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吉永春子さん 制作・TBS番組 / 「ある傷痕~魔の731部隊」

2017年01月09日 07時55分33秒 | 天皇制と戦争



2017年1月8日、BS TBSで放映されたドキュメンタリスト吉永春子・追悼特集

「魔の731部隊~ある傷痕」(1976年)のツイートまとめは、

こちら。

☆ 記事URL:https://togetter.com/li/1068573

杉原こうじ(NAJAT・緑の党)‏@kojiskojis さんのツイート。

――(1)1月8日、BS TBSの吉永春子追悼特集「ある傷痕~魔の731部隊」(1976年)は海外でも反響。731部隊を創設した石井四郎は、出身地の千葉県山武郡芝山町加茂から兵士を集めた。ハルピンにカモフラージュ部隊まで置かれた。関東軍からの設置予算は1千万円、現在で百億円に相当する。〔20:47 - 2017年1月8日 〕—―

――(2)1月8日のBS TBSで吉永春子さん制作の「ある傷痕~魔の731部隊」。731部隊の本部は平房に置かれた。部隊は8つに分かれ、牡丹江などに4つの支部も。部隊の一員の証言。「秘密部隊だぞと。冗談じゃねえと思った。ソ連人やシナ人を緊急に使った」。〔20:58 - 2017年1月8日 〕—―

――(3)1月8日のBS TBS「魔の731部隊」。部隊の施設は当時、世界1、2位を争う巨大な細菌工場だった。ペスト菌300kg、コレラ菌1000kgを毎日生産。特にペストノミは切り札とされ、1億4500万匹にのぼった。ノミを増やすため、何百万匹ものネズミが飼われていた。〔21:23 - 2017年1月8日 〕—―

――(4)1月8日のBS TBS「魔の731部隊」。元731部隊幹部、陸軍軍医少将の川島清。「部隊はあったが、(人体実験は)見ていない。細菌や血清を作る方だった。監獄というか(捕虜を)収容するところはあった。アメリカもフィリピンでやっていた。(実験は)来たらやりたいでしょうね」。〔21:31 - 2017年1月8日 〕―—

――(5)1月8日のBS TBS「魔の731部隊」。部隊には、憲兵らによる中国大陸での人狩りによって、中国人やロシア人が連行された。「材料」と呼ばれ、足かせや手錠をかけられ、地下道から直接収容所に入れられた。その後、「丸太」と呼ばれ、つねに400人から600人がつながれていた。〔21:46 - 2017年1月8日 〕—―

――(6)1月8日のBS TBS「魔の731部隊」。部隊の元憲兵や元看守は話すのを避けた。731部隊は人体実験だけでなく、1940年から3度、作戦に細菌を使った。元部隊員の古都義雄は、裁判資料によれば1942年の細菌作戦に参加。当時、部隊は3千人の捕虜にチフス菌入り饅頭を食べさせた。〔22:01 - 2017年1月8日 〕—―

――(7)1月8日のBS TBS「魔の731部隊」。元部隊員「凍傷や栄養失調(の実験)は見た。栄養失調は飲料水と軍用カンパンだけで何日耐えられるか。捕虜は兵隊の重装備30kgを背負い50~60周回らされた。見た一人は農民か労働者。もう一人は教員資格を持つインテリ。栄養失調で死んだ」。〔22:11 - 2017年1月8日 〕—―

――(8)1月8日のBS TBS「魔の731部隊」。多くが戦犯に問われるのを恐れ証言を拒む中、核心に迫る元幹部の証言を得た。「標的から1m、5m、10mと分けて、捕虜を柱に縛りつけ、爆撃機で攻撃。吹っ飛んだ。爆心近くではみんな裸でボロボロに。悲惨というか、ああいうものは見られない」。〔22:25 - 2017年1月8日 〕—―

――(9) 1月8日のBS TBS「魔の731部隊」。部隊の外でも謀略工作が行われ、凍傷や飢餓などの実験も。元幹部「便衣隊が満州の周りの畑のトマトに、チフス菌を注射して歩いた」「レントゲンを"丸太"の肝臓に当てて、致死量を測った。じわじわと充血して赤くなり、助からない。痛くてしょうがない」。〔22:38 - 2017年1月8日 〕—―

――(10)1月8日のBS TBS「魔の731部隊」。顔をハッキリ映さない事で証言に応じた元部隊員。「1945年の敗戦近く、朝飯に毒を入れて捕虜を殺そうとした。死体を引きずり出し、石油をかけて燃やし、何回も掘り返して全部灰に。全員殺された。最後にダイナマイトで本部を破壊した」。〔22:47 - 2017年1月8日 〕—―

――(11)1月8日のBS TBS「魔の731部隊」。帰国した731部隊員は逃げるように生活。細菌爆弾は日本海に面した小都市に運ばれた。その後、占領軍が調査に乗り出し、元幹部をGHQに出頭させた。高橋正彦は「ソ連からこう言われている。レポートを出せば身柄は保護する」と言われたと証言。〔22:59 - 2017年1月8日 〕—―


――(12)BS TBS「魔の731部隊」。米国も1941年頃から、キャンプ・デトリックで細菌研究。戦後、ナチス研究者や石井四郎らが参加したと中国は判断。朝鮮戦争前夜、石井四郎は姿を消した。朝鮮戦争時、見た事のない昆虫が発見され、北朝鮮でペストが流行。米兵は細菌爆弾投下を証言。〔23:20 - 2017年1月8日 〕—―











――(13)1月8日のBS TBS「魔の731部隊」。部隊には京大出身者が多く、戦後、医学界で華々しく活躍した。岡本耕造元京大教授(注:医学部長)宅を訪ねたが不在。妻は「京大から12人くらい参加した」と。貴宝院秋雄は「やむを得なかった。今、被験者で確かめてやるのと同じ」と証言。〔23:56 - 2017年1月8日 〕—―

――(14)1月8日のBS TBS、吉永春子追悼特集「魔の731部隊~ある傷痕」。元部隊員の吉村寿人(注:凍傷研究班)は多忙を理由に取材拒否。北野政次(注:第2代部隊長)は「ふれたくない。沈黙させてください。すみません」と。二人はその後、日本学術会議の南極特別委員にも名前を連ねた。〔0:06 - 2017年1月9日 〕—―

――(15)1月8日のBS TBS「魔の731部隊」。心ある学者と言われていた秋元寿恵夫も元部隊幹部。「人間に馬の血清をドンドン入れた映画を見た。確実に死ぬまでやる。文字通り"死の墓場"、"生きながらの墓場"だ。勇気というより、積極的に告発しないできた後ろめたさが遥かに大きい」。〔0:13 - 2017年1月9日 〕—―

――(16)1月8日BS TBS「魔の731部隊」。元幹部の秋元寿恵夫「罪を負った人間として、再び繰り返さない為の生き証人でありたい。医師としての特権に馴染み、専門家気質と結び付くと、いついかなる時でもヒューマニズムの線を超えるものがある。それを銘記すべきと声を大にして叫び続けたい」〔0:26 - 2017年1月9日 〕—―

――(17)1月8日のBS TBS「魔の731部隊」。江口豊潔「戦後も国家に貢献した。石井(四郎)さんは悪いこと言われているが、功績が勝ってる。731の精神は今も生きている。一部人体実験をやったかもしれないが、戦争だから、アメリカもソ連もやってる。日本の悪いことばかり言うのは間違い」〔0:35 - 2017年1月9日 〕—―

――(18)BS TBS「魔の731部隊」。吉川美代子さん「吉永春子さんが取材を始めたきっかけはソ連大使館に残っていた731部隊関係者の尋問記録。当時、マスコミがソ連を取り上げるのは抑留批判が中心で、ソ連の記録による取材はやり辛かった。住所を割り出し取材にこぎ着けるまで5年かかった」〔0:47 - 2017年1月9日 〕—―

――(19)1月8日のBS TBSで放映された吉永春子さん制作の「魔の731部隊~ある傷痕」は噂に違わぬ日本のドキュメンタリー史に残る記念碑的作品だと思った。綿密な検証に基づく圧倒的な突撃取材。これぞジャーナリズム。※731部隊はこちら http://bacillus731.g.ribbon.to〔1:02 - 2017年1月9日 〕—―

以上

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