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大統領暗殺

2007-10-21 02:15:09 | 活弁見聞録
ズレ:「一部に上映拒否って反応もあったようだけど、あくまでフィクションとはいえ現役実名の大統領が暗殺されるなんて設定が堂々と罷り通るところがアメリカさんの懐の深さと感心させられるわな。
 イランが核武装すれば第三次世界大戦だなんてことをポロっと仰る御仁だけに題材になり易いのは確かで、冒頭でフィクションだって断り書きを入れた以降はエンドロールまで徹底したドキュメンタリーの構成で押し通されると、オーソン・ウェルズ先生の市民ケーンのような構成からつい火星人襲来てラジオドラマがパニックを引き起こしたなんて大昔の故事を思い出すようだぜ。
 さすがにメディアの発達した現在じゃ、この映画を見てブッシュさんが亡くなったのかぃとトボケた事を言い出す衆は出てこないだろうけど、報道スペシャル番組のようにニコリともさせない筋の運びには事実と誤認させるだけの十分な説得力があり、それがフィクションだと承知していると逆に全体が壮大なギャグやパロディにも見えてくる野心的な作品じゃねぇか」
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