
先週は、広島の実家に帰省する所用などが重なり、宮古島探鳥の写真の整理もままならず、掲載ができませんでした。
夏風邪もやっとなんとか治った(まだ若干喉の痛みは残っています。)ようですので、これから取り戻したいと思っています。
6/27(火)宮古島の2日目、大野山林での早朝探鳥で幸先よく、オオクイナに出会え、ホテルに帰り朝食もおいしくいただくことができました。朝食後、まず、宮古島の最東端に位置し、日本百景のひとつに数えられる景勝地、「東平安名崎」に向かいました。アジサシ類が目標です。岬の突端にある灯台まで360度見渡せる景観を楽しみながら歩きました。
灯台下に広がる、岩礁に数羽のエリグロアジサシが見られましたが思ったより少なく、沖合のパナリ岩礁も双眼鏡で覗きましたが鳥影は見つかりませんでした。
駐車場に戻り、入り口の坂道を下り、保良(ぼら)漁港に向かいました、入り口でイソヒヨドリが迎えてくれましたが、目標のアジサシ類は遠くを飛ぶのが見られただけでした。漁港を右手に見ながら進むと行き止まりに数台の車が駐車していました。隣はビーチになっていて、砂浜に数羽のエリグロアジサシの群れが見つかりました。幸い海水浴客はいなく、そっと砂浜に降りました。砂浜で求愛ディスプレイのような仕草や(中にはめでたくカップル成立も)、直ぐ近くの岩礁では抱卵中のシーンが見られました。ただ此処でも砂浜には多くのごみが散乱していました、何処から流れ着いたものでしょうか。
ベニアジサシ、マミジロアジサシ、クロアジサシなどを探索しますが、残念ながら此処ではエリグロアジサシのみでした。
次に期待して、この場を後に予定通り、池間島に向かいました。
エリグロアジサシ(襟黒鯵刺、学名:Sterna sumatrana、英名:Black-naped tern、科属:カモメ科アジサシ属、体長:30-32cm、時期:夏鳥)
【分布・生息環境】夏鳥として、種子島、馬毛島、奄美諸島、琉球諸島などの小島や岩礁で繁殖する。海岸、海上に生息する。他地域では稀で、台風時などに北海道、本州、四国、九州、伊豆諸島、南鳥島などで記録がある。[VU]
【特徴】コアジサシより大きい。雌雄同色。ほぼ全身白く、背から翼上面は淡い灰色でほとんど白く見えることが多い。眼先~過眼線、後頭が黒く、額から頭上は白い。嘴と足は黒い
(真木広造 『日本の野鳥650』、平凡社、2014年 347頁)
名前の由来は、頭部分が白色、目の近くから後頭部へ流れる黒い筋模様(過眼線)を黒い襟に見立て、エリグロアジサシと名付けられたとのこと。
撮影機材:カメラ:Nikon D500
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
撮影日時:2017年06月27日10:49~
撮影場所:沖縄県宮古島市
全部をフォトチャンネルにしました。スライドショーでご覧ください。
エリグロアジサシ(沖縄県宮古島市)
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