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アイアンマン2

2010-06-27 23:08:36 | 活弁見聞録

つれ:「正義の味方ってぇと世を忍ぶ仮の姿に身をやつしつつ人知れず活躍するってのがお約束的なステレオタイプなのに対して、こちらは大企業のトップにして自己顕示精神の固まりてぇ臆面もない設定が実に痛快で屈託ないヒーローものの醍醐味を堪能できるよねぇ。
 “レスラー”で新境地を拓いた観のあるミッキー・ロークさんの堂々たる悪役ぶりもお見事で、目を楽しませる綺麗どころの出番にも抜かりはなく、間の抜けた笑いを誘う敵味方や思わせぶりな第三者の配置からこれはどうよ的なシリーズ予告まで、娯楽路線の王道には寸分の隙なしじゃないかぃ。
 世相を反映してということか何時の頃からかヒーローものも主人公の内面の葛藤とか相対的な善悪の評価とかの難しい要素を強調する方が主流になって、アイアンマンスーツも巨額を投じれば既に実現できるてな現実的な話も出てはいるけど、フィクションはフィクションとして気軽に楽しみたいてぇ向きにはもってこいの作品だょ」

 

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