礼だしよ」

つれ:「今場所の白鵬関が何時になく調子を下ろしてる気だったのはその辺の心理状態が影響したのかねぇ」

ズレ:「ハワイ勢が土俵を席巻した頃はプッシュやタックルとは違うてな見方もあったものの、モンゴル勢は技のデパート蒙古支店も登場するほど大相撲に馴染んでるからには殊更外国視することもないんじゃねぇか」

つれ:「実際同じアジア系だけに容姿容貌も錦絵以来のお相撲さんそのもので、この10年の優勝力士一覧を見ても明らかに異質なのは把瑠都関と琴欧洲関くらいだもんねぇ」

ズレ:「翻って考えりゃ外国のスポーツを日本選手が席巻した途端にルール改正の憂き目にあったりもするんだし、ナショナリズムへの拘泥が過ぎるとスポーツの普遍性まで損ないかねないぜ」

つれ:「してみると国別対抗意識を煽って金儲けに繋げる商業五輪の片棒も、そうそう喜々として担いでられないってことかぃ・・」
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