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レヴェナント:蘇えりし者

2016-06-01 21:54:25 | 活弁見聞録

つれ:「アメリカ開拓期に起きた実話ベースの原作があっての映画化だそうだけど、デカプリオ丈が悲願のオスカーに輝いただけあっていかに主演俳優にオスカーを握らせるかてぇノウハウに溢れた教科書的作品とも言えるんじゃないかぃ。
 まずセットやCGじゃない大自然の光景への強い拘りがそれ自体で内容に関わらず感動を呼び起こすから自ずとアクション系の演技もスケールが大きく映るし、随所に謂くありげな心象風景のインサートも加えた長尺の物量で圧倒すれば台詞回しも一々人物像を深く掘り下げたように感じられるよねぇ。
 何よりアカデミーてぇ衒学的な趣向を満たすにはアメリカ人の原罪意識を突つくのがキモらしく、原住民は迫害するのが当たり前でも人間としての良心は示す主役を演じてこそ正義の原爆投下に大統領の謝罪は認めないてぇ国民性の琴線に触れるみたいだよ」

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