株式会社 希望(のぞみ)のブログです。

当社は「おうちの履歴書」で建てる前から完成まで一生懸命な不動産屋です!

「 暖簾分け 」

2011-04-12 17:13:27 | 日記
 今日は私が好きで、週に一度は食べたくなる蕎麦屋さんの話をします。

蕎麦屋さんと言っても私が食べるのは専ら釜めしなんですけど(笑)

蕎麦も手打ちで勿論、美味しいんだけどこの店の釜めしは絶品ですよ!特に牛

釜めしは美味です。

もし、ご賞味されて美味しくなかったら私がお代を払いますって位、とにかく

美味しいです。

御察しがつくと思いますが、その店こそ暖簾分けで出店されておられるお店な

んです。

そもそも「暖簾分け」制度とは封建時代以来商家の慣習で、長年勤続の奉公人

に独立して一軒持たせ同じ屋号を名乗ることを認めることを言います。

このお店、「山びこ」と言うんですが、暖簾先は「山がや」です!

名前こそ違いますが、店の構えから調度品、お品書きに至るまで全くと言って

同じなんです!

飲食業で一番大切な肝心のお味も、うっそー!と思わず発する位、完璧な味付

け具合です。

店主曰く、本家に20数年奉公して、10年前に開業なされたとのこと!本当

に素晴らしいと常々感心しております。

蕎麦は生き物ですから、気候、温度によって風味、食感に多少変化があります

。それがゆえに配合等には慎重で、至極、敏感に仕事しないと季節によって味

にバラツキが出てしまいます。

山びこの店主は20数年の長き奉公時代にその術を全て吸収されて開業に至っ

たのでしょう。

その証拠にどちらの店で食しても、寸分違わぬお味なんです!!!

人は、誰でも向上心がございます。どの師匠につこうともある程度一人前にな

ると師匠と違った路線へと進みたがるのが人情です。

ところがです、このお店は、店、味、サービスに至るまで完全に修行なされたお

店の歴史を継承されておられるのです。

どちらが、正しいのか、勿論答えはございません。しかし先人が培ってきた素

晴らしい財産を引き継いで行くのはとても素晴らしいことなんだと!!!

この店で大好きな牛釜めしを食べる度に、胸に調味料の七味の如く感じ入って

るお話でした。


「山びこ」 東大阪市高井田(産業道路沿い)駐車スペース 3台あり

      TEL 06-6784-2056



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