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2011-01-23 00:32:39 | 活弁見聞録
ズレ:「まずITビジネスを理解してないところに持ってきて訴訟シーンと開発シーンが交錯する倒叙的な構成でアメリカの学生ライフと起業事情がもうご存じでしょてぇ感じで畳み掛けられるから、出演者の早口に圧倒されるように訳の分からないうちにもとにかくどエライことが起きたって雰囲気は実感できらぁな。
 昔気質の石頭からすりゃ才能が銭になるのは大いに結構だけど自ずから程度ってもんがあるだろうてぇくらい、最先端技術に明るけりゃ濡れ手に粟のように現実感が沸かないほどの巨万の富が瞬く間に降り注いでくるのが映画の夢物語でなく紛う方無い事実なんだから、つくづく凄まじい世の中になったもんよ。
 その反作用として登場人物が人間的な感傷を抱くてぇ構図はフィクション的にはハワード・ヒューズ大尽の頃から定番的な描き方ではあるものの、それが真実なのかはたまた貧乏人の負け惜しみなのか、せめて宝クジにでも当たってささやかながらに試させていただきたいようでぃ」
 
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