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ルーシー

2014-10-05 19:12:23 | 活弁見聞録

つれ:「予告編は何やら荒唐無稽な際物臭がプンプン漂ってたんでどんなもんかと見てみるとそこは手練れのリュック・ベッソン作品、お家芸のハードボイルドなアクションに2001年宇宙の旅やらETやらのパロディ風味をあしらって見事なバイオレンス・コメディに仕立ててるよねぇ。
 哲学的な文明批判まで展開しつつもスカーレット・ヨハンソン嬢の動とモーガン・フリーマン御大の静との対比効果でそれが説教臭くならないところもさすがのお手並みで、そこに韓国マフィアとのバトルを絡めたりサイキックなアトラクションを重ねたりと豪華海鮮丼てんこ盛りの十分な食いごたえじゃないかぃ。
 そもそも脳の潜在機能が発揮されるにつれ超人的な能力を発揮するてぇ設定自体がアンビリバボーなファンタジーだからそれを前提とした展開はどの方向に対してもファンタジックな隠し味が利いてて、荒唐無稽な際物には違いないけどその奥深い味わいにはミシュラン映画ガイドがありゃ3つ星を差し上げてもよさそうだょ」

 

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