つれズレ愚抄

つれ:「言わずと知れたジョニー・デップ丈とティム・バートン監督のコテコテ黄金コンビだから、この手のコミックホラーがどうにも口に合わない向きはいらっしゃるだろうけど、ラジー賞有力なんて前評判を聞くとかえってホヤやザザムシのノリでついつい手が出ちまうよねぇ。
オリジナルストーリーかと思いきや元ネタは６０年代の全米で絶大な人気を博してたＴＶシリーズだそうだから主人公が１９７２年に蘇るのは当然とも言える流れながら、そうとは知らずに拝見するとその設定が当時の追憶と相まっていっそう笑える設定になってるんじゃないかぃ。
この作品自体はパイレーツオブカリビアンみたいな連作になる見込みはないからか一話の展開にシリーズのエッセンスをてんこ盛りにした無理矢理感もあるものの、俳優さんの顔ぶれはさしずめデップ組だよ全員集合とでも言うべき馴染みっぷりで、往年のドリフターズ定番コントで笑かして貰ったような気分だよ」