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のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

藤田孝典‏さん / 「かつては笑われ、結局実現した「理想」の恩恵に浴しているのに――」

2014年07月24日 09時28分32秒 | 日本文化論
藤田孝典‏@fujitatakanori さんのツイートです。

――ハガキを送ってきた方へ。まずご意見ありがとうございます!ただし、主義主張に大きな間違いがあります。生活保護の正しい理解をお願いしますm(__)m 〔16:20 - 2014年7月22日 〕――



言論を封殺するために

ハガキを送り付けるって、

どういう神経しているのでしょうね。

また、「特定反社会主義」

というレッテルの貼られている意味を

了解しかね、

この画像のハガキに

じっと見入ってしまいましたよ。

今まで、

言論弾圧に利用されたレッテルは、

安倍某の発言に見る通り、

通常は、

「左翼」でした。

「反社会主義」で包摂されるのは、

日本の場合、

右翼では

ないでしょうか…

なぜ、こんな言いがかりを

この人は、

受けているのか――。

さらっと

いろいろあるツイートを読ませて頂きました。

その中にあった

――生活保護には不正受給者がいたり、不適切な受給者がいるから、生活保護基準を下げるという論理は、脱税者がいるから全国民の税金を上げるというくらい、おかしな論理。〔23:09 - 2014年7月13日 〕――

というのに引っかかりました。

ここに言う

‟不適切な受給者”に関連した非難かもしれないないと

思ったからです。

旧ソ連の礎を作り上げた指導者レーニンは、

「働かざる者、食うべからず」

と言いました。

生活保護の考え方は、

その命題の逆だから「反社会主義」というレッテルに甘んじよ、

ということかもしれないですね。

ただ、藤田さんに絡みついている

どっかのお兄ちゃん(?)の忘れていらっしゃることが

一つあります。

それは、レーニンが「働かざる者」として一括りにしたのは

富の収奪者だということです。

すなわち、ブルジョワジーです。

今流行りの言葉で言えば、

世界の1%に属する富裕層なわけです。

企業に

収奪されまくって

ボロ雑巾のように捨てられた

かつての労働者のことではありません。

藤田さんがお嘆きなように、

誹謗中傷のハガキの送り主はもっと、

社会保障史の

勉強をする必要があるようです。

その点、

藤田孝典‏さんがリツイートされている

平野啓一郎‏@hiranokさんの

次のツイートが大変示唆に富みます。

―― どんな時代にも、「理想主義者」は、「現実主義者」から嘲笑される。しかし、大半が単なる「現状追認主義者」に過ぎない彼らは、自分たちが、かつては笑われ、結局実現した「理想」の恩恵に浴していることに気づかない。〔21:40 - 2014年7月13日 〕――

他人に対し、

「それは理想論」だの、

「反社会主義」だのと決めつけ、汚らしい言葉を投げつける前に、

己が受け取っている恩恵の棚卸をすべきです。


<追記>

「働かざる者、食うべからず」

という命題の

誤った理解に関連して、

資本主義の内包する階級対立の現実である

――富裕者という「働かざる者」が「食っている」――

不合理性を修正する制度、

すなわち、社会保障の出発点となる考え方を要領よく説明している

ツイートを発見しました。

紹介します。

muno-bot‏@bot_muno さんの発信です。

――働かざるもの食うべからず、だって?だからこそ、働いたために働けなくなった人たち、働こうにも働けない人たちの生活を全員でまもる、これが社会保障の起点ではないか。 #Ni dieu ni maitre〔16:12 - 2014年7月27日 〕――

7月28日朝



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