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リアル・スティール

2011-12-31 00:36:06 | 活弁見聞録

ズレ「生身の人間がシンプルに殴り合うからこそボクシング自体に人を感動させる要素が詰まってるせいかボクシングが絡む映画には印象に残る作品が多い中、それが金属製のロボットになってもロッキーとチャンプあたりを掛け合わせたようなタイトルどおりのガチガチ鉄板構成で押してこられりゃやっぱり同じように手もなく泣かされちまうわな。
冒頭で登場するロボットが意味もなく漢字で飾り立てられてたり主人公格のロボットの名前がアトムだったりと多分に日本を意識している風もあり、最後まであのロボットに書かれた漢字はどういう基準で選んだんだかが気掛かりだったお陰で不覚な落涙は免れた按配でぃ。
よもやこの手の作品に続編はあるまいけれどその後の展開を各自が好きずきに想像できる余韻も十二分で、師走の慌ただしい最中に映画館に足を運んでウラもヒネリもないシンプルな感動お約束の電車道ストーリーに身を委ねるのはなかなか乙なもんだぜ」

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