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チェ 39歳別れの手紙

2009-02-09 20:41:11 | 活弁見聞録
つれ:「そもそも今頃ゲバラさんとはどうした風の吹き回しかと思えば今年がキューバ革命50周年だそうで、パート1はいかにもそれらしいキューバ革命史だったのに比べてこのパート2は構成の外連味もなしにボリビアでのゲバラさんの苦闘をストレートに綴って前作とは趣を異にする仕上がりになってるようだよ。
 10年間の時代の動きを説明的に表現することはないものの、武器は寄せ集めの単発銃主体だったのがアメリカ製の自動小銃が標準装備のようになってたり機関銃や重火器類も多く登場したりで戦闘シーンは派手になり、どことなく牧歌的な風情だった政府側の対応もかなりハードボイルドな感じになっててキューバ革命の成功に危機感を募らせたアメリカさんが世界的に対共産ゲリラ戦術を高度化したって辺りの事情も伝わってくるよねぇ。
 ボリビア革命失敗の原因となれば外国人主導だったとか国民一般にはその機運が熟してなかったとかの客観的な見方も出来るところだけど、時代のロマンとして締め括ろうてぇ意図かどうか映画の最後に映像も音声もなくエンドロールが流れていくのはさながらゲバラさんの理想への鎮魂のようじゃないかぃ」
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